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スポーツカーじゃないところが逆に個性的! かつて存在したコンパクト系オープンカー8選

コンパクトカーのオープンイメージ

スポーツカー以外にも魅力的なオープンモデルが多数!

 4月5日は日本オープンカー協会が制定し、日本記念日協会認定記念日の「オープンカーの日」だったそう。唐突ではあるがオープンカーといえば思い出すのだが、アニメ・マッハGoGoGoに登場するマッハ号もオープンカーだった。主役の三船 剛がドアを開けずに飛び乗る姿はカッコよかったが、そうした芸当ができるのもオープンカーならでは(柴田恭兵もよくドアを開けずにオープンカーに飛び乗っていた気がする)。そんな所作を可能にするオープンカーというと、やはりボディの低いスポーツカーのイメージが強いかもしれない。

 だが、オープンカーといっても、必ずしも峠を攻めに行くスポーツカーばかりじゃない。4座のカブリオレだってあるし、さらに広義に解釈すれば、ルーフがガバッ! と大きく開くようなタイプだってある。……だってある、などと、まるで駄々っ子のような言い回しになってしまったが、編集部とも協議の上、今回は、コンパクト系を中心にスポーツカーに限定せず、気持ちよくオープンドライブが楽しめたクルマを集めてみることにした。

オシャレ度抜群のホンダ・シティカブリオレ

 1台目は……やはりシティ・カブリオレだ。Auto Messe Webでもしばしば登場する人気車のようだが、このクルマの魅力はカジュアルで身近だった初代シティをベースに、これはもう粋でお洒落としか言いようがないチャーミングなクルマに仕立てられていた点。

 今回ご紹介するカタログはデビュー翌年の1985年3月のもので、デビュー時(1984年7月)にカタログにはなかった全12色のボディ色の写真がズラリと並べられているところ。ミニチュアカーだったら全色を揃えたくてウズウズする人もおられるかもしれないが(筆者もそのタイプだ)、これだけの色を用意した英断には、当時ソフトトップの造作を手がけたピニンファリーナ側も驚いたのではないか。

 ちなみにソフトトップは、ポリエステルの布と特殊樹脂をラミネートした耐候性に優れたもので、裏面を10mm厚のカバーを与えて高い断熱性、防音性も発揮していた。

富士重工40周年記念で登場したスバル・ヴィヴィオTトップ

 他方で軽自動車では、1993年5月のいい季節に登場したスバル・ヴィヴィオTトップもレア(限定3000台)なオープンモデルだった。実車は当時のヴィヴィオ(660=VIVIOの命名は本当のことだったのだろうか?)をベースに、脱着式3分割ルーフと電動開閉式リヤウインドウを備えたクルマ。富士重工(当時)40周年記念車としてリリースされたが、ちょっとほかにはないユニークなスタイルが注目だった。

クロスオーバーSUV風+TバールーフのスズキX-90

 ちょっとほかにはないユニークなスタイル繋がりでは、スズキのX-90(1995年10月)も人後に落ちない。何と2シーターに割り切った、今でいうSUV風スタイルだったが、Tバールーフながら脱着可能なガラスルーフを外すと、少し高い着座位置もあって開放感のある居住空間が楽しめた。サイドミラーはNAロードスターと共用部品だった。

個性と開放感を両立できたトヨタWiLL Vi

 もう1台、ちょっとほかにないユニークなスタイルでいうと、2000年にトヨタの異業種協業プロジェクトから生まれたWiLL Viに設定のあったキャンバストップ仕様車は、個性と開放感の両方が楽しめた。手動式という点も、電動式とはひと味違う、オープンエアのプロセスをそこから楽しむ感覚があった。

キャンバストップがオシャレだったフォード・フェスティバ

 大開口のキャンバストップを備えたクルマとしては、1986年にデビューしたフォード・フェスティバが有名だ。カタログでも謳われていたが、日本初だった電動スライディング式キャンバストップはスイッチ操作ひとつで後方に畳まれて、開放感溢れる頭上空間が楽しめたというもの。

 ウインドウディフレクターも備えたため、フルオープン時の室内への風の巻き込み、ドラミングも少なく、高い快適性が保たれていた。カーゴルームにセットして座れる折り畳み式のレジャーベンチ、巨大なチャウチャウ犬のぬいぐるみなど、遊び心にあふれたオプショナルアイテムも用意されていた。

開閉方法も特徴的だったオートザム・レビュー

 フォード・フェスティバと同様にマツダ製のコンパクトカーとして人気を集めたのが、オートザム扱いのコンパクトカー、レビューだった。このモデルにはフェスティバと同様にキャンバストップ仕様車の用意があった。

 しかもユニークだったのが、“3Way電動スライド式キャンバストップ”と名付けられたそれは、ソフトトップを後ろ寄せ、前寄せ、中央止めと任意のパターンで開けておける仕組みだったこと。開閉スイッチは前席だけでなく後席部分にも備え、後席からの操作をキャンセルするパワーカットスイッチなども用意し、安全性にも万全を期していた。

スズキ・キャロルや日産マーチにも用意された

 また“レビュー似”の同世代の軽自動車・キャロル(1989年)にも、一丁前(!)に同様の電動キャンバストップ仕様の用意があった。どのクルマもオープンの開放感とともに気持ちの贅沢を味わわせてくれるクルマたちだった。

 それと日産マーチ(マイクラ)にも、2世代に渡ってオープンモデルを設定。2世代目のマイクラC+Cでは、電動メタルトップが採用されていた。

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