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イマドキの新車に負けない「クラシック911」が手に入る! 最近よく聞く「レストモッド」とは何か

往年の名車を現代流に「リブート」する新潮流

 最近「レストモッド」という言葉を聞く機会が増えてきた人も多いのではないだろうか? この「レストモッド」とは、古くなってしまって各部が劣化してしまった車両を新車状態のように近づける「レストア」と、車両をカスタマイズするときに用いられる「モディファイ」を掛け合わせた造語となる。

 レストアがなされるような車両は今から数十年以上前のクラシックカーが中心であり、もちろん当時の雰囲気をそのままに復元するレストレーションも十分に価値のある行為である。それにプラスしてエアコンやパワステ、ナビゲーションといった現代車には必要不可欠な快適装備をプラスしたり、エンジンをより信頼性が高くパワーのあるものに換装したり(場合によっては電動化される場合もある)といったカスタマイズも同時に実施。現行車にも勝るとも劣らない快適性と走行性能をプラスするのがレストモッドというワケだ。 現在は数多くのファクトリーがレストモッドを手掛けているのだが、元々レストアがなされるほど価値の高いクラシックカーをベースに、本格的なレストレーションに加えて大幅なモディファイもなされるため、その価格は天井知らず。

 オーナーの要望に合わせてモディファイがなされる場合もあるため、その価格は“時価”と言えるほど。われわれ一般庶民には到底手が届くものではないのだが、それでも欲しくなるほど魅力的なレストモッドモデルをご紹介したい。

ポルシェ911 リイマジンド by シンガー

 アメリカのカリフォルニア州に本拠を置くシンガー社は、顧客の要望に応じてポルシェ911のレストア、チューニング、カスタマイズを行っている。911をベースに新車と見まがうほどのレストレーションを実施している。

 駆動方式はAWDのほか、RWDも選択でき、ステアリングの位置も右と左の両方が選択できる。当然ながら内装も新たなマテリアルで張り替えられ、トランクやエンジンルームに至るまでレザー張りとなるが、これもオーナーの希望でいかようにもすることが可能だ。

キメラ・アウトモービリ キメラEVO37

 WRC(世界ラリー選手権)のグループBクラスに参戦するため、1982年にランチアがアバルトとともに開発し投入したランチア・ラリー。このモデルはランチアのミッドシップスポーツカー、ベータ・モンテカルロをベースとし、キャビン以外の部分をスペースフレームで創り上げたコンペティションマシンだ。ちなみに愛称の037は開発コードであり、正式名称は単に「ラリー」である。 そんな往年のラリーマシンを現代風にリマスタードしたのが、キメラ・アウトモービリ社が手掛けた「キメラ・EVO37」である。これは既存のランチア ラリーをベースにしたものではなく、ラリーのベースとなったベータ・モンテカルロがベースとなっており、オリジナルのラリーと同じく前後をスペースフレームで創り上げたもの。 エクステリアはラリーの面影を強く残しながらも現代風にアレンジされたもので、搭載されるエンジンはオリジナルにも搭載された2L直4エンジンを2.1Lまで拡大。ターボとスーパーチャージャーをプラスすることで505ps/56.0kg-mを発生するものとなっている。

レジェンデ・アウトモビル ルノー5ターボ

 1972年に発売されたルノー5(サンク)は、なんの変哲もないFFレイアウトのコンパクトカーだ。アルピーヌが手掛けたホットモデルも存在していたが、こちらもWRCで勝つためにサンクをベースに大幅な“魔改造”を施したのが78年に登場した5ターボである。 これはフロントに搭載されていたエンジンをミッドシップに搭載するという荒業で、ボディは大幅にワイド化。搭載されていたエンジンは1.4LのOHVターボ(160ps)とスペックだけ見るとそこまでのモンスターっぷりはないが、その見た目のインパクトは絶大だった。 そんな5ターボのレストモッドを生み出したのが、フランス系の企業であるレジェンデ・アウトモビルだ。ベース車の雰囲気を色濃く残しながらも、LEDライトを多用した近代的なフォルムと、フロント16インチ、リヤ17インチの大径ホイールを納めるためにより拡大されたフェンダーが最大のアイコン。 メカの詳細は公表されていないが、MAX400psを超えるターボエンジンと、3ペダルMTが組み合わされているとのこと。足まわりは5ターボ マキシと同様のジオメトリーのダブルウィッシュボーンがおごられているそうだ。

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