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公共交通インフラ整備度がドイツでドイツ第2位の都市ケムニッツではシュコダ製路面電車が大活躍【みどり独乙通信】

シュコダの路面電車に乗ってみたかった。次回はぜひ乗車したいです

ケムニッツの驚異的に充実した
公共交通機関に目をみはるばかり

元プロサッカー選手で引退後は有名モータースポーツチームのマネジメントに携わった友人夫妻に会いに、ケムニッツという街を訪れたモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。吹き抜けのある友人宅の広いリビングには心も身体も暖かくしてくれる暖炉がありました。憧れのライフスタイルに感動しながら、モータースポーツの話で盛り上がったようです。

友人が所有しているマニア垂涎ものの
モータースポーツ関連のお宝がスゴい

友人夫妻の広い自宅も全室拝見したのですが、モータースポーツや数々の自動車業界の歴史的なお宝が家のあちこちからエンドレスに出てきて驚きます。日本人ドライバーの方々とも親交があったようで、若き日の日本人レジェンドドライバーのカッコいい写真もたくさん見せてもらい感動しました。彼らのお子さん達は全く別の業界で仕事をしているので、ここにある数多くのお宝は「私が死んだら全てゴミになっちゃうな」とおっしゃいます。どこかのミュージアムや資料館に寄贈できると良いのですが…。

二日目はケムニッツ市内に観光へ出かけました。友人の運転でケムニッツ中央駅の駐車場まで行き、そこから市内へ向かいました。駐車券を買おうと私が券売機へ向かったところ、アプリに登録しているから現金なしで駐車出来るからいいよと言われました。友人は80歳ながらアプリをサクサク操作して駐車料金の設定をしていましたが、メカオンチでハイテクが苦手の私ならモタモタすること間違いなく、現金でチケットを買った方が早いと思ったほどです(笑)。

中央駅の外観パネルはどこかで見た事があるなと思ったら、ミュンヘンのサッカーの聖地アリアンツ・アレーナの外観を覆う日本の誇る旭硝子製の高機能フッ素樹脂と同じものが使用されているそうです。

ドイツ国内で公共交通の便利度2位!
路面電車はチェコのシュコダ製だった

中央駅内はこじんまりとしていたのですが、ホームには在来線の他にも路面電車がそのまま入って来るので、乗り換えが非常に便利です。ケムニッツ市の人口は251069人(20251月末現在)に対し、市内をひっきりなしに路面電車やバスが走っていて驚きます。ドイツで公共交通機関のインフラが整う街のNo.1は首都ベルリンですが、ケムニッツがそれに次いで第2位だそうです。

この街の路面電車の車両は隣国チェコのシュコダ社と提携していて、同社製の車両が多く運行されています。てっきりシュコダは自動車メーカーだと思っていので、路面電車も作っていることは新鮮な驚きでした。車両にはブランドマークが入っています。私が住むミュンヘンは地元ジーメンス社製の車両がメインではないかと思います。

旧東独時代の段ボール製自動車のディーラー!?
トラヴァントの名残りもある便利な中心街

私も時々利用するヨーロッパをネットワークする格安高速バスのFlixbus用のターミナルと、市内や近郊都市を結ぶバス用とバスターミナルは、ケムニッツ市内に2カ所あるそうです。隣国チェコにも近く、首都のプラハまではクルマで2時間半程だそうです。このバスターミナルからもバスで気軽にチェコまで直通で行けるなんて便利ですね。ケムニッツはドレスデンやライプツィヒにも近く、この2つの都市に通勤・通学をしている市民も多いらしく、自家用車がなくても公共機関で快適に移動ができると友人が教えてくれました。

ただ、ドイツ鉄道のICE(高速鉄道で日本の新幹線のような車両)はケムニッツには停まらないのが難点です。私が今回ケムニッツを訪れるにあたり、電車ではなくレンタカーを選んだのも実はそれが理由でした。

旧東ドイツ時代の自動車といえばトラヴァントですが、ショールームもまだ残っていました。現在は空き店舗となっていましたが、かつては旧東ドイツ中の市民が商談に訪れていたそうです。そのショールームがある通りは、かつてケムニッツで一番の高級ショッピング通りで、日本で言えば銀座のような感じだったそうですが、中心街に大きなショッピングセンターやデパートができてからはそちらへ移転し、いまは個人商店や飲食店が軒を連ねます。街が小さい上、大きな商業施設などが集約し、バスも路面電車もひっきりなしに乗り入れているので、ケムニッツの街は非常に便利です。

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