サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

北陸自動車道上り・徳光PA「地場物食処」:「買う、休む、遊ぶ」ができて地元の食材を使った名物メニューも充実【SPめし】

徳光うどん・カニカマ天690円に生卵100円をトッピング

ハイウェイオアシスと海浜公園が隣接するレジャーの中心地

ドライブの際に立ち寄る高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア (PA)。民営化以降、サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。この“SPめし”では、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを廻ってオススメのご飯を紹介しています。今回は北陸自動車道下り・徳光PA「地場物食処」です。

出汁にこだわった「金沢おでん定食」や「徳光定食」大人気

2024年1月1日、石川県の能登半島を中心に起こった能登半島地震。観光地の輪島や珠洲などでも甚大な被害が発生し、現在も復興に向けて一歩一歩着実に歩んでいる。今回紹介する北陸自動車道上り(米原方面)の徳光PAは石川県白山市にあるパーキングエリア。スマートICで高速道路の出入りができるだけでなく、ハイウェイオアシス「はくさん街道市場」が併設されているのが特徴だ。

さらに、上り線と下り線は歩道橋で行き来できるので、日本海に面した海浜公園にも行くことも可能。買う、休む、遊ぶが1カ所でできる施設となっているのだ。また、スケールは小さいもののドッグランも併設されているので、人だけでなくペットも癒してくれるスペースもある。

徳光PA下りは大型35台、小型55台という中規模の施設だが、ビジネスドライバーから支持されているPAだ。「地場物食処(じわもんしょくどころ)」と呼ばれるフードコートは、ビジネスドライバー向けのメニューに加えて、地域に根差したメニューも豊富に取り揃えている。

また、この「地場物食処」では、丼やカレーを除く定食メニューはごはんのおかわり無料という嬉しいサービスも展開しているのだ。本命は、大根やちくわに加えて赤巻や車麩など金沢ならではの具材を使用し、出汁にもこだわった金沢おでん定食850円だったのだが、残念ながら売り切れ。おでんや唐揚げといった人気のおかずが盛り合わせとなる徳光ランチ850円も間に合わなかった。

地域の名産のカニカマの天ぷらをのせたうどんは濃い口出汁で絶品

そこで店員さんに、ご当地のものを使ったメニューでオススメはありますかと聞くと、能登に本社のあるスギオのカニカマを使った徳光うどん・カニカマ天690円をオススメされた。カニカマ好きなので、生卵100円をトッピングして天たまうどんをオーダー。

メニューにはバラ天という目にしたことがないメニューがあった。バラ天というのは天かすを集めたもので、たぬきうどんの派生メニューのようだ。カニカマ天は、丼からはみ出るほどのサイズで、ズワイガニというよりはタラバガニのような存在感がある。

カニカマ天は揚げたてで、スープに浸かっていないところはカリフワの食感が楽しめ、スープに浸すと出汁がプラスされ美味しさが倍増する。澄んだスープは見た目とは異なりしっかりと出汁が利いた濃い口の味付け。このスープにうどんがよくからみ食が進む。うどんものどごしがよくつるつるっと食べられて完食してしまった。カウンターにはジャーが置かれていて、定食をオーダーした人はおかわり自由。多くのビジネスドライバーがエネルギーチャージのためご飯をおかわりしていた。

ショッピングスペースは、「地場物土産処(じわもんみやげどころ)」と名付けられ、石川県の「良いもの」が集められている。おみやげとして地元で長く愛されている「圓八のあんころ餅」や「竹内のみそまんじゅう」など人気商品を揃えている。

また、「がんばろう能登コーナー」では能登半島の復興を応援する取り組みとして、能登の魅力が詰まった商品を用意。家庭で手軽に楽しめる「能登おでん」や天ぷらとして食べたばかりのスギヨのカニカマも販売されていた。おみやげなどの購入で能登の復興を応援できる取り組みは応援していきたい。

モバイルバージョンを終了