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200台限定でショートボディのジープ「ルビコン」が登場! 「ラングラー」の2ドアモデルは799万円で紫と黒の2色展開です

200台限定で発売されたラングラー ルビコン 2ドア

ハードコアなオフローダーで登場した2ドア

 ジープは2022年12月7日に200台の「ラングラー」の限定モデル、しかもハードコアなオフローダーであるルビコンを導入した。国内未導入となる2ドアモデルの特別仕様車となる。

 ショートホイールベースの2ドアモデルは4ドアモデルより全長とホイールベースが550mm短いため、最小回転半径5.3m(4ドアは6.2m)と小回りがきく。そのため、ボディの短さ(全長4320mm)と相まって狭い場所を縫うように走るオフロードなどで威力を発揮してくれる。さらに、悪路走行時のロックセクションなどで車体下部が路面に干渉しづらいというメリットがある。もちろん、コンパクトなボディと取り回しの良さで、街中での走りも軽快だ。

 エンジンは4ドアモデルが2リッター直4ターボ(最高出力272ps/最大トルク400Nm)なのに対し、最高出力284ps/最大トルク347Nmを発生する3.6リッターV6自然吸気を搭載している。このV6は国内ではほかに全長5600mmとなるラングラーのピックアップモデルであるグラディエーターにも積まれているが、2ドアモデルは全長4320mmで車両重量はグラディエーター(2280kg)より360kgも軽い1920kgという軽量ボディのため、よりパワフルな走破性を実現している。

200台の限定モデル

 装備は日本にも導入されている4ドアのルビコンに準じており、LEDヘッドライトや車両前後の状況を確認できるオフロードカメラを採用。インテリアではフロントにRUBICONの刺繍が入ったレザーシート、Apple CarPlay/Android Autoに対応したオーディオナビゲーションシステム、サブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカーなどが備わっている。もちろん、アダプティブクルーズコントロールやフロント・リアパークアシストなどの安全装備も装備される。

 卓越したオフロード性能を備えたラングラーの中でも、さらに高い悪路走破性をもつルビコンにはさまざまな装備が採用されている。4WDはことさら強い駆動力を必要とする場面で活躍する「ロックトラックフルタイム4×4システム」を装備。これは専用の変速比をもった副変速機を備え、Lowレンジをさらに低レンジ化することなどにより、凹凸のある急勾配路で威力を発揮してくれる。また、フロントサスペンションのストローク量を任意に拡大できる電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム、ヒルディセントコントロールとヒルアセントコントロールなども備わっている。

 エクステリアにもトランスミッション、トランスファーケース、フューエルタンクを保護するスキッドプレートや、サイドステップに代わり車体のダメージを緩和するロックレールなどハードな走行に対応した装備を採用。マッド&テレインタイヤを履いたルビコン専用デザインの17インチアルミホイールが装着された。

 今回は200台の限定となり、価格は799万円。ボディカラーにはこのモデル専用の華やかなパープルであるレイン(102台)と、人気のブラック(98台)が用意されている。

現行モデルで3回目の登場となる“2ドア”ルビコン

 ちなみに、現行モデルの2ドアはしばしば特別仕様として登場している。2020年1月には2ドアショートボディのルビコンが100台限定(589万円)で登場。4ドアのルビコンと同様の装備が施され、ボディカラーはスティンググレー(40台)とヘラヤライエロー(60台)が用意されていた。

 2021年7月にもルビコンの100台の限定仕様(622万円)が販売されている。その際はボディカラーにサージグリーンを採用し、ミリタリーテイストなスタイルに仕立てられていた。またルビコン以外でも、2020年6月にはブラックのボディとタンのソフトトップをまとった特別仕様「ブラック&タン」を50台限定(492万円)で販売。2021年2月にはジープ80周年を記念した110台の特別仕様(583万円)である「80thアニバーサリーエディション」でも登場、その際はベースが豪華装備のサハラであった。

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