サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

トヨタ「ランドクルーザー70」が90台集結!! やっぱり日本の悪路キングは「ランクル」だったことを痛感した全国集会とは

リアルクロカンとして楽しめるのもLC70の魅力

3年ぶりの全国ミーティングに約90台のランクル70が集結

 トヨタ「ランドクルーザー70」のオーナーたちによって年1回、山梨県のスタックランドファームオフロードコースで開催されている「LC70オーナーズクラブジャパン全国ミーティング」。ノーマル仕様からカスタム車までさまざまなランクル70とオーナーが集い、語らうも良し、走っても良しと、とくに決まりはない、趣味的なオーナーズイベントとなっている。2022年9月に行われた様子をご紹介しよう。

じつは今もバリバリ現役モデルなランクル70

 台風15号がまさに猛威を振るっていた2022年9月24日(土)、富士山麓のスタックランドファームオフロードコースで開催された「17th LC70オーナーズクラブジャパン全国ミーティング」。静岡県側の通行止めがカーラジオの交通情報から流れるなか、たどり着いた会場にはすでに数十台のランドクルーザー70(以下ランクル70)が並べられ、その後も続々と各地から参加車両が会場に入ってきた。

 1984年にデビューしたランクル70は、さまざまなボディ&エンジンバリエーションで車両展開されるが、日本国内ではディーゼル車の排ガス規制などにより2004年で販売が終了。だが、じつはその後も海外では販売が継続され、2007年にはフロントまわりのデザインなどが変更されたモデルがデビュー。このモデルは2014年~2015年にランクル70の発売30周年を記念して、期間限定で日本国内でも発売されている。その後、ふたたび日本国内では未導入となるが、現在もオーストラリアなどで新車が販売されている現役モデルなのである。

ランクル70オーナーによるオーナーのためのイベント

 リアルクロスカントリー車としての走破性や、タフネスみなぎる独特のフォルムなどの魅力にとりつかれたランクル70乗りが毎年1回、全国から集まるのが、今回の「LC70オーナーズクラブジャパン全国ミーティング」だ。2004年にスタートし、コロナ禍の影響で2年間は中止となっていたが、3年ぶりに復活して今回17回目の開催となった。ちなみに、このミーティングのほか、春と年末には走りに軸足をおいたミーティングも開催されているという。

 あくまで趣味的な集まりということで、ショップなどのスポンサードもなく、経験年数なども関係なく、参加者が好きなように楽しめることを目的としたこのミーティング。本来は2日間の開催となっているが、今回は世の中の状況も考慮され1デイでの開催に。感染対策として、例年行われる会場内でのBBQ、トライアル競技、ビンゴなどもナシ、と事前にアナウンスされていたが、それでも会場には90台近くのランクル70が集まったのだった。

雨のなかドロドロのオフロードコースを満喫

 会場に着いた参加者は受付で、今回のために製作されたトートバッグを受け取りミーティングがスタート。ノーマル仕様からオフロード用の本格カスタムが施されたモデルまで、さまざまなランクル70を前に、参加者はそれぞれに楽しんでいた。

 さらに連日の雨でかなりぬかっているオフロードコースでは、車両がヒットする危険も顧みず、ドロドロになりながら果敢に挑んでいる車両が多数。ランクル70のオフロード性能は伊達じゃないことを見せつけてくれた。

 仲間で情報交換をしたり、リアルクロカンの実力を試したりと、ランクル70を通してオーナーたちが交流を楽しんだ3年ぶりの全国ミーティング。台風の影響で遅れていた参加者達が、イベント終盤になってやっと到着したときの嬉しそうな笑顔からも、ランクル70オーナーが心待ちにしていた、このミーティングの魅力が伝わってきたのだった。

モバイルバージョンを終了