コンセプトは対極にあるハイエース&キャラバンを披露
200系ハイエースやNV350キャラバンで、レーシーかつ精悍なスタイリングとスポーティで快適な走りの乗り味を提案するのが、箱車カスタムの老舗ショップ「シーアールエス」。同店がラギッドなスタイルのNV350キャラバンと、最新ホイール「EW」を装着した200系ハイエースを東京オートサロン2022で披露しました。コンセプトを明確に分けた話題の箱車2台を紹介します。
道具を積んで遊びに出かけたくなるラギッドなNV350キャラバン
まずは、ダークメタリックカラーに身を包んだNV350キャラバンです。この車両には、フロントバンパーガード/リーガルフェンダー/リヤウイングなどのエアロパーツを装着。コンセプトはアメリカントラックをイメージした、タフネスな佇まいです。スタイリングを強調しているのはラギッドなデザインのフロントバンパーで、トーヨー・オープンカントリーR/Tの装着によってシャコアゲSUV的な雰囲気に仕立てられています。
このブロックタイヤに合わせるホイールは、ハイエースでも人気のエセックスの2ピースホイール「EL」(16×7.5J+42)で、マットブラックの6スポークが足元を引き締めています。ほかにもマットブラックはフロントグリルやリヤバンパーなどにも随所に差し色として使われ、全体的にモノトーンな雰囲気がダークグレーメタルのボディカラーと相まって、引き締まったイメージに仕上げられています。
またリヤスタイルにはスモークタイプのLEDテールにランプガードを装着させることでタフネスさをさらに際立たせています。ボディサイドには車検対応の出幅6mmのシボ調リーガルフェンダーも装着され、テールゲート上部には貼るだけで取り付けできるリヤウイングも装着されています。
なかでも「カッコいい!」と感じたのは、リヤゲートのステップ部だけに止まらずフロントドアの各ステップや2列目シートからカーゴルーム後端までをすべてアルミ縞鋼板仕様としていたところ。この床全体に貼られた無機質な雰囲気が、骨太でとってもクールです。
ちなみにサイドミラーやエンブレムに使われている赤い差し色は、日産のコーポレートカラーをイメージし、アクセントにしているそう。今回披露したNV350キャラバン用のエアロパーツや縞鋼板のアルミステップカバーは発売予定なので、いまから楽しみですね!
ヴィヴィッドなオレンジが映えるスポーティハイエース
こちらはビタミンカラーのオレンジが眩しいハイエースです。一見、先代トヨタ86のオレンジメタリックかと思いきや、R35GT-Rのアルティメイトシャイニーオレンジをイメージしたそうです。エアロはメッシュグリルが迫力あるフェイスを演出するクアトロフロントグリル、フロントリップスポイラーver.5、ABS製バッドパネル(ボンネット)、さらにサイドライナーや出幅25mmのオーバーフェンダーでスタイルアップ。ほかにもボディ同色ワイパーガードやスポーティなフィンが特徴のリヤバンパーver.2、シンプルながら存在感溢れるリヤウィングver.2もインストールされています。
ビシッとしたスタンスを生み出す足まわりは、風車のようなデザインのエセックス「EW」を履き、オーバーフェンダーの装着によって大径ホイール(9×8.5J+18)がバッチリとコーディネートされていました。ちなみにEWは17/18/19インチの3サイズ展開で、カラーはバリエーション豊かに11色を設定。ボディカラーなどに合わせてカスタムできる自由度が高いのがオススメです。
もちろんインテリアも見逃すことができません。オレンジレザーのレカロシートをはじめシートベルトも同色でスタイリング。こだわりのトータルコーディネートが完璧です。
ビレットのシフトノブは新商品で、高級感のあるシルバーとブラックのコンビネーションがスポーティなコクピットの質感向上にひと役買ってくれるアイテムとして、ぜひ取り入れたいですね。2022年も新たなパーツを開発していくそうなので、シーアールエス&エセックスに今後も注目です!