サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

なんでもかんでもイジれるワケじゃない! チューニングに憧れてるなら手にしたい200万円以下の中古ベース車4台

200万円以下のイメージ

パーツの豊富な車種を選ぶのが吉

 これからチューニングして楽しんでみたい人にオススメするのは、パーツの多いクルマを選ぶこと。他人と被りたくないというものわかるが、パーツがなければチューニングはできない。200万円で楽しめるオススメ車をピックアップしてみた。

オススメその1:日産フェアレディZ(Z33)

 先代のZは100万円代前半から購入可能だ。エンジンはV6 3.5Lでパワーもトルクも十分。マフラーだけ変えれば6気筒らしいなめらかなサウンドを味わえる。足まわりはサスペンションが各社からラインアップされているので、好みのものをチョイスできる。

 サスペンションとブレーキパッドさえあれば、とりあえず十分楽しめる。サーキットまで楽しむならオイルクーラーは必須。ECUチューンでパワーアップも可能であり、スーパーチャージャーという選択肢もある。一気に90psアップで360psも可能だが、そうでなくてもパワーは十分であるが。

 ウィークポイントはタイヤが太いので購入費用が高いこと。車重が重いのでブレーキパッドも減りやすく、ランニングコストは高い。しかし、それを許容できるほどの高級感やシルキーなフィーリングがある。サーキットでは重い車体と長めのホイールベースがゆったりとした挙動を生み、コントロールがしやすい。ドライビングを学びたい人にもオススメだ。

オススメその2:日産マーチニスモS

 マーチをベースにメーカーでチューニングされたのがニスモS。1500ccのエンジンはそこそこ元気。ミッションは5速MTとちょっと古さを感じる。それでも、R35GT-R後期やビッグマイナーチェンジでターボ化されたZの指揮を執った田村宏志氏が関わっているだけあって、しっかりと仕上げられている。ボディはノーマルから「補強を入れまくった」と田村氏が言うだけあって剛性感があり、ハンドリングはノーマルのマーチとは比べ物にならない切れ味を持つ。

 アフターパーツはすごく多いわけではないが、それなりにラインアップされていて普通にチューニングカーとして楽しむことは十分に可能。そもそも車両自体がメーカー製のチューニングカーなので、大きくいじる必要がないという面もある。車両は100万円台前半からあり、お手頃感が強い。

 タイヤサイズは小さく車重も軽いので、サーキットを走ってもランニングコストがそれほど掛からない。ニスモとSCCNによって筑波サーキットや袖ヶ浦フォレストレースウェイにてタイムアタックイベントも開催されている。

オススメその3:スズキ・スイフトスポーツ(ZC32S)

 現行モデルから数えて先々代であるZC31Sとほぼ同じ1600ccのエンジンを引き継いだ、ブラッシュアップ版とも言えるのがZC32S。ボディ剛性は高く、サスペンションはオーソドックスなストラット/トーションビームを採用する。奇をてらった部分がないだけに、壊れにくく長く楽しめる。

 パーツはこれでもかというほど豊富。エンジン内部チューンもでき、ターボ化なども可能。エアロパーツも豊富なので、自分だけのスタイリングに仕上げ、車高を下げてチューニングカーとして楽しむにもオススメの素材だ。

 サーキットで遊ぶならオイルクーラーだけは付けたいが、それ以外はノーマルで問題なし。タイヤは17インチが純正だが、ホイールを上手くチョイスすれば16インチ化も可能。コストに優れる16インチでガンガン走るという選択肢もある。

 スイフトスポーツは現行のZC33Sがターボエンジンで圧倒的に人気。ZC32SはNAエンジンでパンチ力は足りないが、その分タフなので走り込んで遊びたいならZC32Sを選ぶのもアリなのだ。車両+ライトチューンに仕上げて200万円に収めることが可能なので、コストパフォーマンスの良さもポイントだ。

オススメその4:トヨタ86/スバルBRZ(前期型)

 説明不要なほど人気な86/BRZ。200万円で収めるなら選択肢となるのは前期型だ。マニュアルはそれでも130万円以上が目安になるが、ATなら100万円以下でも購入可能。ATはかなりよくデキていて、普通に乗って不満はまず感じないレベル。サーキット走行でも普通に楽しめるくらいのレスポンスと耐久性はあるので、あえてATを買うのも手だ。

 パーツはもちろん多数あり、現在国内ではもっとも選択肢が多い。チューニングの方向性に合わせたパーツがあるので、サーキット向けに仕上げることも、スタンス系も、ラリー風に仕上げるなんてことまで可能。チューニングと車両の総額200万円で仕上げられる好素材だ。

モバイルバージョンを終了