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ランボルギーニは生産現場から美しい! 女性写真家の写真展が本社ミュージアムで開催中…カメラが捉えた自動車工場の内側とは

イタリア人アーティストのルクレツィア・ローダ氏

自動車工場の内側が舞台の写真展が開催中

ランボルギーニの本社に併設されているランボルギーニミュージアムは、イタリア人アーティストのルクレツィア・ローダ氏による新しい写真展「The Industrial Perspective(産業的視点)」を開催しています。2025年4月15日の世界美術デーに開幕したこの写真展は、普段目にすることのできない自動車工場の生産現場が舞台となっています。

カメラが捉えた、自動車工場の美しさ

ランボルギーニミュージアムで開催中のルクレツィア・ローダ氏による写真展「The Industrial Perspective(産業的視点)」は、ランボルギーニの遺産にインスパイアされた芸術作品が展示される。ランボルギーニミュージアムは、2024年には17万2000人の来館者を記録した。

ルクレツィア・ローダ氏は1992年生まれで、演劇写真の経歴を持ち、産業界にその壮大なアプローチを持ち込んだ人物である。写真展は工場で撮影された写真が往年の名車とともに展示され、来場者を立ち入ることのできない工場を巡る没入型の旅へと導く。

ルクレツィア・ローダ氏は、このようにコメントしている。

「このプロジェクトでは、細部に機能だけでなく、形、光の種類、物語の緊張感がある場所に入ったときに感じる驚きを表現しています。ランボルギーニを撮影することは、生産現場と工場が共存する次元に足を踏み入れることを意味するのです」

ランボルギーニとアートの親和性は、ブランドの特徴のひとつである。ランボルギーニミュージアムは常に進化し続けるスペースであり、ブランドの伝統が新しい形の文化と対話する場所である。ランボルギーニの歴史を刻んできた名車とともに、アートやデザインを通してブランドのストーリーを広げる企画展を開催している。

この「The Industrial Perspective」展はランボルギーニミュージアムで一般公開されている。2025年4月までは毎日9時30分〜18時まで、同年5月から7月までは9時30分〜19時まで開館している。

AMWノミカタ

普段目にすることのできない自動車工場の内側が、アートにあふれているという感覚はとても良くわかる。とくにランボルギーニのように性能美を追求し、美しいビスポークにも力を入れているブランドはなおさらだろう。目にするものだけではなく、匂いや音などもその対象となる。

かつてベントレーは、工場で響く音を使って音楽を作るビデオを公開したことがあった。そんな工場の当たり前の風景の中にも芸術は潜んでいるものである。今回のルクレツィア・ローダ氏の作品は写真だが、どれも生産工程の一部を見事に切り抜いた作品になっている。彼女は工場を単なる製造現場と捉えず、新たな生命が生まれる劇場と表現している。そして力強さと美しさの共存というランボルギーニのアイデンティティが鮮やかに表現されている作品だと感じる。

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