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泥よけ外しとインナー加工が鍵! 三菱「トライトン」に極太の285/70R17を装着する方法

三菱 トライトン:ガンメタのベルサスVV21SXにNITTOリッジグラップラー285/70R17を組み合わせた迫力の足元

フロントを2インチ弱リフトアップし、泥よけ取り外しとインナーカバー加工を施せば、285/70R17は装着可能

三菱「トライトン」に極太タイヤの285/70R17を履かせたい。そう考えるオーナーは多い。ただし純正から外径が約55.6mm大きくなるため、タイヤがインナーフェンダーに当たってそのままではステアリングが切れない。大阪のカスタムショップ「サンヤード」が実車で検証し、干渉を回避する具体策を導き出した。フロントの加工とリフトアップで、全切り走行までこぎ着けた実践ノウハウを公開する。

トライトンの純正タイヤ265/60R18から285/70R17へ、外径は約55.6mm大きくなる

三菱「トライトン」のカスタムにおいて、タイヤサイズは仕上がりを左右する重要な要素だ。純正サイズは265/60R18で、外径は775.2mm。タイヤが薄く、足元のインパクトに欠ける印象がある。そこでサンヤードが選んだのが285/70R17である。車格とのバランスを考えると、このサイズがインパクト満点でちょうどいいと、店長の大島さんは語る。

組み合わせるのはNITTO(ニットー)「リッジグラップラー」の285/70R17。ホイールはベルサス「VV21SX」の17インチ8J・インセット±0だ。ただし285/70R17は外径が830.8mmになる。純正に比べて約55.6mm大きくなる計算だ。そのため交換しただけでは、フロントタイヤがフェンダー内の泥よけやカバーに当たり、ステアリングが切れない状態になってしまう。かなり攻めたサイズ設定である。

フロントを約2インチ弱リフトアップしてトライトンの前下がり姿勢を補正する

まずはスタイルバランスを整える意味で、フロントをリフトアップする。ACC製の「イージーアップ」をフロントに装着した。これにより、後ろ上がりだった車高がフラットに補正される。イージーアップによるリフトアップ量は約5cm、全高では約2cmのアップとなる。

ちなみにタイヤの外径が純正より大きくなったことで、タイヤだけでも約3cm弱の車高アップになっている。ピックアップトラックは荷台に荷物を積む前提のため、どうしても前下がりの姿勢になりやすい。フロントを持ち上げることで、水平に近い自然なスタンスへと整う。

フロントは泥よけ取り外しとインナーカバー加工でステアリング全切りをクリアする

そのまま履かせると、フロントは左右どちらもステアリングを全切りできない。タイヤが泥よけやインナーカバーに干渉するため、加工が必要になる。加工の方向性は2パターンある。

ひとつは、泥よけを外し、バンパー下部を少しカットしたうえで、インナーカバーをバンパー側へ追い込む方法だ。フロントフェンダー前方のクリアランスは、ステアリングの切り始めで数mm程度しかない。ただし奥まで切り込んでしまえば、余裕でかわせる。もうひとつは、泥よけを外し、インナーカバーのクリップを外して奥へ折り返し、内側に収める方法である。この場合、切り始めから切り込んでいってもクリアランスは常に数mm程度を保つ。わずかな隙間だが、奥まで干渉せずに切り込める。いっぽうリア側は前方も後方もクリアランスが充分にあり、加工は必要ない。

17インチ8J・±0のホイールにはオーバーフェンダーの装着が必須となる

今回のホイールサイズは17インチ8J・インセット±0。このサイズだと、タイヤがフェンダーからはみ出してしまう。取材時には確認できていないものの、おそらく片側9mmのオーバーフェンダーを装着すれば、フェンダー内に収められる見込みだ。

結論として、フロントを約2インチ弱(全高においては約2cm)リフトアップし、フロントの泥よけを取り外し、インナーフェンダーに若干の加工を施せば、285/70R17は装着できる。ステアリングを全切りしても、ギリギリ干渉せずに走行が可能だ。大島さんは実車で一つひとつクリアランスを確かめながら、履けるかどうかの境界を丁寧に見極めていた。数字だけでは判断しきれない実車合わせの積み重ねこそが、この検証結果に確かな説得力を与えている。

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