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新聞紙や針金って何に使うの? ガチな旧車乗りが愛車に常備しているもの10個

旧車のイメージ

突然のトラブルは旧車にはつきもの!

 メンテナンスフリー、そしてほぼトラブルフリーな現行車に対して、なにが起こるのかわからないのが旧車だ。路上停止やエンジン始動不能など、不測の事態がけっこう起こる。手間がかかるのも愛着、などと思ったりもするが、事態に直面するとそうも言っていられない。ということで、旧車ならではの備えというものが存在したりするのだ。今回はそんな備えについて、有名どころから個人的に積んでいるものまで含めてまとめてみた。現行車でも雪道などで役立つものもあるので、参考にしてみてほしい。

備えているものその1:工具

 そもそも旧車の車載工具は充実している。メーカーや車種によって異なったが、ホイールレンチやジャッキはもちろん、ドライバー、スパナ、プライヤー(2段で歯の開きが変えられるタイプ)、クルマ止め。さらにはプラグレンチを積んでいることもあった。ただ、実際のトラブルでは役不足だったりすることがあるので、別で工具を積んでいる。ホームセンターの数千円程度の工具セットで緊急対応なら十分だ。

備えているものその2:軍手と新聞紙

 その場で作業するとなると、手が汚れたり、地面にヒザをついたりすることもある。そこで積んでおきたいのが軍手と新聞紙。新聞紙は地面に敷いたり、汚れたものを持って帰るときに包んだりもできる。

備えているものその3:針金/テープ/結束バンド

 外れたり、割れたり、さらには穴が開いたりすることがある。そこで応急でもいいので固定できるものがあると便利だ。ちなみに針金はニッパーなどで切るのが本来だが、ない場合は手でぐるぐると回していると千切れる。

備えているものその4:消火器

 冗談ではなく、旧車は燃える。完全に整備してあればいいが、燃料ホースが劣化していたり、サビによってタンクに穴が空いているとそこからガソリンが漏れて引火する。また電気系から出火することも。その場合、家庭用の小さなスプレータイプの消火器でいいので車載しておくと対処でき、大事に至らないこともある。逆にないとただ燃えるのを見ているだけになってしまい、大切な愛車が灰と化す可能性もあるので備えておきたい。

備えているものその5:水やオイル

 頻度としては多くないが、オイルよりもラジエーターの穴あきやホースの破れなど、冷却水が漏れる可能性もある。すでに紹介した針金を使って穴を押さえつつ、水を注ぎ足しながらなんとか修理ができるところへと移動した、なんていう例も実際にある。オイル、水ともに1リッターを車載しておくと安心。

備えているものその6:電球とヒューズ

 そもそも旧車はライト類が暗いのでひとつでも切れると、危険度はアップするし、整備不良になってしまう。ひとつずつでいいので、電球を用意しておくといいだろう。また、併せてヒューズも各アンペアも積んでおくと安心だ。旧車に使われているガラス管タイプは入手が難しいことがあるのでなおさらだ。

備えているもの番外編:ジャッキ

 純正のパンタジャッキは使いにくいし、上げるのに力がいる。そこで、別途、油圧のシザージャッキを積んでおくとなにかあったときに楽だし、普段のタイヤ交換にも使える。シザージャッキは少々値が張るので、安く済ませたいならワンボックス用の油圧ダルマジャッキがオススメだ。

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