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意外と高価なクルマの「アフターパーツ」! たった「ひと手間」で長持ちさせるお手入れ術3選

アフターパーツのメンテナンス

アフターパーツの寿命を延ばすメンテナンス術とは

 決して安い買い物じゃないクルマのアフターパーツ。10万円オーバーなんて製品も珍しくないだけに、できる限り長く使いたいと思うのが当然だろう。しかし、エンジンに定期的なオイル交換が必要なのと同じで、パーツもメンテナンスせず使いっぱなしでは、壊れるとまではいわずとも寿命を縮める可能性がある。では具体的にどんな手入れをすればいいのか、代表的なカスタムパーツを例に考えてみたい。

車高調が錆びてませんか!? 洗浄&防錆処理で対策する

 まずはチューニングにもドレスアップにも人気の車高調。よく聞くのは「ネジ部が固着して動かない」という症状だが、コレを防ぐには定期的なメンテナンスが不可欠なのだ。休日のたびにやれとは言わないまでも、定期的にジャッキアップしてタイヤを外し、金属製じゃないブラシでネジ部を掃除してから、防錆スプレーを全体的に吹き付けるだけで、錆びや異物を噛み込みむトラブルの大半は防げるはず。

 なお掃除するときはロックシートを緩めて動かし、隠れていた部分も忘れずにキレイにしておこう。また泥だらけの未舗装路や融雪剤が撒かれた道を走ったあとは、洗車と併せて高圧洗浄機のホースをタイヤの隙間に突っ込み、洗い流すだけでも効果はあるので面倒がらずにやってみよう。

ダストの洗浄はもちろんタイヤの保管場所にも気を付けたい

 次はホイール。洗車してキレイにするのは誰もがやっていると思うが、もうひとつ美しさを保つために必要なのが鉄粉の除去だ。ホイールの表面にはブレーキダストに含まれる鉄粉が付着しており、放置すると錆びや落ちにくい汚れの原因になってしまう。

 カー用品店で鉄粉を取り除くケミカルを購入し、ホイール全体に吹き付けてから10分ほど放置。そうすると鉄粉が浮いてくるので、水で薬剤と一緒に洗い流すだけで完了だ。よりキレイな状態を維持したいなら、コーティングを施してもいい。ブレーキダストが付着するのは変わらないが落としやすくなり、砂や小石による小さな傷も防げるのでオススメ。自分でできるDIYからプロに依頼する方法まで、予算や目的をよく考えて選ぶようにしたい。

 なお夏と冬でタイヤを交換する人は、保管するコンディションにも留意しよう。基本は紫外線や雨風を避ける、つまりガレージや屋内保管が理想。

 スペースの問題で外で保管せざるを得ない場合でも、剥き出しの野ざらしを避けるだけでも劣化はだいぶ避けられる。また、外したついでにトレッドに釘などが刺さっていないか、サイドウォールにヒビ割れがないかも確認しておけば、次のシーズンも安心して使えるしトラブルも未然に防げるだろう。

ドレスアップパーツでもあるので光沢感をしっかり保つ!

 最後はマフラーのメンテナンスについて。現在の社外マフラーは大半がステンレスやチタンで、スチール製ほど錆びを心配する必要はなくなった。ただし装着する位置が地面に近いので、傷や汚れが付きやすいパーツでもある。排気効率にはまったく影響がないにしても、キレイな見た目を維持するに越したことはない。カンタンかつ昔からの定番は、金属用の研磨剤を使う方法だ。

 ウエスに付けて磨くだけと難しいテクニックは不要で、注意点も火傷しないようマフラーが冷えてから作業する程度。それで新品のような輝きが復活するとなれば、試さないのは正直いってもったいない。

 コダワリも愛着もあるであろうカスタムパーツ、ほんの少しメンテナンスに気を遣うだけで、寿命は伸ばせるしコンディションも維持し続けられるのだ。

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