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お金はない! でもクルマはイジりたい! 効果抜群な「安くて」「コスパに優れた」カスタム4つ

エアクリーナー

低コストはもちろん長く使い続けられるものもある!

 チューニングもコストに対して見返りの多いパーツがある。そこで、ここではチューニングの最初にオススメの費用対効果の高いパーツをピックアップしていこう。

高効率エアクリーナーフィルターへの交換

 まず有権者の皆さんにオススメしたいのは高効率エアクリーナーフィルターであります!! 純正のエンジンエアフィルターをもっともっと効率の良いものに交換するというチューニングだ。コスト的には3000~4000円ほどで、HKSやTRUSTなど有名メーカーのフィルターから発売されている。

 現代のクルマでは排気系パーツでの大幅パワーアップは厳しい。それでもマフラーや触媒を交換すれば、数字上のパワーよりもレスポンス面でかなりの効果はあるが、それ相応のコストも掛かる。ところがエアフィルターは投資が少ない割にエンジンレスポンスの向上と、数馬力の向上が望めることが多い。

 もちろん、汚れた純正フィルターからのリフレッシュ効果もあるし、高効率フィルターで抵抗が減る分の向上効果もある。ちょっとしたチューニングとして、まずオススメしたいのがエアクリーナーフィルターの交換だ。

ECUデータの書き換えで手軽にパワーアップ

 とにもかくにも現代チューニングにおいて、その根幹はECUチューンである。ECUの書き換えによってパワーもレスポンスも変えることができる。費用は国産車で10~15万円くらい。輸入車ではその倍くらいもすることがある。しかし、なんだかんだとコスパは良い。NA車で5~10%のパワーアップが可能で、ターボ車なら10~20%の向上も可能だ。

 また、アクセルレスポンスは各社で調整しており、より自然なフィーリングで走れる。この部分のメリットも大きい。コスパよくパワー系で仕上げるなら、エアクリーナーフィルターとECUでまとめるか、そこにマフラー交換まで含むかといったところ。スポーツ触媒までセットすればほぼ完成形である。

スポーツシートでホールド性をアップ

 シートは重要な部分だが、あまりにも乗り手の体型が異なることから、純正シートですべてに対応する性能を兼ね備えるのは不可能である。骨格の大きさとか、手足の長さによって座る姿勢も変わるし、力の入る部分も変わる。そのため、ぜひ自分のカラダに合ったモデルを体感してもらいたい。

 カラダを支えてくれるシートになれば、ステアリング操作に集中できるし、ペダル操作もより高い精度で可能になる。スーパーフォーミュラなどのレースでは、座った状態で発泡ウレタンを流し込んでマイシートを作り、シーズン中にシートが痩せてくると作り直したり、とにかくシートにこだわるという。

 市販車向けシートだと本体が10~20万円。シートレールが2万円ほど。決して安いものではないが、シートは次のクルマでも使える。シートレールさえ購入すれば、大抵のクルマでまた同じスポーツシートは使えるので、ある意味コスパの良いチューニングパーツでもある。

メッシュブレーキホースで意のままに止める

 ブレーキは思い通りに止まれることが大切。サーキットでは意のままに止まれればもっとブレーキを詰められるし、街乗りでも扱いやすいブレーキは安心感と、日々のドライビングプレジャーに直結する。そこでオススメはメッシュホースへの交換だ。

 ブレーキ踏力がゴムホースの弾力で逃げてしまうのを防ぎ、ソリッドで硬めのペダルタッチになることでブレーキがシャープに扱いやすくなる。メッシュホース自体は2~3万円で工賃も2万円程度。

 加えてブレーキフルードもスポーツモデルにすると、よりペダルタッチが洗練できる。スポーツフルードでも1台分で1万円程度あれば十分。合計5万円くらいでペダルタッチが激変できるのだ。パッド交換はもちろんスポーティな走りには必須だが、ブレーキホース交換もぜひオススメしたいチューニングだ。

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