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「豆腐屋のハチロク」を86後期で完コピ! 今ドキ女子が「86&BRZ」にどハマりした理由って何?

「FUJI 86Style with BRZ」に全国からファンが集合

 2021年6月6日(日)に富士スピードウェイで開催された「FUJI 86Style with BRZ」。全国からトヨタ86やスバルBRZ、そしてAE86が集結するイベントとして人気を博している。パレードランや有名ドライバーのトークショー、愛車自慢駐車場など多くの催しを開催。さらにメイン会場に隣接するパーキングには車種別専用駐車場、女性オーナー専用駐車場などを用意。当日は雨が降ったり止んだりというあいにくの天気だったが、それでも86&BRZファンの熱気で会場は大盛り上がりだった。その中でひときわ気になったのが「女性オーナー専用駐車場」だ。女子たちは86&BRZのどこに惹かれ、どのようにカーライフを楽しんでいるのだろうか? 5人の女性オーナーに直撃取材をしてみた!

イニD大好き女子が作る昭和と令和の融合86

 中学生のときゲームセンターで男の子たちに混じって楽しんでいたのをきっかけに、イニシャルDが大好きになったというネギさん。

 最初のクルマは仕事の関係上、アクアG’sに乗っていたそう。転職をきっかけにMTのスポーツカーに乗りたいと考え、新車で86後期を手に入れた。2020年3月に購入後すぐにラッピングに着手。大好きなイニシャルDのAE86を彷彿とさせるスタイルを作り出している。

 サイドミラーとドアの取っ手部分を黒にしているのもAE86に近付けるため。ウインカーもFRS用を取り寄せて、フォグのイエローの色味にもこだわっているのがポイント。しかしこうした見た目以外はドノーマル。これにも理由がある。「イジったら86らしさがなくなるかもしれないと思っています。まずはドノーマルでこのラッピングで86のよさを伝えたいんです。楽しめる程度で少しずつクルマを仕上げていきたいですね」いずれマフラーを1本化したりボンネットを黒にしたり、エンジンを換えたりもしたいそうだ。

 また、最近入手したワタナベのホイールにもこだわりがある。AE86っぽいムッチリ感を出すため、16インチにインチダウンしていること。ここまでイニDが好きだけれど、AE86ではなく、あえて86後期でその世界を作り出しているのはオリジナリティがあっておもしろい。

「このクルマは最後まで乗るつもりです。一生乗れたらいいですね。少なくてもチャイルドシートを載せられるくらいは乗り続けたい。きれいに魅せるクルマとして付き合っていくつもりです」

まだ半年でも86に乗るのが楽しいと語る21歳女子

 最初に話を聞いたのは半年前に86を購入したばかりという、21歳のほたるさん。

 免許を取ってからクルマに興味を持ち始め、スポーツモデルに乗りたいと思ったそうだ。お姉さんが86に乗っていてカッコいいなと自らも86を手に入れた。半年乗った現在は86が大好き。「ちょっと出掛けるだけでも乗りたくなります。仕事の通勤にも使うので毎日乗っていますね。86は名前と見た目の雰囲気が大好きです」とほたるさん。

イカつ過ぎない柔らかいラインのスタイルが好きとのこと。もともとゴールドのホイールが欲しくて、デザインが気に入ったエンケイのPF05を選択。その他、テインの車高調やTRDのフルエアロなど、最近一気に投入した。今後はヘッドライトとテールレンズを交換したいと考えているとのこと。「少なくとも5年は乗ると思います。このイベントも来年また来たいと思っています!」

パーツの選択肢が広いのも魅力と話す姉の86

 ほたるさんの実姉であるそらさん。

 1年半前に86を購入した。カタチが好きというのと安かったからという理由で選んだそうだ。旦那さまが以前インプレッサに乗っていて、ダメになってきたので買い換えようというのがきっかけ。クルマ好き夫婦で、今回はそらさんの好みに仕上げようと決めたとのこと。TRDのフルエアロに足元はボルクレーシングのTE37。オーソドックなスポーツスタイルに、内外とも赤を差し色に取り入れているのがポイントだ。

「MT車に乗りたいと思っていました。やりたいことはひと通り全部やったつもりです。マフラーはGReddyを選びましたが、今後強いてやるなら、エキマニなども入れて、気持ちいい走りをしたいですね」とのこと。

GTウイングが大好きな女子のシンプルメイク

 86&BRZの見た目が大好きというあやさん。以前は普通の軽自動車に乗っていたそうだが、2年前に中古のBRZに乗り換えている。

本当は以前からリトラクタブルライトの180SXが欲しかったそうだが、ベースの状態を考えて諦めたそうだ。社外ステアリングに水中花のシフトノブというインテリアも個性的だが、エクステリアにもガッツリ力を入れている。もともと装着されていたエアロパーツに組み合わせたオリジンのGTウイング。友人がいらなくなったものを譲ってもらったそうだ。

「私がGTウイング好きで装着しました。女子では少ないですよね。個性が出ていいと思っています」とあやさん。足元にはウェッズスポーツのSA15R。これはレガシィに乗る彼氏が友人から譲り受けたものを、どうしてもこれが履きたくてもらったとのこと。徐々に理想のスタイルに近づいているようだが「次は車高を下げたいですね。車高調が欲しいんです」と今後の予定を語ってくれた。

 早朝に出発して富士に到着。取材したころ(11時くらい)にはすでに会場をくまなく見て回りちょっと疲れたと言っていたあやさん。このイベントが今後のクルマ作りの参考になったかも?

MT&サーキット好きな女子が手に入れた限定車

 ブリティッシュグリーンがひと際目を引くあずきさんのトヨタ86。以前乗っていたAE111レビンが古くなり、乗り換えを考えていたときにこの限定車が登場。

すぐさま新車での購入に踏み切ったそうだ。「乗り換えるなら次は86と決めていました。2ドアのスポーツモデルが好きですし、AE111に続き、MT車に乗りたいと思っていたので。サーキットにも行けるようなクルマと言ったら86かな、って思いました」とあずきさん。86に乗って「なんて快適なんだ」と乗り心地に感動したそうだ。AE111では富士スピードウェイを走ったり、ジムカーナに参加していたそうで、86でもこうしたカーライフを楽しみたいとのこと。

「まだまだ下手なので、まずはノーマルで走って腕を磨いてからクルマをイジり始めたいですね。でもとりあえずマフラーかホイールは欲しい。どちらにするかずっと迷っています。でもやっぱりマフラーかな? 大きめの音量が好きです」とのこと。今後のあずきさんのサーキットライフと86のチューニングが楽しみだ。

86&BRZは楽しみ方がいっぱいで楽しすぎる!

 今回紹介した素敵なクルマ好き女子たちの86&BRZ以外にも、シンプルにライトチューンしたクルマやGT300クラスのレプリカを思わせるスタイル、そして独自の路線を突き進む個性派まで、幅広いカスタマイズが勢揃いしていた。

愛車自慢駐車場や車種別駐車場に停まっていたクルマたちを写真で紹介しているので、ぜひそちらも見ていただきたい。クルマ好きがカーライフを楽しむベース車両として、86とBRZは今後も人気が上昇していくことだろう。

 

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