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ハイエースを知り尽くしたプロショップの「CRS」! 量販店じゃなく車種別専門店でパーツ取り付けを依頼するメリットとは

豊富な経験に裏打ちされたハイエース専門店
ならでは匠技にユーザーからの信頼は厚い

 神奈川県横浜市にある「CRS横浜」は、トヨタ・ハイエース(以下、ハイエース)のカスタマイズ専門店だ(日産キャラバンも扱っている)。オリジナルのエアロパーツやホイールのほか、他社のハイエース用製品の装着まで行っている。このような車種別専門店に作業を依頼するメリットは、取り扱い車種のことを知り尽くしていること。つまりハイエース専門店ならではの手際の良さと、豊富なノウハウがあることを実感することができるのだ。

 今回は、パイオニア・カロッツェリアのサイバーナビ「AVIC-CQ912-DC」、2カメラタイプのドライブレコーダー「VREC-DH300D」、17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1730SII」の取り付け作業現場に密着した。

作業工程ひとつとっても安心感が高い専門店での施工作業

 カーナビやドライブレコーダー、スピーカーなどの機器は、自動車用品量販店でも装着することはできる。しかし、CRSの作業工程を眺めていると、同じパーツの脱着作業でも安心感がまったく異なるのだ。その理由はなんと言ってもハイエースのカスタマイズ実績だ。たまにしかハイエースの入庫がない自動車用品量販店に比べたら、作業量が圧倒的に多いのは言うまでもない。それゆえ、今回の作業のように内装パネルを取り外すとき、CRSのスタッフはどこに固定用のネジやクリップがあるかを把握しているので、何の躊躇もなく作業を進められるのだ。

 当然のことながら車種によって内装パネルを固定しているネジやクリップの位置は異なる。つまり、慣れないクルマの作業の場合、思わぬところにネジやクリップなどが隠れていることがわからず、取り外すだけでも時間を要してしまう。あってはならないが、もし仮に固定用クリップが破損してしまっても交換は効く。だが引っ張ってみたらネジなどで固定されていて、パネルを破損させてしまう最悪のケースが発生する可能性も否めない。しかし、CRSではクリップの位置などを把握し力を入れるべきポイントを熟知しているため、パネルなどを破損させるリスクも低くなるわけだ。

使い勝手を損なうことなく満足度の高い施工が期待できる

 今回は純正カメラ(フロント/リヤ/サイド)からの映像を社外品のサイバーナビで映し出せるようにするため、カメラ接続アダプター「データシステムRCA094-TA」を使用した。このようにメーカーが異なる配線キットを迷うことなく接続できるのも豊富な経験があってこそであり、手早くできる。 ちなみにハイエースのようなワンボックスタイプのクルマの場合、例え車両周辺の状況を確認する純正カメラを付けていても、その映像を映し出せるナビ(純正以外は未対応)を装着していないと、車検に適合させるため不格好な大型のガッツミラー(サイドアンダーミラー/直前直左鏡)を取り外すことはできない。

 しかし、接続アダプター「データシステムRCA094-TA」を使ってカメラからの映像をサイバーナビ「AVIC-CQ912-DC」へ映し出せるようにすることで、ガッツミラーを外しても車検をパスできるようになる。そのメリットはスタイリッシュなるのはもちろん、カメラからの映像でクルマ周辺(周囲)の様子を見ることができるため、安全性を高めることにもつながる(バードビューにも対応している)。

 メーターパネルに装着するカメラのビュー切り替えスイッチの位置も、あえて右側に配することで、左側のスイッチ取り付けスペースを空けておくことができる。これはなぜかといえば、スイッチスペースに付けるスマホホルダーなどを車両中央側に設置できるようにする配慮からだ。

2カメラドライブレコーダーはリヤまでの配線が長い

 いまやドライブレコーダーは2カメラタイプが主流で、パイオニア・カロッツェリアのドライブレコーダー「VREC-DH300D」も2カメラタイプを採用。フロントカメラにモニターと設定スイッチが一体化したモデルとなっている。ここから長い配線をリヤウインドウに装着するカメラまで引き回すことになるのだが、その取り回し方法もさまざまなパターンが想定できる。CRSでは室内のルーフサイドからリヤハッチへの配線を通すホースを使用して、ハッチ上部からカメラへと接続している。これによって、ケーブルが車内にはみ出ることもなく美しい仕上がりを実現するのである。

スピーカーの取付作業ひとつにも専門店ゆえの匠の技が光る

 じつは意外にも手間がかかるスピーカーの取り付けも、CRSなら手際よく作業を進めていく。今回装着したパイオニア・カロッツェリア17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1730SII」の場合、カーナビとトゥイーターをつなぐケーブルの間に、音域を調整するためのユニットである「パッシブネットワーク」を装着する必要がある。トゥイーターはダッシュボード上部に設置するのだが、それに付属するスピーカーケーブルの長さから、ネットワークの装着場所はダッシュボード裏側あたりとかなり限られてしまうのだ。

 しかし、CRSではメーターとナビの間にあるをわずかなスペースに躊躇なく装着。ネットワーク自体も目立たず、すっきりとしたインストールを可能にしていた。このような専門店ならではのノウハウには非常に感心させられた。

 ちなみにハイエースの純正スピーカーは、左右のドアの下部に装着されているのだが、そこにはカロッツェリア「TS-C1730SII」スピーカーのウーファーを装着する。純正スピーカーはドアパネルに直付けだが、今回のカスタムフィットスピーカーはバッフルというアダプターを使用。これがドアやスピーカーの振動を減衰させるため、音質を向上させることができるようになる。 今回は純正のスピーカーケーブルを使用したのだが、カーオーディオのカスタマイズを楽しむ人のなかには、社外のスピーカーケーブルに変更する例も少なくない。ハイエースの場合、ナビなどのヘッドユニットからドアにまでスピーカーケーブルを通すとき、バンパーやフロントグリルを外す必要があるそうだ。このような大掛かり作業も専門店ならではのノウハウで仕上げてくれる。

 このようにカーオーディオやドラレコの配線は、内装のパネルの裏に隠れて見えない部分かもしれないが、そこが一番重要なのだ。意外かもしれないが、配線の配置などを雑にしたことが原因でカーオーディオが鳴らすサウンドにノイズが入ったり、断線などのトラブルが起こることもある。そうしたネガティブ要素を少しでも多くなくせるのも、ハイエース専門店としての知見や豊富な施工実績のなせる技。多くのハイエースオーナーが足繁く通う理由はそこにあるのだ。

【詳しくはこちら】
CRS
https://www.crs9000.com/

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