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「伸びしろ」ハンパない! ちょっとイジるだけで燃費や乗り心地が激変するミニバンチューニング7選

スポーツカー以上に効果があるケースもある

「チューニング」というとスポーツカーの専売特許で、同じカスタマイズでもミニバンやSUVではチューンナップ=性能向上というより、ドレスアップ的なイメージがある。

 しかし、クルマの機能を向上させるという面では、スポーツカーでもミニバンでも理屈は同じだ。スポーツカーで効果のあるチューニングは、ミニバンにだって効果を得られる。その代表的なメニューをいくつか紹介してみよう。

補強バーの追加

 タワーバーやロアブレースといった、ボディ剛性を上げるための補強パーツはミニバンでもかなり有効だ。ミニバンはリヤゲートやスライドドアなど、ボディの開口部が大きいので、むしろこれらの補強パーツはスポーツカー以上に効果があるケースも!

 スライドドア周辺やリヤメンバー、TRDのパフォーマンスダンパー、ドアスタビライザーなどは、車両応答性の向上にかなり効果的といえる。

エアロパーツ

 車体が大きく、前投影面積の大きいミニバンは、空力パーツの影響が大きい。とくにルーフスポイラー(テールゲートスポイラー)は、ルーフ後端で空気が大きく剥離して、空気の渦の発生を軽減するので、クルマの安定感が増し、空気抵抗も小さくなるので燃費も良くなる。またフロントスポイラーとサイドスカートを組み合わせることで、リフトフォース(揚力)を低減する効果もある。

 ただし、リヤエンドスカートを加えてしまうと、ボディ下面の気流が滞り、渦か発生し空気抵抗が増してしまうので要注意(ディフューザータイプならOK)。

シート

 ミニバンにフルバケットシートというのはミスマッチかもしれないが、リクライニング機能付きのセミバケットシートへの交換はわりとおすすめ。ドライビングポジションが良くなり、ホールド性もアップして、ロングランも楽になる。シートのグレードアップはどんなクルマにもプラスだ。

タイヤ&ホイール

 走りをよくしたいというのなら高性能タイヤを履くのが一番! 各タイヤメーカーからミニバンに特化した高性能タイヤが発売されているので、いまよりワンランク上のタイヤをチョイスすることで、グリップ性能、ハンドリング、安心感、乗り心地などを改善させることが可能だ。

 またミニバンはタイヤやホイールのサイズが大きいので、軽量ホイールに交換するメリットも大きい。乗り心地、燃費などの変化は体感できるはずだ。

サスペンション

 乗り心地を大きく左右するサスペンションもいじりがいがあるパーツ。ふわふわ感を押さえ、シャキッとさせるサスペンションや、減衰力を調整できるダンパーなど、目的に合ったサスを選べば、ミニバンだって走りが楽しくなる。

 また、ダンパーの良し悪しは、意外に直進安定性にも影響するので、劣化した純正ダンパーを交換するだけでも効果は大きい。ダンパーは消耗品なので、リフレッシュを兼ねてよりよいサスペンションを探してみよう。

スロットルコントローラー

 電子制御スロットルのクルマなら、スロットルコントローラーなどの電子パーツもおすすめ。絶対的なパワーは変わらなくても、アクセルレスポンスはいじれるので、追い越し加速の鈍さや、もっさり感は解消できる。またモードの切り替えで、スポーティにもなれば、ノーマルモード、エコモードといった具合に調整可能。

マフラー&エアクリーナー

 そのほか、マフラー・エアクリーナーなどの吸排気系も定番のチューニングといえる。音量規制の問題などもあり、交換したからといって劇的にパワーやレスポンスが変わるわけではないが、吸排気音の変化(音量より音質)と、マフラーであればリヤビューを引き締める視覚的効果も狙えるので、合わせ技でチューニングするのもいい。ただし、音量や籠もり音の有無などはよくよく吟味して選ぶようにしよう。

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