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「二桁ナンバー」までなら可能! 「色褪せ」「変形」「錆」で劣化したナンバープレートの交換方法とは

数字等が判別できるナンバープレートがあれば新調できる

 どんなクルマにもついているナンバープレート。愛車を長く乗っているうちに色褪せてきたり、取り付けボルトの錆が広がってきたり、接触や引っかけなどのアクシデントで、劣化・変形してしまうことがある。

 このようにナンバープレートが、き損・汚損等した場合、新しいものに交換をしてもらうのが一番だ。ナンバープレートの交換となると、愛着のある番号まで新しいモノに変わってしまうのでは? と思っている人もいるようだが、手元に数字等が判別できるナンバープレートが残っている場合は、今まで使っていた番号とまったく同じモノを新調してもらえる。

 こうしたナンバー再交付は意外に簡単だ。

 運輸支局か自動車検査登録事務所に出かけて、窓口にある「自動車登録(車両)番号標再交付・交換申請書」に必要事項を記入し、車検証の原本とともに提出し、申請をすればOK。ナンバープレート代(交付手数料)は、オーソドックスなペイント式のナンバープレートで、1枚745円(千葉県の場合。都道府県によって若干異なる)。

 新しく作り直すため申請日当日に受け取ることは出来ないが、おおよそ1週間で完成。フロントナンバーの場合は、受け取り時に古いナンバープレートを持って行けばOKだが、リアは封印の関係があるので対象車の持ち込みが必要だ。

 申込時に渡される再交付の引換証の有効期間は、ナンバー出来上がりから1か月なので、その間に受け取りに行けばOK。ひとつ気をつけなければならないのは、同じナンバーを再交付できるのは、使用しているナンバーを所管している運輸支局か自動車検査登録事務所に限られるという点。つまり名古屋ナンバーのナンバープレートを、品川の東京運輸支局(品川陸事)に持ち込んでも再交付はできない……。

 クルマを購入してから住所が変わったが、車検証が前の住所のままで、なおかつナンバーを変えたくないという人は、元の管轄の運輸支局か自動車検査登録事務所まで出向くか、代行業者を頼むしかない。

シングルナンバーは不可能だが、二桁ナンバーなら交換が可能

 また「品5」などのシングルナンバーも再交付できるかを、関東陸運振興センターに確認したところ、そうした昭和40年代の古いナンバーだと、そのまま再交付は出来ないとのこと。「品川55」など、二桁ナンバーならセーフだということも付け加えておきたい。

 ちなみに劣化・変形したナンバーを、自分(あるいは業者)で板金・塗装して補修するのもひとつの手だが、法的には「自動車登録番号の識別」に支障がなければ、基本的に一応OK。ただし、ナンバープレートの文字を改ざんしたり、折り返したりするのは違法になるので、原則としてナンバープレートの加工はやめて欲しいとのことだった(関東陸運振興センター)。

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