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コロナ禍で入居待ちが続出? クルマが主役の「ガレージアパート」気になる「コスト」と「住みやすさ」

近年人気の「ガレージアパート」ってどんな人が借りてるの?

 近年増えつつあるガレージアパート。従来あったような車庫付きの賃貸住宅というよりは、趣味性を重視したデザインでカーライフを彩る基地となるような物件が増えています。ガレージアパートを企画販売しているDAYTONA HOUSE×LDKさんに、契約者層や実際の使われ方などを聞いてみました。

カスタマイズの幅がある賃貸住居

 クルマやバイクを趣味とするユーザー層を狙ったガレージアパート。物件によって異なりますが、1階部分をガレージとし、2階部分を住居スペースにするのを基本としています。

 基本的なシステム自体はシンプルなものとし、好みによってある程度変更することが可能。そのほか、ガレージ部分も契約者の好みによって棚を設置したり、鉄骨部分をうまく活用することで立体的な配置が可能だったりと、ベースがシンプルだからこそカスタマイズの楽しみがあるのも、エンスーな人には嬉しいポイントと言えます。

 また、敷地内に洗車場がある物件もあります。DAYTONA HOUSE×LDKにはクルマ好きの人も多いとのことで、このように洗車場やカスタマイズができるポイントは、クルマやバイクが好きな人が考えたからこそのアイデアと言えるでしょう。

全国で150人ほどの入居待ち

 現在、ガレージアパートの人気は高まっているとのことで、DAYTONA HOUSE×LDKが取り扱っている物件だけでも、全国で150人ほどの入居待ちがいるそうです。契約者層は幅広く、趣味のスペース兼住居という当初のコンセプト通りの使用をするほか、セカンドハウスとして通常時は趣味クルマを置いておいて週末だけ利用するといった具合に個人的な使い方の場合もあれば、店舗や倉庫兼事務所として使用する事業者もいるとのこと(写真はシャッターに専用ガラスサッシアタッチメントを取り付けた店舗使用例)。シンプルな内外装デザインだからこその拡張性があるという印象を受けます。

 事業展開という点で考えれば、クルマ好きでないオーナー(大家)もいないことはないですが、オーナーも比較的クルマやバイクが好きな方が多いとのこと。そういったオーナーの要望にある程度沿って建築することも可能なので、オーナーの個性が出てくるのもほかのアパートにはない面白い点だと言います。

ガレージアパートならではの「良い立地」

 また、ガレージアパートを建てる上で重要となってくるのが立地だそうです。駅近で家賃が高くなってしまうよりかは、郊外などクルマでのアクセスがしやすい立地の方が好評な場合が多いそうで、近くにワインディングがあったり自動車関連施設が多いなど、クルマやバイクを交えたストーリーが描ける立地の方が、人気が高い傾向にあるそうです。 ガレージアパートの需要は現在伸びているそうで、これから竣工予定となっている物件もあるとのこと。またテレワークの推進も、ガレージアパートの需要に拍車をかけているそうです。

 ガレージライフと聞くと、一軒家を立てなければいけないイメージが強いかもしれませんが、賃貸アパートで憧れのガレージライフを手に入れるというのも選択肢として今後増えていきそうです。

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