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楽しいキノコ狩りのはずが「謎の異臭」に襲われた! 上級者がやっちまったトホホな「キャンプ失敗エピソード」7選

冬キャンプのイメージ

この記事をまとめると

■不慣れなことをして失敗

■気が付かずいつのまにかトラブルに……

■変な余裕が命取りに……

大丈夫だろうが思わぬ失敗につながったことも……

 つねに環境や条件が変わる自然を相手に楽しむキャンプは「失敗を繰り返しながら上達する」と言われるだけに、どんな上級者でも失敗のひとつやふたつは経験済み。ここではキャンプの達人が体験した“やっちまった”失敗エピソードをご紹介します。

失敗その1:友人の結婚を祝うはずのキャンプに激震

(つめの甘い男さん談)

 学生時代から付き合いのある友人の結婚が決まり、いつもの仲間が集まって「お祝いキャンプ」を催すことが決まりました。いつもなら安いビールで盛り上がるキャンプですが、今回は結婚の前祝いと言うこともあり、幹事である私は高級なシャンパンとワインを用意するサプライズを計画することに。プラスチックのコップを封印してしっかりとグラスを揃え、まずはシャンパンで乾杯。続いてかわいい奥さまの誕生年のビンテージワインを取り出した瞬間……ワインオープナーを忘れたことに気がついたのです。

 オープナーを忘れたと自白した瞬間、盛り上がっていた空気は一変し仲間たちは右往左往。「ワインオープナーを持っていませんか?」とキャンプサイトを巡り、オープナーをお借りできたことでことなきを得ましたが、準備不足の自分に反省した苦い思いです。

失敗その2:MTBを楽しんだ帰り道に遭遇した地獄の瞬間

(悲劇のジャイアントさん談)

 夫婦で楽しむキャンプを楽しむため、念願のMTB(マウンテンバイク)をお揃いで購入。キャンプ地での行動範囲も広がり、キャンプ場をベースに道の駅や美しい湖畔のサイクリングを満喫することができました。MTBを手に入れたことで、キャンプはより充実したものとなり妻も大喜び。その日は夫婦で20km以上も走り回り、専用のルーフラックにMTBを乗せて帰途に付いたのです。

 帰り道、妻の「楽しかったけど疲れたね。帰ってから夕食を作るのが面倒だからご飯を食べて帰ろうよ」の提案に乗り、自宅近くのファミレスに寄ることに。そして、国道沿いのファミレスに入ろうとした瞬間「バキッ」という音と衝撃に驚いてクルマを止めると、入口に設置されていた高さ制限の鉄製のゲートにルーフに積んだMTBが直撃していたのです。フレームが曲がってしまった念願のMTBは残念なことに修理することができず廃車になりました。

失敗その3:お気に入りのアノラックが火の粉でボロボロに

(M.Nさん談)

 昨年の冬、念願だった某有名アウトドアブランドのアノラック(寒冷地などで着用するフード付きアウター)をゲット。ネットやアウトドア専門店で色やサイズを調べ上げ、セールを狙って“清水の舞台から飛び降りる”気持ちで購入したのです。鏡の前で何度もコーディネートを確認し、春キャンプの準備は万端。そして、春の訪れを迎え仲間とのキャンプにいざ出陣です!

 キャンプ場へと向かう途中に食材を手に入れ、地の食材を使った豪華なBBQは大盛況でした。大いに楽しんだ春キャンプでしたが、帰ってみると自慢のアノラックはポツポツと穴だらけ……。そうです、焚火の火の粉でナイロン製の生地が溶けてしまい、自慢のアノラックに無数の穴が開いてしまったのです。一度のBBQでダメージを受けたお気に入りの一着。もうタンスの奥から出ることはないでしょう。

失敗その4:釣りキャンプで犯した妻の大罪

(魚紳の嫁さん談)

 数年前の話ですが、釣り好きの主人のすすめもあり私もルアーフィッシングを始めることになりました。それまでのキャンプとは違い深夜にクルマを走らせ、日の出と共に釣りを楽しんでからキャンプ場に向かうことが恒例に。そんな釣りキャンプを楽しんでいた春の出来事です。

 大きなブラックバスが釣れて大満足の主人と釣り道具を片づけ、キャンプ場へと向かおうとしたそのとき、私が後部座席の窓を閉めようとスイッチを押すと聞いたことのない音が響き渡りました。後ろを振り返ると閉まった窓が主人の釣り竿を挟みこみ、竿の先が見事に折れているではありませんか……。

