サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

人見知り女子が最後は仕事にまでしてしまった! ハマると抜け出せない自動車「オフ会沼」の魔力

台湾のスバル車オフ会

自身の体験から女子ライターがオフ会参加を薦める理由とは

 コロナ渦でなかなか大きなイベントやオフ会などの開催が難しい昨今、仲間たちと気軽に集まることができずに悶々としているクルマ好きも多いのではないでしょうか? 私も「インプレッサWRX STIスペックC」に乗るスバリストで、暇さえあればドライブに出かけたり、クルマ好きの友人とプチオフを楽しんだりしてましたが、最近はそれができず悶々とした日々を送ってます。ありがたいことにクルマ好きが興じて今のライター業というお仕事をしてますが、最初はクルマをただひとりで楽しむものだと思っていました。

 現在はスバル車専門誌「スバルマガジン」の取材で、全国各地へとオフ会取材に出かけたり、SNSなどで知り合った仲間たちと過ごすうちに、考え方が少しずつ変わってきました。今回はそんな自身の体験談も交えながら、オフ会の楽しさをお伝えできたらと思います。

オフ会の参加が自動車ライターを始めるきっかけに!

 冒頭でも触れましたが、私はクルマ好きが興じてこのお仕事をしています。そのきっかけになったのもじつはオフ会でした。超が付くほどの人見知りだった私は、オフ会はおろかクルマのイベントにも行ったことはなく、SNSはやってましたが最初はクルマ仲間がいませんでした。

 ある日、なんとなくスバル車に乗るオーナーにはどんな人たちがいるのかという小さな好奇心から検索して、ひとりのオーナーと出会いました。それがスバル好きなら知っている方も多いかもしれない自動車ライターの井元貴幸さんでした。当時はスバル車はもちろんクルマの知識すら乏しかった私ですが、井元さんと関わるようになったことで、その後の人生を大きく変えることになりました。

 思い切って自分からコミュニケーションをとり、プチオフというカタチで初めて会い、気が付いたら今のお仕事をさせていただいている次第です。そして、現在はスバルマガジンでレギュラーライターとして活動させていただき、イベント取材などを中心に全国各地のさまざまなオフ会に出かけています。

仲間内だけのプチオフ会から大規模なイベントまでさまざま

 オフ会と言っても仲間内だけで集まるプチオフから、同じメーカー同士のクルマであれば車種を問わなかったり、逆に同じクルマ(車種)に乗る同士で集まるものまで、クルマのオフ会に明確な定義はなく、そのカタチはさまざまです。もちろん自動車メーカー(ブランド)の枠を超えたオフ会もあれば、走り好きのための走行会オフなんかもあります。

 個人的にスバル車を所有していることから、圧倒的にスバル車のオフ会取材や、オーナーのひとりとしても参加することが多い私ですが、参加者の方々とお話していると意外と多く聞くのが「今回が初参加なんです」という声です。話を伺ってみると「興味はあっても人見知りなどが理由でなかなか踏み出せない」という人も多いというのが、実態だと思います。

クルマが集まる大規模なオフ会ではカスタムの刺激が得られる

 実際にいろいろなオフ会に参加して感じたことは、規模が大きくなればなるほど、たくさんのオーナーさんとお話する機会があまりないことです。個人的な見解ですが、クルマ好き同士が喋り始めるとどうしても話が長くなる傾向があるので、限られた時間のなかで多くの参加者さんたちとお話することがなかなか難しいのです。

 もちろん大規模なオフ会にも良いところがあります。参加したオーナーさんたちのカスタムやチューニングに刺激を受けることができますし、自分好みのクルマを見つけてオーナーさんと繋がったり、同じ車種に乗る者同士の輪を大きく広げることができます。

小規模のプチオフ会では濃密な情報交換ができるのが魅力

 対して、規模が小さなオフ会では、それぞれのオーナーさんとお話できる時間があるので、濃いお話が聞けたりアットホームな雰囲気が魅力です。もちろんカスタムやチューニングの話だけじゃなく、メンテナンスの知識や情報を共有することができます。

 私はオフ会がきっかけでサーキット走行会に一緒に行く仲間ができたり、SUBARU BRZ GT300が走るスーパーGTの観戦仲間もできました。人見知りという人はプチオフに参加してみて、そこから少しずつ場の雰囲気に慣れていければ良いかと思います。そこから交友関係が広がれば、私のように大規模オフに一緒に参加したり、その仲間たちとの出会いをきっかけに輪を広げることもできるはずです。

 それに全国各地で開催されるので、ちょっとした旅行も兼ねて楽しむことができます。その土地の観光名所やご当地グルメを味わったりできるのも魅力のひとつと言えるでしょう。

 クルマが好きになった当初は現在の状態は想像もできませんでしたが、オフ会を通じて世界がかなり広がりました。ずばり、クルマも楽しむ時間が増えたことで得られる幸福感はかなり高くなりました。今はなかなか集まることが難しい状況ですが、コロナ禍が落ち着いたらぜひオフ会に参加してみることをオススメします。

モバイルバージョンを終了