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女性ドライバー限定の「KYOJO CUP」参戦ドライバーを中心に結成された「全日本女性自動車競技選手会」のPRも!

全日本女性自動車競技選手会の運営役員の猪爪杏奈、翁長実希、平川真子の3選手が会場を訪れた

スーパーフォーミュラとSUPER GTの2冠を達成した宮田莉朋選手が大賞

2024年1月10日(水)、新春恒例の日本モータースポーツ記者会(JMS)主催の「モータースポーツナイト」が開催された。ここでは、2023年に国内外のモータースポーツシーンで活躍した選手団体を対象にしたJMSアワードが選定され、この場で発表となった。

特別賞は立川祐路選手とミシュランに

日本モータースポーツ記者会(JMS)は、モータースポーツイベントを取材するジャーナリストやモータースポーツ専門誌の編集者などにより組織されている団体で、モータースポーツの取材環境の向上とモータースポーツの普及、啓蒙を目指し、1965年に発足している。

前年シーズンに活躍した選手や団体を対象に、そのJMS会員による投票でJMSアワードが決定し、毎年このモータースポーツナイトの会場で表彰が行われている。2023年のJMSアワードでは、2023シーズンでスーパーフォーミュラとSUPER GTの2冠を達成した宮田莉朋選手に贈られることとなった。

宮田選手は1999年8月生まれの24歳。4歳でレーシングカートデビュー。2013年からは全日本カート選手権に参戦し、2015年からはFIA-F4選手権で4輪レースデビューし、2016年、2017年に同シリーズ連覇。2023シーズンは、スーパーフォーミュラにはVANTELIN TEAM TOM’S の37号車、SUPER GTにはGT500クラス「#36  TGR TEAM au TOM’S」で参戦し、ともにタイトルを獲得。2024年シーズンは、WECでの活躍が中心となる。この日もWECのテストのため、スペインにいるということで、ビデオメッセージでの登場となった。

JMSアワード特別賞は、SUPER GTを2023シーズン限りで引退する立川祐路選手と、同じく2023シーズンでSUPER GTへのタイヤ供給を終えることとなったミシュランタイヤ。ともに、長年にわたり国内のモータースポーツシーンを盛り上げてきたその功績を讃えて、ということで受賞となった。

また、この会場には、2023年11月に発足した「全日本女性自動車競技選手会」の運営委員である3名の女性ドライバーが訪問し、この機会に同選手会のPRを行った。

「全日本女性自動車協議選手会」は、女性ドライバー限定のプロレースシリーズ「KYOJO CUP」に参戦するドライバーたちを中心に結成された団体で、モータースポーツの世界で直面するジェンダーの課題などを洗い出し、自動車競技に取り組む全ての女性ドライバーを守り育てていくことを目指している。

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