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いま中古でWRXを買うなら「GDB型」! なかでもスバル一筋のオタクライターが「涙目」一択と断言する理由とは

丸目・涙目・鷹目

WRX系の高騰が止まない……そのなかで選ぶべきGDB型は?

 スバルのスポーツフラッグシップとして人気の高いWRX STIだが、現時点で最新モデルにあたるVAB型は中古市場で高値をキープしている。STIコンプリートモデルなどの限定車では900万円台の値を付けるものから、新車に近い極上コンディションの個体は標準モデルでも700万円台というプレミア価格を掲げるモデルまで存在する。

 逆にGC型と呼ばれる初代インプレッサWRX STIバージョンもハイパワーな軽量モデルとして、ほかの国産スポーツモデル同様に高額となっている。現実的にも初代モデルは重課税に廃盤部品など維持をしていくうえでもハードルが高く、購入を検討するとなると、2000年式以降のGDB型と呼ばれる2代目以降からと考える人が多いようだ。

前期・中期・後期でそれぞれ表情が異なるのがGDB型の特徴

 この2代目モデルは、1世代でフロントマスクが2回も大きく変更されている。スバル車では定番の年次改良と呼ばれる仕様変更で言えば、登場時と翌年の改良モデルに当たるA型、B型が丸形のヘッドライトを備える「丸目」、3年目から5年目までのC~E型の「涙目」、6年目、7年目の改良モデルにあたるF型、G型の「鷹目」という通称でも知られる。

 この大きく異なるフロントマスクのおかげで、好みは3つに分かれるのは言うまでもない。同一世代でありながら、エクステリアデザイン以外にも違いが多く、同じフロントマスクでも異なる仕様が存在し、選択は非常に悩ましい。

結論は2004年式のE型がオススメ! その理由とは?

 フロントマスクや排気系、スペック、限定車などで”これ一択!”と指名買いのユーザーであれば悩むこともないが、価格や年式などから選択肢を2代目(GDB型)に定めた人に、多くの人からもお墨付きをもらうほど”スバルオタク”な筆者がおススメするのは、ズバリE型と呼ばれる2004年式だ。

 エクステリアこそC型、D型とほぼ同じ「涙目」だが、インテリアのデザインは最終型の「鷹目」と同じデザインとなるほか、オートエアコンもマニュアルのセミオートから、フルオートへと変更。ドリンクホルダーもフロアにふたつ備わり、扱いやすさが向上している。

 注目はセンターデフにヨーレートセンサーが追加され、ホイールのP.C.D.が5H-100から5H-114.3へと変更されるなど、走りの面でも大きく進化しているのが特徴だ。もちろん最終型のF型、G型にも採用されているが、同一コンディションであれば中古価格が上がるため、E型が狙い目といえる。

 もちろん不等長サウンドを楽しみたい人ならA型もしくはB型、等長エキゾーストで所有しているホイールの関係などからPCD:5H-100のモデルを選ぶならC型と、見た目以外でもこだわりのチョイスができるのもGDB系の魅力ともいえるだろう。比較的タマ数も豊富なので、理想のGDB型インプレッサWRXを狙ってほしい。

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