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ベントレー「コンチネンタル GTC」に乗り込み夜間飛行に向かった先は…【美と食を巡る旅:群馬編・前編】〈PR〉

ベントレー「コンチネンタル GTC アズール」に乗って、前橋までショートトリップ

ベントレーで群馬・前橋へショートトリップに出かけてきました

AMWがベントレーで訪ねる「美」と「食」を巡る旅。初回となる今回は群馬県へ。都心から2時間弱の都市へ注目のグルメとホテルでの時間を堪能してきました。

ナイトクルーズこそ、ベントレーを愛でるにふさわしい

その日、陽が暮れる頃になって思い立つようにベントレー「コンチネンタル GTC アズール」のスマートキーを手にした。

当初は翌朝にルーフを開けてさっそうと気持ちよく目的地へと駆け抜けるつもりだった。だが、無性にナイトクルージングしたくなったのだ。というのも、ドライバーにとってベントレーのラグジュアリーなひと時を強烈に感じる時間といえば、夕闇迫る頃からだからだ。

しっとりとした上質なレザーのステアリングやダッシュボード。そこに輝きを添えるかのように磨きこまれたシフトレバーにダイヤモンドナーリング(ローレット加工)されたスイッチ類。そして車内に彩りを添えるムードライド。

このコックピットに感じる深くて艶のある陰影感とちりばめられた煌びやかなパーツ類が織りなすゴージャスさ……、それはやはり夜の帳が下りた頃がいい。肌ざわりさえも一層艶やかに感じてしまう。加えて、ナイトビジョンやヘッドアップディスプレイなど夜間の安全性に特化したナイトクルーズ機構も備えている。

そう、夜こそがまた一段と特別なコックピット感が増すのだ。気分は夜間飛行。ドライバーにとっていつまでも浸っていたくなる非日常的空間なのである。だから、どうにも夜にドライブしたくなる衝動に駆られるのだった。

コンチネンタル GTCは、闇夜を切り裂く一筋の青い閃光

今回借り出したモデルは「コンチネンタル GTC アズール」。4シーターの2ドアコンバーチブルだ。もともと「アズール」は、ベントレーのコンバーチブルモデルを指す名称だったが、現在は究極的な性能を追求した「スピード」に対し、もうひとつのベントレーの大きな魅力である“長距離移動時の快適性”をより追求したグレードの呼称となっている。

エンジンは4L V8ツインターボエンジン。最大出力は550ps/5750-6000rpm、最大トルクは770Nm/2000-4500rpmを発生。駆動は4WDで8速ATと組み合わされ0-100kmまでの加速は約4.1秒、最高速度は318km/hと、車両重量2370kgの車体を軽々と走らせる。

ベントレーといえば職人技が生きる仕立てとそのカスタマイズが大きな魅力だが、このクルマのカラースキームは青を意味するアズールの名を象徴するかのようだ。ボディは光によって色合いが変わる深いブルーの「Dark Sapphire (ダークサファイア)」。

内装はメインハイド(皮革)に「Klein Blue(クレインブルー)」を選び、セカンダリーハイドやトリムに「Imperial Blue(インペリアルブルー)」と明るめのブルーを組み合わせている。見る度にハッとする美しい色合いだ。

コックピットを囲むパネルは薄いマットラッカーで仕上げられたオープンポアベニア仕様の「Crown Cut Walnut(クラウンカットウォルナット)」。輝きも質感ももはや工芸品に囲まれているかのよう。

外装ではフロントグリルなど力強さを感じさせるコンチネンタルブラックラインスペックをおごり、ブラックペイントが施された22インチの5スポークホイール、Klein Blueのカーボンファイバーボディキットといったオプションパーツを備え、エレガントな車内とは裏腹に野性味を持ったスポーツ性を強く感じさせる仕様となっている。この組み合わせは特別感たっぷり。ナイトドライブで走る姿は、見る者にとって闇夜を切り裂く一筋の青い閃光に写るに違いない。

