サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

やっぱり「激安パーツ」は落とし穴だらけ! 実際にあったケチって地獄を見たクルマいじり3つ

安さと夢がいっぱいの中古パーツにはリスクもいっぱい!

 ヤフオクやメルカリなどで中古パーツも簡単に手に入る時代。しかーし、ケチって中古パーツを買ったがゆえに起きてしまった残念なこともある。あ~新品にしておけばよかった……という経験談をいくつかご紹介しよう。

※写真はすべてイメージです。

その1 買い揃えたホイールが歪みまくり

 某スポーツホイールが欲しかったワタクシ。その時点でもう、そのホイールは生産終了となっていて、新品は購入できず。仕方なくヤフオクを日々巡回していると2本を発見! 結構リーズナブルな価格だったのでさっそく購入したのだが、その後、もう2本を探すも出てこず、なぜかそういうときに巡り合うのは4本セット(笑)。まあ、6本あってもどうにかなるかと、こちらも購入。

 タイヤショップに組んでもらおうと持ち込むと、「中古ならまずはホイールだけで回してみようか」とスタッフのお言葉。「あらあらあら」と声が聞こえ、内側リムが歪んでいることが判明。歪むというより、内側リムは全体に中心がズレていたようで、グワングワンと縦に動いてしまっている。

 結局、6本中、歪んでいたのがなんと4本で、うち2本は使用不可レベル。2本は歪んでいるものの「使えなくはないのでリヤタイヤに履かせてね」とのことだった。

 ホイールは消耗品だということをつくづく痛感。出品者が知っていたのかどうか定かではないが、ホイールはある程度の距離や使い方で歪んできたりするものだ。「当時物美品!」と謳う中古ホイールもヤフオクなどで多数出品されているが、まっとうに使えるかは運による部分も多い。

その2 マフラーから謎の異音が……

 購入した中古車に付いていたスポーツマフラーの話。有名ブランド製品でラッキー! と思っていたが、走っているとどこからかずっと「キンキン」という金属音がする。足まわりでもエンジンでもなさそうで、行き着いたのはこのマフラーだった。

 外してみるとマフラーの内部から音が聞こえる。どうも内部パーツの溶接が剥がれて、それが当たって金属音が発生していた模様だ。

 マフラーはタイヤやブレーキパッドと違って、見た目に減るものではないのでわかりにくい。しかし、高温にさらされているものだけに、劣化をしないわけがない。よくあるのは内部のグラスウールがなくなってしまい、とんでもない爆音になってしまうことだが、今回はそもそも内部が熱と振動によって劣化していたのだ。結局、異なるメーカーのマフラーを新品で装着することになった。中古でマフラーを買ったわけではないので損をしたわけではないが、マフラーも中古品には注意が必要だ。

その3 スタッドレスタイヤがガッチガチ

 冬場の移動用にスタッドレスタイヤの購入を検討したのだが、神奈川在住でほぼ降雪はない。そこでとりあえず、中古のスタッドレスタイヤを保険代わりに履いておけば、もしもの降雪時にも対応できるだろうとヤフオクにて中古4本セットを2万円ほどで購入。製造から5〜6年は経過していたが、まあとりあえずだし、と自分に言い聞かせて落札ボタンを押したのだった。

 届いたタイヤはふむふむ、そこそこ硬めである。よく見ると若干ひび割れも始まっているような……。履いてみると、スタッドレスタイヤのわりにステアリングインフォメーションはしっかりとしていて、高速道路でもどことなくしっかりとしているような……。つまり、かなり硬化していたのである。

 ひと冬を履いて過ごし、雪上を走行したのは1回だけ。予想通り、ノーマルタイヤよりはマシだがスタッドレスタイヤとしての機能は決して高いものではなかった。

 タイヤはやはりナマモノ。とくにスタッドレスタイヤは滑りやすい雪上や氷上で使うものだけに、ケチらず新品購入をオススメしたい。

モバイルバージョンを終了