「Kブレイク」が切り込んだ王道スタイル
時代を経ても絶対に色褪せないカッコ良さ
「Kブレイク」のエアロブランド『JDMコンプリート』からトヨタ200系クラウン用キットが遂にデビューした。
お披露目したばかりにもかかわらず、すでに想像を超える反響を得ている。
「街乗りしてナンボ」の王道スタイル。誰もが忘れかけていたVIPカー本来のカッコ良さを、このエアロパーツが思い出させてくれた。
「Kブレイク」は、業界の潮目を変えるかもしれない。そんな予感をさせる注目作だ。
恐ろしいほど存在感がある。「あのクルマは一体何者なんだ」。
よくよく考えると、本来、VIPはそういうものだった。
アウトロー。メイン通りは似合わない。
強烈なイカツさゆえに誰の目にも留まるのだが、危険な匂いを感じ取り、誰も近寄って来ない。
正しく、路地裏のヒーローだった。
そんなVIPの原点を思い出させたのが、Kブレイクの200系クラウン用エアロだ。目を引くような派手さはないが、それが逆に恐ろしいほどの存在感に繋がっている。
シリーズ名は『JDMコンプリート』。この新シリーズは今年の東京オートサロンでデビューした。第一弾は18系クラウン。今回披露した200系クラウンは第二弾ということになる。改めて『JDMコンプリート』はどのようにして誕生したのだろうか。
若いオーナーのために王道デザインを提案
「製作のきっかけは色々ありますが、一番は今の時代に王道的なエアロが必要だと思ったから。もっと分かり易く言うと、若いオーナーたちのためです。
正直、これからVIPをやろうとしている人たちには、今流行りの派手なエアロはハードルが高すぎる。だから、原点に立ち返って王道的なスタイルを提案することに決めたんです。
サラッとしたデザインなんでガンガン街乗りできるし、たくさんイジる余地を残しているので、後々、自分好みに味付けすることだってできる」
「こんなことを言うのはおこがましいですけど、僕らはもっとVIPを広めていかないとっていう使命感もある。より多くの人にVIPを認めて欲しいし、実際に乗って欲しい。そのきっかけ作りも自分の仕事かなって思っているんです」とKブレイクの大林サン。
ここ数年、ドレスアップ業界では派手なスタイルを提案するメーカーが多かった。
Kブレイクが見せつけたような「王道」は珍しい存在。王道が珍しいというのは変な感じだが、それが事実だった。この200系クラウンは流れを変えるかもしれない。
これからVIPを始めようとしている人たちはもちろん、VIPを分かっている人たちも、この雰囲気にやられる可能性が高い。
もう一度、じっくり見て欲しい。Kブレイクの200系クラウンを見て、あなたの心に突き刺さったものは何か。
高級感、イカツさ、怪しさ、シンプル、重厚感……。好んで純正のままで乗っている人には大変申し訳ないが、この200系クラウンは純正とは比べものにならないほどのカッコ良さがある。
そして、「すごい」とか「個性的」など、そういった類の感想もない。これが王道の魅力なのだ。
10年、20年、大袈裟に言えば100年。時を経ても、王道的なカッコ良さというのは色褪せない。このエアロを買って乗り回し、そして、歳を取ってふと、当時の写真を目にする。
きっと、「俺のクルマはカッコ良かったな」としみじみ思うに違いない。苦笑いしながら、「若気の至り」などの一言で片付けられるクルマとは全然違う。
フロントバンパーは一本バーを備えた開口部、小振りなダクト、両端ギリギリに収めたフォグランプで構成。もちろん、張り出しを効かせたリップもポイントだ。
そして、200系オーナー以外は気付かないかもしれないが、グリルやヘッドライトの下のラインも修正している。
ここは純正を生かすメーカーが大多数だが、Kブレイクはこだわる。このシャープな雰囲気はそこまでやっているから生まれたのだ。
今後、Kブレイクは200系クラウン、先にリリースした18系クラウンを皮切りに、レクサスのLS前期、GS前後期、LS中期、LS後期の順番で攻勢をかけていく。
Kブレイクが本気で舵を切る。となれば誰もが想像する通り、業界の流れが王道やシンプルに変わることは間違いないだろう。時代が変わる夜明け前。『JDMコンプリート』を纏うならブーム直前の今が一番だ。
フロントバンパー |
¥97,200 |
サイドステップ |
¥75,600 |
リアバンパー |
¥86,400 |
上記3点セット |
¥237,600 |
フォグランプ |
¥32,400 |
フロントグリル |
¥48,600 |
ボンネットスポイラー |
¥43,200 |
ルーフスポイラー |
¥43,200 |
リアウイング(3P) |
¥59,400 |
フロントフェンダー |
¥86,400 |
K.BREAK TEL072-931-1000 http://www.k-break.com
(レポート:VIPスタイル編集部)
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