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「シャコアゲ」「シャコタン」「車中泊仕様」も自由自在!「ハイエース」カスタムが人気を集める理由とは

キーワードは「アウトドア」「車中泊」「シャコアゲ」

 商用車カスタムで1番人気のベース車といえばハイエース。それは間違いないのだがここ数年、その様相に変化あり。キーワードは「ライフスタイル」。キング・オブ・ガテンなクルマの変わりっぷりと、その仕様の作り方を詳しく紹介していく。初出:CARトップ2021年9月号(一部加筆)

ハイエースカスタムは「サゲ」も「アゲ」も人気

 商用1BOXベースのカスタムの絶対的王者、ハイエース。膨大なパーツ点数や多種多様なカスタムスタイルを内包し、1台のベース車でさまざまな方向性にアレンジ可能だ。 もっとも代表的なスタイルといえばロワード。車高を下げてエアロを巻き、フォルムを作る定番スタイルである。対応パーツ点数が最も多く、取り扱うショップも非常に多い。

 一方、近年盛り上がりを見せているのがアゲ系。ロワードとは逆に車高を上げる(リフトアップ)スタイルだ。こちらはアウトドアやオフロード指向のユーザーに受け入れられ、ゴツゴツ系のオールテレーンタイヤなどとの足まわりコーデが定番。

 大型のレジャーギアを荷室に積み込んで出かけるスタイルは1BOXならでは。このようにライフスタイルをカーライフに反映させるユーザーが多いのもアゲ系カスタムの特徴といえる。

カスタムに必要な最低限のパーツ3選

【シャコアゲ編】

1)タイヤ&ホイール

 アゲ系の定番パーツといえばタイヤ&ホイールだ。極端な話、純正サスでもタイヤ外径をアップするだけで車高は上がり、それが超お手軽なアゲ系だ(外径差に注意)。凹凸が大きいオフロード系のタイヤを組み合わせると、アウトドア志向の雰囲気も出せる。

2)ベッドキット

 アウトドアやレジャー志向の強いアゲ系なので車内にはベッドキットを設置して、出先でもすぐに仮眠できるようにしておきたい。内装カスタムのベースにもなるので、インテリアを自分流にドレスアップする際には方向性を最初にある程度決めておくべし。

3)リフトアップキット

 足まわりでリフトアップするならライトなキット(2インチUP程度まで)が定番。フロントはトーションバーを絞って車高調整、リヤにはシャックルを使うのがもっともベーシックだ。ショックなども含めたオールインワンキットも流通している。

【シャコタン編】

1)タイヤ&ホイール

 ロワードフォルムの定番は大径ホイールの導入だ。ハイエースは6穴&ハイインセットなので、専用ホイールが必要。ただし昨今は20インチモデルなんてのも用意され(通常は16インチや17インチ)、デザインもよりどりみどり状態なのが嬉しい。

2)LEDテールレンズ

 縦型でいかにも商用車然としたハイエースのテールランプだが、アフターパーツはかなり豊富。LEDバーを使ったモデルやシーケンシャルタイプなども用意される。リヤビューを一変させる効果があるのでモデル選びを楽しんでみよう。

3)ローダウンアイテム

 フロントはトーションバーを緩めて車高を下げ、リヤはリーフスプリングにロワリングブロックを使って下げる手法がもっともお手軽。2インチ程度までのロワードで、フォルムと乗り味を両立させるのがライトユーザーの定番だ。ショック交換も効果あり。

車中泊仕様が作りやすいハイエース

 ハイエースで定番になりつつあるのが車中泊仕様だ。広大な荷室に「ベッドキット」と呼ばれる脱着式のフロアを設置することで、快適に車中泊ができるのが魅力。具体的にはセカンドシートの後方に木製や金属製のフレームを設置し、上部をベッドパネルで覆う仕組み。標準ボディでも全長1800mm程度のフラットスペースを作れ、大人でも足を伸ばして寝られるので快適。ベッドキットには単純なフラットフロアのほかに、ベッドマットの両側跳ね上げ収納や二段ベッドなど、さまざまな仕様がラインアップされているので個々の用途によって選べるのが嬉しい。 荷室(セカンドシートも含める場合もあり)を使って広大なフラット面を作るのも、ハイエースの内装カスタムの定番。ミニバンのフルフラットとは異なり、凹凸もなく車中泊の快適さは抜群。荷物隠しのトノカバーにもなる。 オシャレな1BOXカスタム(バンライフなどと呼ばれる)で、いまもてはやされているのがルーフトップテント(折り畳み式)。車内を広々使いながら広い就寝スペースも稼げる。 4月に開催された「日本キャンピングカーショー」のとあるブースの商談コーナー。つねに満席で関心の高さが感じられた。

アウトドアライフを過ごしたくなるハイエースデモカー4選

FLEX

 ハイエースの中古車販売はもちろん、専用パーツも充実させるフレックス。なかでもリノカ・コーストラインに注目だ。現行ハイエースのフェイスをモディファイして往年(50系)の顔つきを再現。ほかとは違うハイエースを楽しめる。

T-STYLE AutoSales

 アメリカンテイストのカスタムや大径ホイールを使ったロワードスタイル、アウトドアを意識したアゲ系などを手がける同ショップ。オリジナルのバンパーガードやグリルガードなど、アゲ系に欠かせない外装カスタムパーツも充実する。

MODELLISTA

 トヨタのワークス系メーカーであるモデリスタにも、ハイエース用パーツが多い。MRTと呼ばれる仕様は荷室をフラットフロアにしてベッドなどを装備し、レジャーにも仕事にも使えるモデル。外装パーツなども用意されているので、アレンジも自在だ。

CRS

 同社のエセックスブランドは、ハイエース用ホイールを多数ラインアップしている。アゲ系にも最適なELは、オールテレーンなどのオフ系タイヤともマッチングが良い。またスクエアタイプのオバフェンなど、アゲ系に照準を合わせたパーツも充実。

キャラバンでカスタムってどうなの?

 ハイエースのライバルとなるのが日産キャラバン。ハイエースほどではないにしても内・外装パーツも充実し、ロワード/リフトアップのカスタムにも対応。現行モデルの人気も高まりつつあるので、個性派1BOXカスタムを目指すなら注目のベースだ。 またメーカーもキャラバンの「外アソビ」仕様を強く押している。写真はNV350キャラバンに遊び心満点の特別装備を備えたブラックギア。オレンジのアクセントを備えた内外装が特徴だ。ベッドキットなどを装備して、アウトドア仕様にアレンジするには絶好のモデル。 こちらは今年の日本キャンピングカーショーに出展された「NV350キャラバンマルチベッド」。左右跳ね上げ式のベッドを備え、車中泊はもちろん、テレワークが推奨されるいま、出先で仕事をワーケーションもこなせる装備である。

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