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ジープ「グラディエーター」にどうやって「ルーフテント」を装着? ピックアップをDIYカスタムして楽しむオーナーに聞いてみました

2020年式ジープ・グラディエーターと船津 裕さん

ジープの最新ピックアップトラックをいち早く入手してカスタム

 アウトドア&カスタムカーを軸に、カーショーとオートキャンプが融合した新しいスタイルのイベントが「Let’s Chill Out!(レッツチルアウト)」だ。2022年は6月に朝霧フードパークで開催し、さらに今回、秋の部として11月5日(土)~6日(日)の2日間、神奈川県相模原市のシティプロモーションイベント「潤水都市さがみはらフェスタ」との共催で、相模総合補給廠一部返還地にて開催された。

ひときわ目立つ、全長5.6mのビッグなピックアップモデル

 ロングなボディの真っ赤なピックアップスタイルが会場でもひと際目立っていた、2020年式ジープ「グラディエーター」でイベントに参加していたのが船津 裕さんだ。

 ジープ・グラディエーターは2018年のLAショーで発表され、日本国内では2021年に導入が発表された、ジープ・ブランドとしては「コマンチ」以来26年ぶりのピックアップモデルだ。ベースはジープ「ラングラー」(JL)で、ピックアップ化にともないラングラー・アンリミテッドに対してホイールベースが480mm延長され、全長は5.6mとなっている。キャビン部分は4ドア・5人乗りのダブルキャブだ。日本導入モデルは現在のところ高いオフロード性能を誇るルビコン仕様のみで、エンジンは3.6L V型6気筒エンジンの設定となっている。

ベッド部分のラックやオーバーフェンダーはDIYで製作

 船津さんのグラディエーターは2020年式。この年式を見ても分かるとおり、日本導入前の本国仕様だ。そのためグレードはルビコンではなく、スポーツとなっている。いち早く日本国内でグラディエーターに乗り始めた船津さんは、ラフカントリーのリフトアップキットとファルコンのショックで計3インチ(約7.6cm)の車高アップ、プロコンプ17インチホイール&ヨコハマのジオランダーX-MTタイヤなどのカスタムを行っているが、これらはラングラーのパーツが流用可能となっている。

 となると、グラディエーターならではの、ベッド用のラックなどのパーツはどこのメーカーのものか疑問がわくところだ。

 じつは船津さん、ご自身で溶接ができるためホームセンターでCチャンネルの鋼材などを購入し、DIYで製作したのだそうだ。それゆえベッドのトノカバーを活用するため、あえてラックを外側にオフセットして装着するなど、船津さん自身の工夫も加えられている。さらにその自作ラックの上にはキングスのルーフテントをセット。このスタイルで、キャンプなどを楽しんでいる。ちなみにオーバーフェンダーなども自身で製作したのだそうだ。

日本導入スタートで今後は多彩なグラディエーターに期待

 ところで5mを超える全長を持つグラディエーターだが、使い勝手はどうなのだろうか。

「ホイールベースが長いっていうのはありますが、以前乗っていたJK(ラングラー)よりはハンドルが切れるので、それほど気にはならないですね。燃費も6~8km/L走りますし、一般道でも6km/Lは切らないといったところです」

 現在カスタム熱は落ち着いているそうだが、バンパーの交換や取り外し可能なベッド用のシェル装着なども考えていると語る船津さん。日本導入がすでに始まっているので、今後は船津さんのようにさまざまな個性をもったグラディエーターが増えていくことになるだろう。

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