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「段差はそろーり」「ご近所には愛想よく」じつは気苦労が絶えない「カスカムカー乗り」の悲哀

カスタムカーのイメージ

カッコいいクルマに乗るため苦労することも……

 愛車をより自分らしくするために、はたまたスポーツ走行をするために、クルマにさまざまなカスタマイズを施している人は少なくない。今回はそんなカスタム車両に乗っているユーザーならではの苦労や気をつけていることをピックアップ。「あー、あるある!」と思っていただければ幸いだ。

段差には人一倍ビンカン

 ローダウンをしているユーザーやエアロパーツを装着しているユーザーにとって、大敵となるのが「段差」となる。例え最低地上高9cmをしっかり確保していたとしても、車両の形状や路面の状況によってはエアロパーツや下まわりをヒットしてしまうことは珍しくない。

 とくに歩道を跨いで進入する店舗などは、道路と歩道の段差が急なことも多く、知らない土地での入店などは細心の注意を払って入ることもしばしば。また店舗から出るときも、左右の車輪を同時に段差から降ろすと一気に路面に打ち付けてしまう可能性が上がるため、極力斜めにアプローチするなどして対策しているのだ。

駐車場はなるべく周りにクルマがいないところに停める

 なんとか段差を乗り越えて入店したとしても、まだ油断はできない。次は駐車する場所を選定しなければならないのだ。

 利便性を考えれば店舗の出入口に近いところに駐車したいところだが、そこは一般車の多くも狙うホットスポット。ローダウンしているスポーツカーなどは大きなSUVから見えづらく、駐車しようとして接触……というケースも珍しくない。

 また、小さな子どもが乗っていると思われる車両は、子どもがいきなりドアを開けて愛車にヒット! なんてこともある。そのため、できるだけ店舗から離れた、ほかの車両が停める率の少ない場所を選ぶことが多いのである。

ご近所トラブルは極力避ける

 カスタムがなされた車両は、クルマ好きからすれば好意的な印象を持つかもしれないが、クルマに興味のない人からしてみれば、“得体の知れない改造車“という風に映るケースも珍しくなく、場合によっては暴走族の車両と混同されることもある。

 またアフターメーカーのマフラーなどを装着している場合、いくらそのマフラーが合法であってもうるさいと感じる人もいるわけで、駐車場のご近所の人とトラブルになるケースもあるようだ。

 そうなるとクレーム問題に発展したり、場合によっては悪意あるイタズラの標的になることもある。そのため、極力周辺住民とトラブルにならないように、愛想よくふるまったり、深夜や早朝は極力アイドリングを控えるといった涙ぐましい努力も必要となるのである。

人一倍、交通ルールを厳守する

 これも前述のご近所トラブルに近いものがあるが、ただでさえ目立つカスタム車に乗っていると奇異な目で見られたり、暴走族と勘違いされたりすることも少なくない。それだけに普段の街乗りでは他の車両以上に交通ルールを厳守し、歩行者に対してはもちろん、対向車などに対しても積極的に譲ってみたり、前走車に対してあおり運転と思われないように十分な車間距離を取ったりと、カスタム車のイメージアップに勤しんでいるユーザーも多く存在しているのだ。

※写真はすべてイメージです。

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