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富士スピードウェイで「働くクルマ」と「旧車」が共演した異色イベント開催

自美研ミーティングの今回のテーマ設定エリアは「アコード歴代祭 〜CAアコード40周年企画〜」だった

毎秋富士スピードウェイで行なわれるコラボイベント

働くクルマから旧車まで、個性あふれる450台が富士スピードウェイで2025年11月1日に開催された「第18回自美研ミーティング&第6回商用車ミーティング」に大集合しました。とくに商用車ミーティングではタクシーや教習車、覆面パトカー仕様など珍しい車両が登場し、自美研エリアではマイナー車や旧車、カスタム車が並びました。クルマ文化の多様さを感じられる“ノージャンルな祭典”として、今回も大盛況となりました。

商用車エリアではコスプレ姿も見られる熱狂

自美研ミーティングはジャンルレスで、とくに「少し旧いマニアックなクルマ」が集まるミーティングである。一方、商用車ミーティングはその名のとおり、バスやタクシー、変わったところでは覆面パトカー仕様など「働くクルマ」が集まるミーティングだ。

それぞれ独自にイベント展開をしているが、富士スピードウェイでコラボイベントを開催するのが毎秋の恒例となっている。

会場はそれぞれのエリアに分けられている。商用車ミーティングエリアでは、緊急車両、公用車、教習車、社用車、バスという区分で展示。払い下げのクルマから仕様変更されたものまで、マニアックな車両が並んだ。テーマに合わせたコスプレをするオーナーの姿も見受けられた。

これらのクルマのほとんどは自走でイベントに参加している。富士スピードウェイで同日に行われていた他のイベントに参加した人たちは、これらのクルマがサーキット内を走っているのを見て不思議に思ったことだろう。

他イベントでは理解されないマニアックすぎるマイナー車種でも参加可能

一方、自美研エリアには、国産・輸入車のさまざまなメーカーのクルマが参加し、カスタム派・ノーマル派が入り混じっていた。旧いクルマ系のイベントというと日産車が多いイメージがあるが、このイベントに関してはとくにそういった傾向は見受けられない。

また、一見普通の中古クルマに見える車両でも、グレード的にマイナーであったり、そもそも販売台数が少ないクルマなど、見る人が見ればかなりマニアックなモデルが普通に並んでいるのが特徴だ。何人かのオーナーに話を伺ったが、

「このイベントがあってよかったです。他のイベントでは理解してもらえないんで」

という声も多く、このイベントがニーズを満たしていることを示した。

毎イベントでテーマエリアを設定!富士では「アコード歴代祭」

自美研ミーティングはノージャンルが基本だが、イベントごとにテーマを設定した参加エリアが設けられている。今回のテーマは「アコード歴代祭 〜CAアコード40周年企画〜」であった。そのため、前列のエリアには歴代のホンダ「アコード」が並び、オーナー同士の交流が行われた。ちなみに春に行われた同イベントでは、「2000年の相模湖ピクニックランド」というテーマが設定されていた。

2026年の開催に期待!見学のみの参加は不可

毎年秋に行われているコラボイベントは、現在のところ2026年の開催は未定である。「自美研ミーティング」は例年は春に単独で相模湖で行われる。春になるとさまざまな自動車系イベントが多くて、どれに参加するか迷うかもしれないが、マイナー車種に乗っているオーナーには「自美研ミーティング」をオススメする。ただし、見学だけの参加は基本的に不可であるため、注意が必要だ。

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