ワイルド感を余すところなく強調！　クリムソンの人気ホイールがジムニーユーザーに愛されるワケ

『AMW編集部』

2年前

【CRIMSON DEAN COLORADO】ピアスボルト×フルデッシュの新潮流

　トレンドに左右されることなく、ノスタルジーなスタイルを追求するクリムソンの「DEAN」シリーズ。懐かしさを感じるデザインに最新のトレンドをミックスさせたマッシブ系ホイールが「CORORADO」だ。ボルトが存在感を際立たせ、これまでにない新しさを表現する。

アウトドアで映えるおしゃれ感！　個性的な穴なしディッシュを構築

　1970～80年代のアメリカンクラシックの流れを組みながら、時代に合わせたスパイスやエッセンスを加えることで最新の車種にもスッと溶け込む絶妙のバランス感が魅力の「クリムソン」ディーンシリーズ。

　3作目の「コロラド」は、今ブームの鉄ちんホイールをクリムソン流のセンスでよりオフ系にアレンジしたデザイン。アウトドアで映えるマッシブさとレトロ感が融和した、まさにネオスタイルというべき作品だ。

　段付きリムのウェルからディスクをプリッと盛り上げ、立体感のあるサークルを組み合わせた造形はまさに鉄ちんテイスト。ただし、ディスク上には穴が一切なく、六角形の大きなピアスボルトを全周に打ち込むことでサークルホール風に見せているのが斬新だ。

　センターキャップもディスクと同じくぐるりとリベット風の意匠を配列してデザインを統一。カラーも流行のロービジと定番のマット系。光沢を抑えることで、存在感はありながらくどくなりすぎず、いい塩梅。その類まれなデザインセンスに脱帽である。

ディテールをチェック！

　立体的な造形に大きめなピアスボルトを配したデザインはたくましさを感じる。センターキャップにはDEANのディプルロゴも加わる！

　円錐形のセンターキャップはハブの高い車種へ対応するため、取り外すことも可能。メカニカルなオープンナットスタイルも楽しめる。

　OUTCLASS CARSのパーツでトータルコーデされたジムニーは、コロラドの存在感に負けない力強さあり。互いに高め合って魅力を放つ。

　凹凸が複数重なったように見えるサークルにピアスボルトやリベットが多数打ち込まれたようなデザインは、下手をするとくどく見えてしまうのだが、光沢を抑えた落ち着きのあるカラーで上手くバランスをさせている。

【問い合わせ】
クリムソンディーンコロラド
TEL：06-6180-1511　http://www.dean-wheels.com/
取材協力：アウトクラスカーズ

【CRIMSON MG GOLEM】ビジュアルも機能も欲張ったオフ系5本スポークの最先端

　ダイナミックでアグレッシブ。他メーカーにはない独創的な世界観あるホイールを作り続けるのがクリムソン「MG」シリーズだ。最新作である「ゴーレム」はメカニカルを前面に押し出したインパクトのあるデザインを採用。がっしりとした造形はオンでもオフでも目立つこと間違いなし。

圧倒的の落差を誇るコンケイブとメカニカルな造形が見せる存在感

　空前のシャコアゲブームにより、クロカンだけでなく、幅広い車種がオフ系タイヤを履く時代。さらにブロックはよりゴツさを、サイドウォールはより肉厚を求める傾向にあり、タイヤの存在感は否が応でも増し続けている。

　となると困るのはホイール選びだ。タイヤは大型化するが、ホイールは小径がトレンド。そのなかで負けず劣らない存在感を出す必要があるため、スポーツカー用とは違う難しさがある。

　そのような現状のSUVホイール界で高評価を得ているのがクリムソン。同社のMGブランドは他社とは一線を画すデザイン力と、耳に印象に残るネーミングでマーケットを騒がせてきた。

　最新作の「ゴーレム」は、シリーズ初のオープンナットフェイスでメカニカル感を強調するとともに、フランジボルトからスポークがフラットに伸びて、一気に落下するコンケイブデザインが最大の見どころ。軽さと高剛性を両立する最新のフローフォーミング製法を採用。レースにも実戦投入され、性能はお墨付きだ。ゴーレムは同社の機能美をさらに高みへと引き上げた。