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クルマにキャンプ道具をキレイに載せると安全運転につながる! コツは「揃える」「大物から」「バランスよく」の3拍子です

何かとかさばってしまうキャンプ道具がキレイに収納できると気持ちいい

重いものは下に置き、隙間を作らないことがポイント

初めてのキャンプではそれほど荷物は多くなかったのに、「雨でひどい目にあったから」「子どもの着替えがなくて苦労した」といった経験から、万が一のための装備が増えていく。悪天候をはじめとする”万一”への備えは大切だが、同時にクルマへの積み込みが大変でパズル状態になりかねない。そこで今回は、クルマにキャンプ道具を上手に載せる方法をお伝えします。

何を積み込むか把握

最初に何を持っていくかを把握することが大切。

余裕があれば、一度床に道具を広げて重複はないかを確認。コンテナボックスなど中身が見えない箱に詰めた小物に無駄はないかもチェック。用途別に分けておくといいが、あまりに大きなボックスだと中に無駄な空間が生じていることもあるので、ボックス自体を別の道具入れに変更するなど工夫が必要だ。

カタチをそろえる

何を持っていくか決まり、コンテナボックスやトートバッグに詰め込んだら、カタチと大きさが似ているもの同士をまとめておく。薄いけれど幅をとる折りたたみ式のチェアとテーブル、棒状にまとまる収束式のチェアとテーブルといった具合だ。

こうすることで無駄な隙間が生まれにくくなるし、落ち着いて組み合わせを考えれば、”シンデレラフィット”的にピタッとあう組み合わせが見つかる場合もある。

四角い空間を作る

クルマのラゲッジスペースは、タイヤハウス、リクライニングした後部シートの下の方など思った以上に出っ張りやくぼみがある。くぼみや出っ張りをできるだけなくすように小さめのボックス類を積んで、できるだけ四角いスペースを作ること。

そこまでできたら大きくて重いもの(テント)、カタチが変わらないもの(コンテナボックスやテーブル、チェアなど)を重ねていく。このとき、薄くたたまれたテーブルは平らな面を置くのではなく、立てると荷崩れしにくい。ペットのケージを置くなど、2列目シートがつぶれる場合は足もとに置くのも手だ。

重いモノは下に、軽くソフトなものは上にしてバランス良く載せる

シンプルに、重いモノは下に置いて軽く、ソフトなものは上に積むと荷崩れしづらいし、破損もしにくい。硬くて大きくて重くなるクーラーボックスは、ラゲッジの奥の方に積むのではなく、買い出しの際にすぐに取り出せ、氷などの補充ができるようバックドアのすぐそばが便利。上に荷物を積むとフタを開くのに手間取るので、軽いものを載せる方がいい。

もし、サイズがあえば棚やテーブルをそのまま積んで棚代わりにするという手もある。その際はテーブルや棚がガタつかないことを確認しておきたい。あまりに重いモノばかりを片側に載せると、運転時にふらつく危険がある。左右もバランスよく積載することも大切だ。

ガタつかないよう袋物を隙間に詰める

四角い空間を利用して大きめのモノを積んだら、その隙間を埋めるように着替えやマットなどを積んでいく。ガタつかないようにすることで、道具同士がぶつかって破損するのを防ぐのだ。

また、最後にバックドアを開けた瞬間に雪崩が起きるのも困りもの。駐車場に散らばってしまうと道具の破損はもちろん、紛失の危険がある。隙間を埋めた上で、大きめのラグでカバーするようにしておくことでバックドアに道具が直接当たることがないし、ある程度の雪崩防止に役立つ。

背もたれ以上に積み上げない

背の高いクルマの場合、いくらでも道具を積み上げられそうだが、クルマの背もたれ以上に積み上げると視界を確保できないし、ブレーキをかけたときなどに荷物が崩れて前に落ちる危険がある。床付近に置いた道具が背もたれ以上の高さになるのは仕方がないが、2段、3段と積み重ねて背もたれ以上の高さにするのは避けること。もし、どうしても積み重ねる場合はネットをかけたりタイダウンベルトなどで固定しておこう。

道具をきれいに積むことは、気持ちがいいうえ安全運転にもつながる。できるだけラゲッジの隙間を埋めて、ビシッと道具を積んで出かけよう。

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