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「レイズ」の新作ホイールは25本! なかでも注目は耐荷重値900キロの「ボルクレーシングG025LC」

ボルクレーシングの最新作G025LCを装着したRZ34フェアレディZ

レイズは25種類もの新作ホイールを披露

 2023年で創業50周年を迎えるレイズ(RAYS)は、大阪に本拠を構えるホイールメーカー。あらゆるカテゴリーのレースに参戦していることでも知られている。2023年1月13日~15日に幕張メッセで開催された東京オートサロン2023には、25種類もの2023ニューモデルを持ち込んでいた。

新型「フェアレディZ」にボルクレーシング最新作「G025LC」を装着

 とくにレースに直結している鍛造ホイールのボルクレーシング(VOLK RACING)は9種類もあり、そのうち目玉になるのはG025LCだ。リムオーバーデザインを採用したG025がベースのリムありモデルといった製品で、レイズの解説スタッフはこのように語ってくれた。

「このG025LCは、大型SUVや今回展示しているRZ34フェアレディZのように、リムのとれるクルマ向けに開発したホイールです。最近はハイオフセットのクルマが多く、リムがとれないクルマがほとんどですが、ここへ来て一部、深いリムが履けるクルマも出てきたので、それに応えられるよう、1ピースとしてはかなり深いデザインを採用しました。鍛造ですのでもちろん軽量ですし、耐荷重値も基準値を大きく上回る900kgに引き上げているので、車体重量の重たいクルマでも安心して装着していただけます」

色飛びのない「マックイエロー」を新開発

 また定番の鋳造スポーツホイール、グラムライツ(gramLIGHTS)は新作3本のうち、5本スポークの57CR 2324 LIMITEDと、6本スポークの57DR 2324 LIMITEDにリクエストの多かった黄色=マックイエローを採用。

「これまでも蛍光イエローのグラムライツも出してきましたが、どうしても色飛びの問題がありまして……。お客さまにはそれを了承していただいたうえでご購入いただいてきたわけですが、今年はそうした色飛びのないマックイエローを開発し、リリースに漕ぎ着けました。黄色の要望はすごく多かったので、皆さまに喜んでいただけると思います」

 カラーでいえば、ミニバンユーザーにも人気のあるベルサス(VERSUS)や、プレミアムブランドのホムラ(HOMURA)などは、シックに合わせられる色を揃え、先のG025LCは、新たに開発した光輝調シルバー「シャイニングライトメタル」を採用。同じシルバーでも陰影がつきやすいのが特徴になっている。

 全体的には、相変わらずマット系、ブラック系の人気も根強いが、デザイン、カラーも含め多様なチョイスができるのも、レイズのホイールの大きな強味といっていい。

AR(拡張現実)ホイールシミュレーターも登場

 もうひとつのトピックは、AR(Augmented Reality/アグメンティッド・リアリティ)を使った、ホイールシミュレーターが用意されたこと。ARとは、スマートフォンのカメラで写している画像にCGの映像を重ねて表示することで、そのCGが実在しているように見える拡張現実の技術だ。

 レイズのARホイールシミュレーターは、アプリが不要で、スマホで新製品カタログのQRコードをスキャンし、ARを起動。あとはアイテムを調整すれば、装着完成。自分の愛車でかなりリアルにホイールとのマッチングが確認できるシステムだ。

 2023のニューモデルは、いずれもこのARホイールシミュレーターで、AR体験ができるので、気になるホイールで試してみるといいだろう。

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