サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

アウトドアで侮れない純正オプション装備を紹介! カタログでキャンプ&車中泊で便利なアイテムを知ろう

輸入車としてはめずらしくアグレ・ベッドキットというジャストサイズのベッドキットが用意されているシトロエン ベルランゴとプジョー リフター

カタログを見ればアウトドアや車中泊を想定しているかを確認できる

最近のクルマ、とくにアウトドアに適した車種には、自動車メーカー純正のアウトドア向けのアクセサリーが用意されている。言い方を変えれば、クルマのアクセサリーカタログの内容から、そのクルマがアウトドアユースを考慮しているか、それともしていないのかが分かったりする。ここでは、自動車メーカー純正アクセサリーの中から、アウトドア派ならぜひとも選びたいアイテムを紹介したい。

アウトドアや車中泊に不可欠なアイテムとは?

ところで、アウトドアや車中泊に不可欠なアイテムは、どんな純正アクセサリーだろうか。まずは前後席、またはミニバン系の2/3列目席フラットアレンジによって車内をベッドルーム化、お座敷化する際に必要なマッションマットがある。

そして就寝時のプライバシーを確保するウインドウ全周のプライバシーシェードも不可欠だ。ウインドウを覆ってくれるプライバシーシェードは、純正アクセサリーであればサイズはぴったり。取り付け方法はさまざまだが、メーカー純正ならではの使い勝手、完成度があるから頼りになる。

車中泊用のベッドマットは、純正アクセサリーであればほぼジャストサイズに仕立てられているから(車種を横断した汎用品もあるが)、フラットシートアレンジ時にぴたりと敷くことができるメリットがある。

スペーシア ベースはアウトドア向きな1台

例えば、アウトドアや車中泊だけでなく、サテライトオフィスにもぴったりな1台、スズキ スペーシア ベースを例に挙げると、クッションマットとしてリラックスクッションがあり、ソロなら1セット、カップルなら2セット用意すれば、じつに快適なベッドスペースに仕立てられるのだ。

ウインドウをぴったりと覆ってくれるプライバシーシェードはフロントガラス、フロントサイドガラス、リアサイド&バックドアセットがあり、その2点によってウインドウ全周をぴたりと覆ってくれることになり、プライバシーを守ることができる。

ハイブリッドやPHEVに用意されている、車内外でコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、湯沸かしポット、照明などの家電品が使えるようになるAC100V/1500Wコンセントはアウトドアなどでじつに便利だが、ガソリン車には装備されない。

だが、スペーシア ベースには外部電源ユニットなる、家や電源付きキャンプサイトなどで使えるAC100V/1500Wコンセントが純正アクセサリーとして用意されている。ハイブリッドやPHEVのように、車載のバッテリーから電源を供給するわけではないものの、家の駐車場や電源のあるキャンプサイトなどで、スマートに車内に電源を引き込むことができるから便利だ(リアバンパー部分に外部電源の接続端子があり、ウインドウやドアを少し開ける必要なし)。

クルマでアウトドアや車中泊を楽しむとき、居住スペースや荷物の置き場を広げるために不可欠なのが、車体の横、または背後に設置するカータープ。その下にテーブルとチェアを置けばテラス席のようになり、また、車外に出した荷物を雨や直射日光から守ってくれる効果がある。社外品でも使えるものの、自動車メーカー純正アクセサリーであれば、よりフィットした展開になるはずだ。

アウトドアだけじゃない愛犬とのドライブにもぴったりなクルマとは

アウトドアや車中泊、そして愛犬とのドライブにもぴったりな1台として、5ナンバーサイズのコンパクトミニバンの2列シート仕様がある。そう、ホンダ フリード+やトヨタ シエンタの2列シート仕様だ。

フリード+は標準でラゲッジスペースを上下2段に分けられるボードが付いていて、下段に純正アクセサリーのラゲッジマット(縁があり、樹脂製なので汚れや水気に強い)を敷くことで、上段は汚れないアイテム、下段は汚れやすいアイテムというように、荷物を分けて積み込むことができるようになる。重い荷物はラゲッジマットに乗せて積載すると、縁を持ってスルスルと力要らずで出し入れできて便利だ。ラゲッジスペース下段開口部に段差がないのも、その使いやすさに貢献している。

ちなみにラゲッジスペース上段とシートアレンジしたキャビンをつなげれば、全長1890mmものベッドスペースが出現。そこにぴたりと収まるラゲッジクッションマットとプライバシーシェードを用意すれば、完全個室の車内、ベッドルーム、リビングルームとなりうるのである。

ホンダ車では、ステップワゴンなどにもプライバシーシェードが用意されている。ベッドルーム、車中泊空間として、より広々使えること間違いなしだ。

さらに車体後部にこれまた純正アクセサリーのテールゲートカーテン(と言っても着替え用テント的アイテム)を付ければ、荷物置き場や着替えルームとしても活用できるようになるから便利。

一方、ライバルのシエンタのラゲッジアッパーボードは純正アクセサリーとしてオプション、別売扱いになるものの、これがあればアウトドアでの使い勝手が増すから、お手軽価格でもあり、ぜひとも注目したい純正アクセサリーと言える。

アウトドア向けのオプション設定は輸入車にもある

そうそう、輸入車のアウトドア向きハイトワゴンであるシトロエン ベルランゴとプジョー リフターには、輸入車としてはめずらしくアグレ・ベッドキットというジャストサイズのベッドキットが用意されている。受注生産で価格は約26〜28万円と高価だが、フランス車らしいポップなデザイン性が光るアクセサリーとして注目されている。

アウトドアや車中泊を楽しむためにクルマを選ぶなら、アウトドアや車中泊に特化した純正アクセサリーが豊富に用意されている車種を選ぶというのもいいだろう。それはつまり、アウトドアや車中泊を想定したクルマであるという証拠でもあるからだ。

モバイルバージョンを終了