>>>ベントレー コンチネンタル GTC アズールをもっとよく知る

ゆったりと流して満たされるベントレーの余裕

さて、今回の目的地は群馬県である。前橋とその周辺だ。というのもいま前橋が、アートシーン界隈を中心に世界から注目されているという話を耳にしていたから。しかも、注目のグルメスポットもオープンしているというのだ。

前橋といえば都心からは空いていれば90分ほど。さほど遠い場所でもない。それに周辺は榛名山や赤城山など紅葉のドライブスポットも点在している。アートを愛で、美食を楽しみ、自然の美しさも堪能できる都市というわけだ。美を巡るのにオープンボディの「コンチネンタル GTC アズール」ほど相応しいモデルもない。

ベントレーの快適な空間で移動してしまえば、前橋は本当にあっという間だ。飛ばしているわけではない。コンバーチブルとは思えない静粛性を誇る車内で、バング&オルフセンが専用チューンしたオーディオからの音楽を聴きつつ空いている夜の高速道路をゆったりと流す。それだけで、心豊かになり幸せである。といっても、時折アクセルを踏みんでは追い越しを掛け、瞬時に怒涛のように盛り上がるトルクとパワーにちょっと酔いしれてはいたが……。

今宵の投宿は、気鋭の建築家が手掛けた「白井屋ホテル」

思い立ったように出たものだから、最初に訪れたのは投宿先の「白井屋ホテル」である。創業は江戸時代という絹の集積地として栄えた前橋の老舗旅館だったが、時代の移ろいとともに衰退し、取り壊しが決まっていた。その白井屋をなんとか残そうと、地元有志たちが端となり、前橋出身である大手眼鏡ブランド「JINS」の田中仁社長が立ち上がり、構想から6年半の歳月をかけて再建を果たしたものだ。

ホテルは元の建物を大胆にリノベーションした「ヘリテージタワー」と、旧河川の土手をイメージして新築された「グリーンタワー」からなる。設計はブダペストのHouse of Musicやロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013などでも話題の建築家・藤本壮介。とてもデザインコンシャスで見るだけでもワクワクする建築だ。

客室もほかには類を見ないものだ。あの金沢の21世紀美術館の「スイミング・プール」で知られるレアンドロ・エルリッヒや世界的プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンなどそうそうたるアーティストが自ら手掛けた部屋があるのだ。そう客室自体がアートピースなのである。

ほかにも館内には杉本博司など名だたるアーティストの作品がロビーや客室にちりばめられている。アート作品を飾るホテルはあまたあるが、客室そのものがアート、しかも世界的なアーティストが手掛けているものは、ほかにない。ここでのステイは特別でいつ来ても刺激的。世界が注目するのも頷ける。

それにスタイリッシュなダイニング「the RESTAURANT」も楽しみの一つ。あのフロリレージュの川手寛康シェフが監修し、川手氏のもとや各地で研鑽を積んだ片山ひろシェフが、群馬県産の素材を大いに生かした料理でゲストをもてなす。それに週末にひっそりとオープンする杉本博司と建築家の榊田倫之が手掛けた「The BAR MATCHA-TEI」でのひと時も魅力だ。世界的に活躍する木村堅のミクソロジーはマジックのよう。

白井屋ホテルで過ごすうちに感じたことは、いつもの隠れ家で過ごすだけでなく、離れた街にお気に入りの隠れ家を見つけ、そこでゆったりと特別なひと時を過ごすのは大いにアリだ、ということ。ベントレーを持ったならば、移動をも楽しみたいのだから、泊りがけでふらりと行ける場所があってもいい。ここはそんな使い方をしたい場所であった。

(後編に続く……)
噂のレストランとギャラリーが入る「まえばしガレリア」へ

●Information

■ベントレー コンチネンタル GTC アズール
車両価格:3946万8000円
全長×全幅×全高:4880×1965×1400mm
エンジン:V型8気筒ツインターボ
排気量:3996cc
最高出力:550ps/5750-6000rpm
最大トルク:770Nm/2000-4500rpm
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:318km/h
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■白井屋ホテル
所在地:群馬県前橋市本町2-2-15
TEL:027-231-4618(7:00-22:00)
https://www.shiroiya.com/

 

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