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氷だけじゃなく雪にも強い! ヨコハマタイヤの新作スタッドレス「アイスガードセブン」誕生

新型アイスガードとウルトラマン

13インチから20インチまで全89サイズを展開

 横浜ゴムは、乗用車向けのスタッドレスタイヤシリーズ「アイスガード」の最新作として、「iceGUARD7(アイスガードセブン)」を9月1日(水)より発売する。全89サイズで、オープンプライス。

新開発の専用パターンを採用

 その数字が示すとおり第7世代となるが、これまで一貫してこだわってきた「氷に効く=氷上性能」をさらに高めているという。さらに、雪上性能も向上させてことで、先代モデル「アイスガードシックス」で好評だった「永く効く=性能持続性」も兼ね備えて進化を遂げた。

 トレッドパターンは、新たな開発アプローチとなる「接地とエッジの両立技術」により、ヨコハマのスタッドレスタイヤ史上最大となる接地面積と溝エッジ量を実現した専用パターンを開発している。イン側には幅広リブのパワーコンタクトリブEX、センターには縦長のベルトブロックにより氷上の発進&制動で効果を発揮するマルチベルトブロックEXを採用する。そしてアウト側には互いに支え合う大型ブロックにより、コーナリング時でもブロックが倒れ込むことなく路面に密着するコレクティブビッグブロックEXを採用し、氷上性能を高めた。

 さらに、雪上性能をたかめるため、イン側には傾き角度が異なる複数の横溝を配置したマルチダイアゴナルグルーブを採用した。センターとアウト側はジグザグに刻まれた縦溝であるトリプルライトニンググルーブを配置し、雪上コーナリングのグリップ性能と排雪性に大きく貢献する。

 そのほかにも、各ブロックの中央部とエッジ部で異なる傾斜を採用するダブルエッジマイクログルーブを採用する。これにより、横方向のエッジ効果向上と、氷上の水膜を効率よく排出。また、同じく新開発のクワトロピラミッド グロウンサイプは、タイヤの50%摩耗時でもサイプが太くなるように設計している。これにより、ブロック剛性増加による初期の氷上性能向上に貢献するほか、摩耗時のエッジ効果をキープし氷上性能の維持にも貢献してくれる。

“セブン”専用のウルトラ吸水ゴムを開発

 コンパウンドも、アイスガードセブンのために「ウルトラ吸水ゴム」が専用開発されている。従来モデルにも採用してきた新マイクロ吸水バルーンに加え、今回新採用となった吸水スーパーゲルによって瞬時に吸水する。さらに、新採用のホワイトポリマーIIのよってシリカを分散させてたことでゴムがしなやかになり、氷に密着する。

 そして、同じく新採用のマイクロエッジスティックにより、氷や雪を噛むエッジ効果を発揮。氷と雪の両方でしっかりとスタッドレスタイヤの昨日を発揮してくれる。オレンジオイルSも継続採用しており、劣化抑制効果をもたらしてくれることで長く性能を発揮するタイヤとなった。

 ウルトラ吸水ゴムによって吸水率は先代モデルに比べて7%も向上。氷上性能は12%、雪上性能は3%向上した。安心して冬道を走りたいユーザーにとって、力強い味方となってくれるだろう。ラインアップは、155/65R13から245/40R20までの、全89サイズとなっている。

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