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年齢差25歳! アバルト「595」とフィアット「バルケッタ」オーナーの関係は? 世代を超えて楽しめるのがイタリア車なのです!

2019年式アバルト595コンペティツィオーネと1999年式フィアット・バルケッタ

ビーナスラインに2台連れだって参加したフィアット&アバルト

「若者のクルマ離れ」という言葉がメディアを賑わせるようになって久しいが、じつは現在30歳前後の世代は親の影響もあってか自動車趣味人が多く、さまさまなイベントで存在感を放っている。

ちょうどいい左ハンMT車を探してアバルト595に行き着いた

 2022年10月23日に長野県は女神湖の近くにある蓼科野外音楽ホールで開催された「FIAT & ABARTHでビーナスラインを走ろうの会 秋の陣 2022」に愛機の2019年式アバルト「595コンペティツィオーネ」で参加した雅さんも32歳という年齢であった。

 アニメの影響で新世代のトヨタ「86」のことが好きになったという雅さんは、まず86のMT仕様を買い、その後、BMW「MINIクーパー」のAT仕様をゲット。スポーティなニューMINIとの生活を楽しんでいたが、あるとき左ハンドルのMT車が欲しくなり、2022年6月に3年落ちで走行5000kmぐらいの良質なアバルト595コンペティツィオーネを購入したばかりだ。

 走りのいい左ハンドル車を日夜探しながら何がイイかなぁ~と思っていたら、ボディの大きさがちょうどよかったアバルト595に辿り着いたのだという。

将来はアルファにステップアップ(?)を狙う

「アバルトは、見た目がカワイイところが好きです。アルファ ロメオの“ジュリエッタ”も欲しかったのですが、狙っていたグレードは並行モノしかなくて、595のコンペにしました。いまはASSOの特注BBSホイールや75パフォーマンスのフロアブレース センター、パフォーマンスアンダーシートプレートなどを装着したアバルトのあるカーライフが楽しいので考えていませんが、やはり、将来的にはジュリエッタとかに乗りたいですね」

 595のコンペは、パーツをひとつ装着しただけでも乗り味がガラリと変わることを実感しており、今後、足まわりをどういう方向でモディファイしようか? とあれこれ考えているそうだ。もしかすると、アバルトが面白すぎて、雅さんがアルファ ロメオに乗りかえることはないのかもしれない。

走りの楽しいバルケッタは8年半で10万キロ走破

 イベント会場で雅さんの595の真横にフィアット「バルケッタ」が停まっていたので声をかけてみたら、雅さんの父親の高校時代の同級生の愛機だった。

「雅くんに誘われ、彼の付き添いで来ました。このバルケッタは1999年式の前期型リミテッドエディションで、レザーシート仕様です。来年の4月で、購入してから9年ぐらいになります。以前はトヨタ“ハリアー”に乗っていましたが、本当は昔からロードスターが欲しかったのでバルケッタを買いました」

 そう話してくれたオーナーの小林さんは現在57歳で、たまたまバルケッタの良い個体が出てきたので購入したのだという。買ってすぐに幌を交換し、リヤをスモークにしたので夏も暑くないそうだ。

「購入時は3.7万kmだった走行距離が14万kmになりました。サスペンションはコニ。マフラーはソルパッサーレ。そして、アバルト500初期モデル用のPCD98ホイールを装着しています。ウォーターポンプは2回交換しました。ヘッドライトは4つめぐらいで、懇意にしているファクトリーが混んでいたり、パーツが入手できなかったりするので、現在ヘッドライト交換ですら1年待ち状態です。2021年の9月にオーダーしたKWのサスペンションを装着するのも、ファクトリーと半年間の調整が必要でした」

 調整は済んでいるものの、取材時にはまだKWのサスペンションが装着されていなかったので、今後も小林さんのゆったりとした時間軸でのバルケッタライフが続いていくことだろう。

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