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レーシングマシンから希少なスーパーカーまで! オートモビルカウンシル2022が開催中

今年も稀少なヘリテージカーが見られる稀少なイベント

 今年で7回目の開催となる「AUTOMOBILE COUNCIL 2022(オートモビルカウンシル)」が、4月15日(金)から4月17日(日)までの3日間、千葉県・幕張メッセで行われている。

 毎年主催者による魅力的なテーマ展示が行われ、稀少なヘリテージカーが見られることや専門ショップによるその場での商談(購入)ができるという日本でも数少ないイベント。自動車関連グッズも販売されているため、趣味人なら1日居ても飽きない内容となっている。

 会場はワンフロアに凝縮されているため、ホールの移動を気にすることなく、魅力的なクルマを次から次に見ることができるのも、嬉しいのもポイントだろう。

新世代自動車も展示されている

 さらに今年は、新たに「新世代自動車」の展示がなされている。2022年2月8日に日本に再上陸した韓国の現代自動車から、電気自動車の「アイオニック5」が展示されていた。斬新なデザインは一見の価値がある。また、ポルシェからは同社初の電気自動車として送り出されたタイカンのトップパフォーマンスモデル「ターボS」も登場。73カレラや80年型911SCなどと並び、ポルシェの歴史を感じることができる。

 ほかにも、自動車メーカー・インポーターの展示に注目したい。ホンダからは、1972年のシビック(2ドア)、1984年シーズンを戦った最終型のTEAM YAMATO CIVIC、決勝レースで、ダブル表彰台を獲得するという好走を見せたRed Bull Racing Honda RB16B(トルコ GP スペシャルカラー)を展示。

 日産は、新型の発売を間近に控えたフェアレディZの系譜として1970年のS30型Z-L、1982年の2代目HS130型280Z Tバールーフ、1989年の4代目GCZ32型300ZXツインターボ2by2に加えて、フェアレディZ カスタマイズド プロトが集結。スポーツカーの代名詞とも言えるロングノーズ/ショートデッキスタイルを確認してほしい。

 マツダは、初公開の「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」をはじめとする3台のレーシングカーを展示。1968 年に世界初の 2 ロータ―ロータリーエンジン搭載車で挑んだ 84 時間耐久レース「マラソン デ・ ラ・ルート」仕様としてレストアされた『マツダ コスモスポーツ マラソン デ・ラ・ルート仕様』、1969 年国内レース初参戦となった全日本鈴鹿自動車レース大会シリーズIIグランドカップ仕様としてレストアされた『マツダ ファミリア プレストロータリークーペ レース仕様』。そして「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」の3台がブースに配置されていた。

 ほかにも、ポルシェ・ジャパンは「Porsche Dreams」をテーマに、タイカンのほか、1973年に登場した911カレラRS(73カレラ)に始まり、1980年式の911SC、現行モデルの911カレラ4 GTSの3台の911が並ぶ。

 Stellantisジャパンは、1994年式のプジョー205GTI、2000年式のプジョー306S16、そして、現代に引き継がれた208と308を展示。マセラティ ジャパンは、最新のミドエンジン・スポーツのMC20と、スーパーカー世代には懐かしいボーラを持ち込み、マセラティのスポーツカー・ ヘリテージを感じ取ることができた。スーパーカーつながりといえば、マクラーレン オートモーティブからは、可変ドリフト・コントロール機能を持つ720S、快適性と利便性を追求したアルトゥーラの2台が出迎えてくれる。  また、近年ブームとなっているアウトドア要素も盛り込まれていた。新たに設けた「SUV&GEAR コンセプト展示」には、1962 年に登場した「1977 Jeep Wagoneer」とアメリカンライフスタイルのヴィンテージギアを展示。アウトドアとSUVの楽しみ方を提案していた。

主催者テーマは「DTM」と「スーパーカー」

 メインの主催者テーマ展示車両は、「DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の主役たち」。90 Mercedes-Benz 190E 2.5-16 Evo.II AMG、87 BMW M3、’93 Alfa Romeo 155 V6 TIの3台が集結した。テレビや雑誌で見た迫力あるマシンを余すことなくじっくりと見られるのも、オートモビルカウンシルだけとなる。詳細は別記事にて展開をするのでお楽しみに!

 もうひとつのテーマ「スーパーカードリーム」では、スーパーカーブーム世代には懐かしい4台が並んでいた。いまなお憧れの存在となっている、ランボルギーニ・カウンタックLP400は、当時の輸入代理店だったシーサイドモータースが日本に入れた3台目の車両だ。当時から変わらぬオリジナルコンディションを保っている希少な1台。

 そしてカウンタックよりも前にデビューし、ランボルギーニ初のミドエンジンを採用したミウラP400。美しいボディを手がけたのはマルチェロ・ガンディー二だった。1966年デビューしたとは思えぬタイムレスな美をチェックしたい。

 ピニンファリーナが手がけた美しいボディに180度V12気筒をミドに搭載した365GTB4ベルリネッタボクサーも展示。スーパーカーカードの裏に最高速度302km/hと書かれた文字に「すげぇ!」と思った方も多い。スーパーカーブームを牽引した3強が1度に見られるのも嬉しい!

 そして最後に紹介するのは、デ・トマソ パンテーラだ。5.8リッターのアメリカンV8をミドエンジン2シーターで、ボディデザインはカロッツェリア・ギアに所属していたトム・チャーダが手がけている。1971年にデビューし1993年まで進化を遂げながら生産されていた。展示モデルは1971年式となっている。

 イベントは4月16日(10時〜18時)、17日(10時〜17時)まで開催され、入場料は当日券が3500円(税込)となっている(学生は税込み1800円)。気になる方は足を運んでみてはいかがだろうか。

【イベント詳細】
AUTOMOBILE COUNCIL2021
◆会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
◆会期:開催中/4月17日(日)まで
◆開催時間:10時〜18時(日曜日のみ10時〜17時)

【詳しくはこちら】
◆公式ホームページ
https://automobile-council.com/

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