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GT-R用をロードスターに流用! 今人気の「着回し」純正ホイール4選

ホイールのイメージ

近年はデザインも性能も高いものが多い!

 純正ホイールといえば、ひと昔前まではデザインもイマイチでオフセットも甘かったため、クルマ好きからしてみれば真っ先に交換したくなる部分であった。しかし、最近ではデザインやオフセットといったサイズもツライチに近いサイズとなっており、そのまま乗っていても十分満足できるものが増えてきている。

 そのため、純正ホイールは他車種に流用されることも珍しくなく、一部の純正ホイールは流用前提で社外ホイール並みの人気となっているものも存在するほど。そこで今回は流用目的で人気となっているホイールをピックアップしたい。なお、純正ホイールはそのメーカーのハブ径に合わせて作られていることが多く、一部の流用にはハブ径の加工やスペーサーで逃がすといった手段も必要となるのでご注意いただきたい。

日産スカイラインGT-R&日産GT-R用

 流用の定番といえばGT-R系の純正ホイールだろう。R32型から現行のR35型まで、スポーティかつシンプルなデザインを採用。スポーツカーからミニバン系まで車種を問わずにマッチする。なお、R32からR34までの第2世代用はBBSが、R35用はレイズが開発を担当している。

 また、GT-R用ということもあって鍛造となっており、鋳造よりも軽量に仕上がっていたのも人気のポイント。他の日産車への流用のほか、歴代で唯一114.3の5穴である3代目ロードスターへの流用も密かな人気となっている。

ミニ純正(BMW製 初代~2代目)

 オシャレでカワイイ雰囲気が老若男女問わず人気となっているミニ。純正オプション設定されているホイールも種類が豊富で、どれも社外品に勝るとも劣らないデザインが人気となっている。

 そんなミニ、1959年に登場したオリジナルモデルは101.65という特殊なP.C.D.となっていたが、2001年に登場したニューモデルはなんとP.C.D.100の4穴と、日本の軽自動車からコンパクトカーにピッタリのサイズとなっていたのだ。

 残念ながら(?)2013年に登場した3代目モデルからは5穴のP.C.D.112というドイツ車的なものになってしまったが、2代目モデルまでの純正ホイールは流用派にとって隠れた人気となっている。

日産シルビア純正(S13後期)

 現在の軽自動車のホイールといえば4穴のP.C.D.100というのが定番であるが、80年代後半から90年代初めのスズキ車はなんと4穴でありながら、114.3というP.C.D.を採用していた。とくに初代ワゴンRやセルボモードはモデル途中で114.3から100へP.C.D.が変更されており、知らずにホイールを手配して涙した人もいるのではないだろうか(筆者もそのひとり)。

 そのため、ちょうどいいツライチオフセットのホイール探しが難航してしまうのだが、ここでピッタリなサイズになるのがS13系シルビアに純正装着されていたもの。さすがにノーマル車高では厳しいが、ローダウンした個体であればツラツラに収まるのであった。

ホンダ・タイプR純正

 GT-R用が人気ということであれば、もちろんホンダのピュアスポーツモデルであるタイプR純正も流用としては人気のものとなる。基本的には5穴の114.3がメインとなるが、初代インテグラタイプRの前期型は4穴の114.3というサイズとなっており、4穴ホンダ車ユーザーにも人気が高い。

 5穴のタイプではヴェゼルといったSUVやステップワゴン、ストリームといった多くのホンダ車への流用実績があり、手軽にスポーティな雰囲気が出せるとして重宝されている。

 今年、ホンダアクセスが発表したホンダeベースのe-DRAGにも、NSXタイプR用の純正ホイール(フロント用4本)が流用されていたことも記憶に新しいところだ。

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