昨年の初開催で人気のブースとなった「あそべる秘密基地」
「あそびがまなびに変わる! クルマのワクワクたいけん!!」をテーマに、子どもたちが主役となって楽しめる体験型パークとして開催された「オートバックスこどもビリティ」。2025年の大阪オートメッセで初めて行われ、会場屈指の人気コンテンツとなったこのエリアが、2026年はさらにスケールアップして帰ってきました。クルマの魅力を“体験”を通して伝える、新たな秘密基地を紹介しましょう。
2026年はコンテンツを8つから11へとパワーアップ
「オートバックスこどもビリティ」は、オートバックスセブンと大阪オートメッセがタッグを組み、「次世代のクルマファンを育てる」という目的で立ち上げられた。それが、子どもが主役の体験エリア「オートバックスこどもビリティ」だ。初開催となった2025年は、趣旨に賛同したメーカーやショップが集結。「作る・楽しむ」を軸に8つの体験型コンテンツを展開し、子どもたちの「やってみたい!」を強烈に刺激した。
そして2026年は、コンテンツが昨年の8から11へと拡大。職業体験からデザイン教室、eモータースポーツ体験まで、クルマの世界を多角的に楽しめる構成へと進化している。今回はAMWが注目するコンテンツをピックアップした。
憧れのレーシングドライバーやメカニックになれる「こどもばっくす」
エリアの中心となるのは、レーシングドライバーとメカニックの職業体験だ。ドライバー体験では、レース参戦歴を持つマシンを使用したコクピットライドを実施。メカニック体験では、実際の現場で使用される工具を使い、タイヤ交換作業に挑戦できる。
使用車両は、オートバックスセブンがかつて開発した幻のスポーツカー、ASL・ガライヤだ。前者はGT選手権に参戦した本物のレーシング仕様、後者は希少なプロトタイプである点にも注目したい。単なる体験にとどまらず、クルマ好きにとってブランドの歴史に触れられる点も見逃せない。
体験は本物のレーシングスーツやメカニックスーツに着替えて臨むため、子どもたちの気分は一気に本格モードへ。シャッターチャンスを狙う保護者の熱量も自然と高まる。なお、コクピットライド参加者には、有料オプションでライセンスカードの発行も用意されている。イベントの記念としてはもちろん、“ドライバーになった証”として心に残る一枚になるはずだ。
そのほか、ARTAレーシングマシンのペーパークラフト組み上げや、着色して自分だけの1台を仕上げる「くるまアート」、マスコットキャラクターの「タイヤくん」との撮影など、気軽に参加できるコンテンツも充実している。
スーパーGTの臨場感が本物のレースカーで満喫できる「SUBARU」
国内最高峰ツーリングカーシリーズであるスーパーGTレースに参戦するマシン、SUBARU BRZ R&D SPORTの実車コクピットに座り、最新VRによるサーキット走行体験ができるプログラムだ。映像は2025年最終戦もてぎの360度VRデータを使用。前車をオーバーテイクするシーンやGT500マシンに迫られ、追い抜きされる展開など、リアルなレースバトルが体験できる。
映像だけでなくスピーカーやウーファーによる音響演出に加え、振動表現も組み込まれており、臨場感は圧倒的だ。ステアリング操作にも対応し、疑似体験の域を超えた没入感を味わえる。体験時間は約5分。しかし、走り終えた瞬間には「もう一度!」と言いたくなる中毒性がある。
本格的なカーデザイナー体験に没頭!「ダイハツ工業 カーデザイン教室」
地元・大阪開催ということもあり、ダイハツ工業のブースは本格度が高い。テーマは“カーデザイナー体験”。実際の車両開発に携わるプロフェッショナルの指導のもと、デザインの世界を体験できる。
クレイモデルエリアでは、1/1スケールと1/20スケールの2種類を用意した。1/1では、実際の開発現場と同様のスケールのクレイモデルを使用。ボディ削りや盛り付けなどを行い、新しい造形を生み出す工程を体験できる。1/20モデルでは、用意されたクレイを使って自由な発想でアレンジ。窓枠シールも用意されており、完成後はジオラマ背景での記念撮影も可能だ。
スケッチエリアは、タブレットを使って色塗りや色替えを行うデジタル教室と、実際の開発現場で使うマーカーを使った手描きの着彩体験の2種類がある。いずれも段階的なプロセスに沿って進めるため、初めてでも完成度の高い作品に仕上がる。所要時間は約40分。参加希望の場合はスケジュールに余裕を持ちたい。
話題のeモータースポーツでレースやタイムアタックに挑戦「JEGT」
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの人気タイトル『グランツーリスモ』を使用し、リアルとバーチャルを融合させたeモータースポーツの国内最大級大会として知られるJEGTが、子ども向け体験会を実施する。
会場には実際の大会で使用するシミュレーターも持ち込まれ、レースやタイムアタックに挑戦できる。近年急成長を続けるeモータースポーツの魅力、面白さを体感できるはずだ。専門スタッフのサポートがあるため、初心者でも安心して参加可能だ。
ミニ四駆やクルマ好き免許証の発行など充実のコンテンツ
アメリカで人気のカスタムバンをモチーフとしたタミヤのコミカルな1/12RCスケールモデル「ランチボックス」。その世界観をリアルに落とし込んだ実車版が再登場した。ガレージ愛知が製作した1/1スケールの車両に乗車したり、みんなで引っ張ったりとダイナミックに楽しめる。
「タミヤ」ブースでは、最新ミニ四駆のサーキットや特設コースで触れ合える。さらに、自分だけの“クルマ好き免許証”を制作できるコーナーなど、遊び心あふれる企画も多数用意されている。ただし、一部ブースでは整理券配布制となるため、参加希望者は早めの来場がおすすめだ。
“遊び”のなかに“学び”を組み込み、クルマの世界への入り口を広げる「オートバックスこどもビリティ」。未来のエンジニアやドライバー、そしてクルマを愛するファンを育てる現場を、ぜひ会場で体感してほしい。
