軽トラ界のスーパーカー!? 走りが楽しすぎたスバル製サンバーを振り返る
現在はかつてほどではないにせよ、スバルといえば水平対向エンジン。そして、水平対向エンジンを搭載する基盤となった、“クルマを上から見ると駆動系が左右対称となる”シンメトリカルAWDなど、ユニークかつ高性能なメカニズムの採用が、愛される理由のひとつである。
インドア派をも虜にしたマニアックで乗って楽しいサンバーとは?
筆者はスバル製サンバー(7代目以降のモデルはダイハツOEM)としては最後となった6代目モデルの軽トラック、しかもフラッグシップのスーパーチャージャー+4WD車を2年ほど所有したことがある。今回は当時の思い出などを振り返ってみたい。
師匠から譲渡されレストア&カスタムを駆け足で実践!
3年前のことだ。筆者の師匠である国沢光宏さんが所有し、あくまで合法的な範囲でかなりのカスタマイズを施したサンバーを手放すことになり、少々オーバーながら「このチャンスを逃したら、一生サンバーに乗れない」とスイッチが入り、譲り受けた。
もう少し使い勝手があるバンだったら良かったのだが……
「運転する楽しさ」だけであれば高回転まで良く回るNAエンジンが優勢だが、高速道路などを考えると動力性能に余裕あるスーパーチャージャーのメリットはやはり大きかった。また、リフトアップの際には同時にショックアブソーバにも手を加えたので、乗り心地とハンドリングが同時に向上し、より楽しく快適なクルマとなった。