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トヨタ「70スープラ」前期型だけで8台所有! 学生時代のクルマに復帰したらハマった幸福な「沼」とは

1986年式トヨタ・スープラGTツインターボ

「スープラ全国ミーティング2022」に歴代スープラが集結

 2022年11月20日に富士スピードウェイで開催された「スープラ全国ミーティング2022」。歴代トヨタ「スープラ」のみのイベントとして、全国からさまざまなスープラとオーナーが参加した。形式ごとに整然とスープラが並べられた会場にはチューニングメーカーやショップのブースが出展されたほか、ヘリテージパーツのトークイベントや盗難防止セミナーなども行われた。そんな会場から、熱いスープラ愛を感じさせてくれるオーナーと愛車を紹介しよう。

学生時代の思い出のクルマを再度購入してみたら

 北米では「スープラ」の名称が1970年代から使用されていたものの、日本国内で「セリカ」の名称を離れ初めてスープラの車名が採用されたのが、1986年デビューのGA70型だ。その最初期モデルである1986年式GTツインターボでイベントに参加していたHonyoさんに話を聞いてみると、学生時代にアルバイトして購入したGA70に乗っていたのだとか。

 そして一度はスープラから離れていたそうだが、あるとき学生時代にGA70と友人たちとで撮った写真を発見。それをもう一回やりたいとの想いから再度GA70を購入したことがキッカケとなり、今では自走可能6台(ナンバー付き5台)、部品取りが2台で合計8台、GA70の前期モデルを所有しているのだった。

「久しぶりに乗ってみて、重いし、遅いし、風切り音うるさいしと、そんな感じでしたね。でも、全然イヤじゃなかったんです。こういうクルマに乗ると、部品がなくなるって強迫観念に駆られるじゃないですか。で、部品目当てにいろんなクルマを見ていたらどんどん増えていって、気がついたらそれも直してて、珍しい色やね! ってなったらまた買って。今ちょっと大変なことになってます。完全に趣味ですね。お尻のライトのカタチと、フロントのカタチが前期と後期では別物なので、前期しか興味がないですけどね」

最初期のみのボディ色「ノーブルトーニング」が決め手

 イベントに参加した1986年式のモデルは約3年前に購入したそうで、GA70型の最初期にしか設定されていなかったツートーンの「ノーブルトーニング」という希少なボディカラーが購入の決め手になったのだという。

 状態はそれほど悪くなかったそうだが、エンジンを降ろしてオールペンを決行。またロングドライブした際にオーバーヒートを起こし、ラジエター修理とエンジンOHも行っている。そのほか、カーステレオの不調で交換などは行ったそうだが、多くの部分はオリジナルパーツをキープしているという。ちなみにHonyoさんが所有しているモデルは、全てノーマルなのだとか。

「パーツは部品取り車に加えて、GRヘリテージパーツである程度手に入るのと、アメリカでMA70の部品がまだ出るんですよ。あとは、ヤフオクで見つけたときに買う感じですね。そういえばラジエターが出なくなったかな。でも、こないだオーバーヒートしたときに買い溜めしてあります」

あのころ乗ってたクルマに乗りたいだけ

 もう少しでデビューから40年が経とうとしているGA70、しかもその前期型しか興味がないというHonyoさん。足グルマは所有しているそうだが、そのほかのクルマをコレクションに加える気はあるのだろうか。

「銀の80型ですかね。これも昔乗ってたんですよ、学生時代に。あのころのわれわれってスープラかソアラじゃないですか。なので乗るなら80か、やっぱり乗っていた30のソアラ。単に昔乗ってたクルマに乗りたいだけなんです」

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