 主人の顔は真っ青。何度も謝りましたが、その後のキャンプでは口を聞いてもらえませんでした。私は「そんなに怒るのなら、しっかり固定しておけよ!」と思いましたが、口には出さずにそっと胸に収めておきました。

失敗その5:秋のキノコ狩りで経験した異臭事件の原因とは

(きのこの山は大好きさん談)

 キノコ狩りに出かけたときのことです。キノコを使った秋の味覚を楽しもうと仲間たちを誘ってキャンプに出掛け、奥深い林の中でキノコ狩りを十分に楽しみました。収穫したキノコをプロの方に選別をしてもらい、意気揚々とクルマに乗り込んでキャンプ場へと向かったのですが、数分後に同乗者たちがザワつき始めたのです。

 友人が「ねぇ、何か臭くない?」と言い出し、窓を全開にしたのですが、謎の異臭は増すばかり。違う友人が「キノコが臭いのかな」とクルマを止めて確認しても臭いはしません。クルマを再び発進させた数分後、車内の温度が上がって来ると悪臭は強烈さを増し、耐えられないレベルに達したのです。限界を迎えた私たちはクルマを止め悪臭の原因を探しました。

 その結果、後部座席に座る友人が林の中で「う●こ」を踏んでいたらしく、その原因を突き止めた瞬間……全員大爆笑。「う●こ」が付いた靴とカーマットをビニール袋に密閉し、窓を全開にしたままキャンプ場に無事到着。今でも友人たちが集まると笑い話として語り継がれててるエピソードですが、キャンプから帰ってすぐ愛車のマットを買い直したこととキノコが苦手になったことは秘密です。

失敗その6:オートキャンプで味わったトンデモなハプニング

(バツとテリーさん談)

 数年前、キャンプ道具の充実を図るためにポータブル冷蔵庫を購入しました。シガーソケットから電源が取れることもあり、オートキャンプでは夏は冷たく冬は暖かい飲み物が楽しめるので重宝しています。

 そんなポータブル冷蔵庫にまつわるエピソードですが、購入したその年、ポータブル電源を稼働させたまま一晩を過ごしてしまいオートキャンプ場でクルマのバッテリーを使い果たしてしまったことがあります。お隣のキャンパーさんにお願いしレスキューをお願いしたのですが、サイトにクルマを頭から止めていたこともありブースターケーブルが届かず(バッテリーがエンジンルームにあるため)。クルマの脇に張ったテントとタープを撤収して、救助してもらったのです。

 その後、再びテントとタープを張り直すことになり、バッテリー上がりの恐ろしさを痛感させられました。今ではオートキャンプだけでなく、ショッピングモールなどの駐車場でも荷物の出し入れが不便でもバックで駐車しています(笑)。

失敗その7:ガソリンスタンドまで……残り200mの悲劇

(孤高の四駆乗りさん)

 少し前、山梨県のキャンプ場で過ごした帰り道のことです。自宅のある千葉県から目的地までは余裕で走れると思い給油をせずに出かけたのですが、キャンプ場へと向かう道に迷ってしまい細い山道を行ったり来たりと大迷走。何とか無事に目的地に到着することができ2泊3日のキャンプを楽しみました。

 3日目、家族を乗せて帰途に着いたのですが、キャンプ場を出た瞬間に燃料計のランプが点灯。近所のガソリンスタンドで給油すれば大丈夫と高を括っていたのですが、田舎道にある給油所はどこもお休み(汗)。結局、高速道路の入り口近くまでガソリンスタンドは見つかりませんでした。

 何とかガソリンスタンドの看板を見つけて安心したその瞬間、急にエンジンがストップ。2016年のル・マン24時間レースでトップを走っていた中嶋一貴選手が、ゴール寸前で叫んだ「ノーパワー!」の言葉が私の頭の中でリフレインしました。ガソリンスタンドまで残り200m。家族をクルマに残し、トボトボとガソリンスタンドまで歩いて救助を要請しました。

 携行缶を借りてエンジンを掛け、ガソリンスタンドで満タンに給油して帰ってきたのですが、家族からは大ブーイングの嵐だったことは言うまでもありません。今でも父親の面目はエンプティ状態が続いています。あと200m……。皆さんもキャンプの時はガス欠にご注意ください。

※写真はすべてイメージです。

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