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「シャコタン」か「シャコアゲ」か? GR8が相反するふたつのカスタムスタイルをハイエースで提案【大阪オートメッセ2022】

GR8のハイエース

手ごろにクルマ遊びが楽しめる「GR8」の最新アイテム!!

 2月11日から3日間にわたり、インテックス大阪で開催している「大阪オートメッセ2022」。連日会場内に出展している魅力的な車両を紹介しているが、今回はストリートに適したユーロ&スポーティなフォルムのエアロパーツだけでなく、新車/中古車のコンプリートカー販売も行うGR8のハイエースをピックアップした。 

あと少し欲しかった低さとスポーティ路線を究極のシンプルデザインで表現

 大阪オートメッセでは標準ボディとワイドボディの2台のハイエースの最新作アイテムを披露したGR8。まず紹介するのがこの標準ボディ用のキットだ。特徴は純正フロントバンパーの下部に絞り込みがデザインされているため、少し車高が高く見えてしまうウィークポイントをシンプルなエアロで包み込み、あと少し下げたい、と誰もが思っていた絶妙な低さを演出してくれる。装着しているのはver.3で、ほかにも純正リップの凹みを利用したさり気ないダクトデザインを採用するver.4もラインアップしている。

 サイドも純正のままでは腰高に見えるのと、ジャッキアップポイントも視認できてしまうのでそれを隠すサイドステップ(ver.4)を製作。同時に装着することで前後のシンプルさにメリハリのあるスタイルを構築する。 リヤにはフロント&サイドとは異なり、両端に付けるアンダーライナータイプを採用。サイドからの流れを自然に受けるカタチで高低差をなくす役割も担っている。

 ハイエースでオーバーフェンダーと聞くと、ワイドでイカツいイメージだが、この標準ボディのハイエースに装着しているオバフェンの出幅は約5mm程度と薄めに設定。そのため車検などを心配する必要もなく、安心して選ぶことができる。また、純正のプレスラインやGR8のエアロとの繋がりも違和感がないため、一体感のあるオシャレでスポーティな路線を演出できるのはうれしい。

 足元には、オールドスクール的な味わいが魅力のワンピースホイール「ワークXTRAP 03HC」を履き、ブラックカットクリアのカラーリングがリムの深さを視覚的に強調する。ほかにもクラシカルなゴールドカラーもラインアップしているので、インパクトを求めたい人はぜひゴールドを選択してみてはどうだろうか?

■GR8 HIACE NARROW BODY KIT
〇フロントハーフスポイラー ver.3 [Ⅳ型~標準専用] /3万3000円
〇フロントハーフスポイラー ver.4 [Ⅳ型~標準専用] /3万3000円
〇サイドステップ ver.4 [Ⅰ型~標準専用] /3万8500円
〇リヤアンダーライナー [Ⅰ型~標準専用] /2万円
〇ユーロボンネットカーボン製/7万2380円
〇オーバーフェンダー/価格未定
〇ホイール/WORK XTRAP 03HC 18×9.0J +25
〇タイヤ/インペリアル 225/45R18

「OUTDOOR GR8」のショップオープンに合わせたデモカーも出展

 ローダウンした「GR8 HIACE NARROW BODY KIT」仕様に対して、こちらはアウトドアを全面に押し出した、ライトキャンパーベッドキットを装着したワイドボディキットだ。じつは本格的なアウトドアが堪能できる「OUTDOOR GR8」ブランド初の専門店が4月にオープンする。これまでの「GR8」では、エアロやシートカバーなどのオリジナルパーツから新車・中古車まで取り扱い、クルマに関するすべてを任せられる専門ショップであった。だが、今人気のアウトドアに特化した初の専門店『OUTDOOR GR8』のオープンに合わせて、テーブルやベッドキット、折り畳み式のルーフテントなどを備えたバンライフなハイエースをブースに展示したというワケだ。

『現在、東海地区に2店舗を展開していますが、いずれもハイエースをお仕事に使う人向けの店舗なんです。4月に新規オープンする3店舗目は、ファミリーとキャンパー層に向けて発信していきます』とはスタッフの市川さん。

 注目の内装は、『ガチガチのキャンピングカーは価格も上がってしまうので、うちのはライトキャンパーキットと名付けて、その名の通りライトにキャンプを楽しんでもらうための道具を選んで装着しています』と話す。とはいえ写真の通り、モダン調のパーツ類はテーブルやフラットベッドキット、サブバッテリーなどを備えながら55万円〜の比較的リーズナブルな価格で販売しているのは、ショップを利用するハイエースユーザーにとってありがたい話。

 また、サブバッテリーは煩わしくならないようタイヤハウス付近に設置。容量は500W/1000W(別途4万4000円)から選択可能。 モダンな室内にマッチしたキャメルカラーのクラシックシートカバーをはじめ、ルーフに備えた折り畳み式のルーフテントは、前後とサイドの3箇所より乗降ができる。LED照明や小物入れシューズ入れも付属するなど至れり尽くせり。

 また、キット自体は新車・中古車でのコンプリート販売から、車両持ち込みの架装でも大歓迎とのこと。製作期間は、要予約で約1週間程度で納車できるという。暖かい春先からアウトドアを楽しみたい人は、ぜひ現車を見て愛車のカスタムプランを練りたい。

【ライトキャンパーベッドキット価格】
〇1~型標準用(床張り・ベッドキット・センターテーブル・サブバッテリー500Wほか/55万3000円
〇1~型標準用(床張り・ベッドキット・センターテーブル・サブバッテリー1000Wほか)/59万4000円
〇1~型ワイド用(床張り・ベッドキット・センターテーブル・サブバッテリー500Wほか)/59万4000円
〇1~型ワイド用(床張り・ベッドキット・センターテーブル・サブバッテリー1000Wほか)/63万8000円

□折り畳み式ルーフテント/25万3000円
□クラシックシートカバー(1~型標準/ワイド用、キャメル・ブラウン)/6万1600円

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