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【ゼロ円チューニング】愛車を劇的にスピードアップさせるカンタン軽量化術とは

クルマの軽量化カスタム

必要なのはやる気だけ!  ゼロ円でできる軽量化メニュー4選

 お金をかけずに愛車を速くすることができるクルマの軽量化。しかも加速だけじゃなくコーナリング、ブレーキングにも効果絶大と良いことずくめだ。チューニング初心者でも少しの手間で恩恵を受けられる、タダでできる軽量化メニューをいくつか紹介してみよう。

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー01:
「運転席以外のシートの取り外し」

 まずは後部座席と助手席の取り外しだ。特別な工具は必要ないし作業も比較的カンタンで、トータルで20kg~の軽量化が実現できる。電動の調整機構やヒーターが内蔵されているシートはとくに重く、クルマによっては足まわりのセッティングが変わってしまうほど。ただし運転席の部分に重心が偏り、右コーナーと左コーナーで挙動が変わってしまったり、転倒やスピンを招きやすいケースもあるので十分に注意すべし。

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー02:
「不必要なスペアタイヤや車載工具を降ろす」

 最近は未搭載のクルマもあるがスペアタイヤのほか、車載工具やフロアマットなども合計すればそれなりの重さになるはずだ。いずれもサーキット走行には必要ないモノばかりなので、サイフや携帯電話を除きピットや待機場所に置いておくといい。

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー03:
「ガソリンの積載量を調整する」

 続いてはガソリンの搭載量。何時間も走り続ける耐久レースは別として、周回数の短いスプリントレースでは、あらかじめ燃費を計算して間に合うだけのガソリンしか入れないのが常套手段だ。ガソリン1Lの重さは約750gなので60Lのタンクを満タンにすれば45kg、それがタンク半分の30Lなら22.5kgと相当な違いが生じることになる。もちろん燃料が足りず、途中で止まってしまってはほかの参加者に多大な迷惑をかけることになり、タンクの形状によっては残量が半分くらいでもガス欠の症状が出る場合がある。安易に減らすのはリスクもあるが、大幅に軽量化できることは確かだといっていい。

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー04:
「内張り&アンダーコート剥がし」

 次はもう少し踏み込んで内装やアンダーコート。それなりに手間がかかるうえ減らせる重量は決して大きくないし、断熱材のアンダーコートは剥がしたら元に戻せずフロアが高熱になる。わずかな軽さと引き換えに失うモノがあると理解し、それでもチューニングを優先したい人は試してほしい。

 もちろんクルマだけじゃなくドライバーの軽量化も大切だ。健康を害してまで体重を減らすなんてのは本末転倒の極みだが、常識的なダイエットの範囲ならサーキット以外でも恩恵は大きい。とくにローパワーな軽自動車やコンパクトカーでは効果的で、とあるドライバーが「レースで絶対に勝つ!」と一念発起し、1年に渡って食事制限や運動を続けて15kgも体重を落とし、見事シリーズチャンピオンを獲得した例を見たことがある。以上のようにお金をかけずに軽くする手段は決して少なくない。ドライバーの健康を含め安全に関わる部分は避け、愛車のポテンシャルを少しずつ高めていくべし。

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