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「Gクラス」ルックのスズキ「ジムニー・シエラ」はオフロードを走れるか? オーナーにROWEN仕様で悪路を走破できるテクニックを教えてもらいました

ジムニーシエラのフロントマスク

フロントマスクは迫力の造形

見た目だけじゃなくジムニー・シエラらしさも追求した1台

 2022年6月19日に「A PIT オートバックス東雲」で開催されたモーニングミーティング。第31回目のお題は「ジムニー」だ。朝7:30よりスタートと、早朝&自由参加のミーティングにもかかわらず、会場には90台以上の新旧ジムニー&シエラが集結。カスタムの方向性も、ガチな岩山も登りそうなオフ系から、今人気のアウトドアやシティクルーズの似合うストリートスタイルまでさまざま。幅広いジャンルを見ることのできる楽しいミーティングとなった。

低車高とオフロード走行を両立するため足まわりを進化させた

 そんななか、ラグジュアリーなフォルムの「ROWEN」のエアロをまとった1台をピックアップしたい。ROWENといえば、国産車だけでなくスーパーカーのカスタムも手がけることでも知られている。だが、高級車だけではなく、コンパクトからフルサイズのSUVのボディキットも積極的に製作。このシエラは、同社が手掛けるメルセデスベンツ・Gクラスのボディキットを彷彿とさせる、優雅でラグジュアリーなスタイルに仕上げている。

 オーナーのAさんは、ROWENのコンプリートカーが「カッコイイ」とひと目惚れし購入を決意。購入後まだ1年経っておらず、ボディキットなどは加工せずにそのままを楽しんでいるが、ダウンスプリングだった足まわりのみボルドワールドのエアサスに交換している。「ボルドワールド(BOLD WORLD)」といえば20年以上の歴史を誇るエアサス業界では老舗メーカーのひとつ。クオリティの高さから、ドレスアップ&カスタムオーナーに長年支持されている。

「コンプリートカーなので納車時すでにフルエアロと、足まわりには2インチのローダウンスプリングが装着されていました。ただそれだと車高が低すぎてオフロードは走れず、ストリートオンリーの仕様になってしまうのです。せっかくオフロードも走れるシエラを買ったので、何かいい方法はないかと思い、ネットやSNSなどを検索して辿り着いたのがエアサスでした」とAさん。

 エアサスブランドについても、よく知らなかったためネットで調べ上げ、オンロードもオフロードも走れると謳っていたボルドワールドにしたという。装着時はとくに大幅な加工など必要なく装着できることも決め手になったそうだ。

エアロに合わせたホイールは絶妙なツライチを演出

 また、納車時より変更なく装着しているホイールが、「WORK CRAG GALVATRE(ワーク・クラッグ・ガルバトレ)」の16インチ。こちらも3ピース構造の高級ホイールで、リムやインセットなどのサイズラインアップは豊富だ。ディスクカラーも設定色だけではなく、オプション設定があり、多彩な色から選べる「カラリズム」に対応している。シエラのワイドフェンダーでも、ワイドトレッドスペーサーなど付けずとも、ホイールのみでツラまで寄せることができる。

 装着したエアサスは付属のリモコンだけではなく、スマートフォンでもUP/DOWNの操作が可能。そのため、イベントやミーティングなどでは車高を上下させて楽しんでいるそう。もちろんそれだけではなく、目標だったオフロードにも赴き、デビューも果たしている。

「MAXで3インチまではUPしていない程度。この状態で走れるオフロードコースには限りがあるのはわかっています。ですので現時点では初心者のオフロードコースで楽しんでいます。川も入っていい程度の深さを選んで遊んでいますよ」とAさん。

 ほとんどの人が川はもとより、オフロード走行すらしない人が圧倒的に多いなか、Aさんのシエラは、フルエアロを装着しながらもスイッチひとつでローダウンができ、さらに車高を上げればオフロードも走れる。特性を存分に活かしてクルマ遊びを満喫しているのだった。

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