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SDGsに関心ある人を中心に、いまネットで注目されている「アドパワー」を実際に編集部で試してみました〈PR〉

F11 535iツーリングにアドパワーを装着。2枚使用した

いま巷で話題のアドパワーとは?

 静電気抑制効果を狙ったパーツは、現在、確実に性能向上が望めるアイテムとしてトヨタをはじめとして自動車メーカーが本気で開発を進め発展を遂げている最中だ。ここで紹介するアドパワーも、理論上は静電気抑制効果を最大限に引き出すことを目的にしたアイテムである。しかし、基本的な考え方と掲げる効果はトヨタ自動車と同じであっても、アドパワーは吸気系における静電気抑制効果を狙っている点において大きな違いがある。

 このアドパワーだが、最近ネットで注目を集めており、気になっているAMW読者も多いだろう。そこで詳しい説明の前に、AMWスタッフが仕事で普段遣いしている車両に装着して(貼り付けて)、その効果を試してみることにした。

実際に使用した感想は?

 今回、装着したのは、3リッター直6エンジンを搭載したBMW 5シリーズ。装着後、2000kmほどをこれまでと同じように撮影のための機材車として使用した感想をレポートしよう。ただし、これはあくまでも個人の感想なので、すべての車両で同じ結果が出るというわけではないことを、予めお断りしておく。

「アドパワー装着後、実際に燃費が上がりました。驚くことにおよそ1〜2kmぐらいよくなりました。その理由を考えたのですが、パワー感はそんなに体感できませんでしたが、エンジンレスポンスが若干良くなったせいか、アクセルペダルの踏みかたが緩やかになったみたいです。それで無駄にアクセルペダルを踏まなくなったことが燃費アップに繋がったのかと思います」

 また、ほかのスタッフが国産ミニバン(4気筒エンジン搭載)に装着してみたところ、エンジンレスポンスの向上やパワーが増したような違いこそ感覚的には得られなかったものの、高速道路を100km以上クルーズコントロールで走行して比べた結果、燃費計の数字がほんの少しだけ伸びた。ただし、これも全くの同条件での比較ではないので、もう少し検証してみなければならないだろう。

トヨタ自動車のアルミテープとの違いは?

 実はアドパワー・ソリューションズは、トヨタ自動車が着目する以前から静電気抑制パーツの開発を進め、トヨタ自動車のアルミテープが話題となった2017年の時点では、すでに吸気系の静電気抑制効果を高める装置として特許を取得していた。

 また、構造についても大きな違いがあり、アドパワーはアルミテープではなく、金属箔を含む特殊合金とグラスファイバーを中心に構成した素材を3層構造で組み合わせている。これは最大の静電気放出効果を引き出しつつも、長期間に渡ってその性能が継続できる構造工夫だった。

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●本来の目的は「排出ガス削減」

 アドパワー開発段階では、その効果と性能を詳しく分析するために、東海大学工学部機械工学科の落合成行教授に実証を依頼。吸気系統で一番帯電しやす場所を割り出すために130箇所もの帯電テストを繰り返し行った。その結果、狭い空間から広い空間へとエアが急激に変化するポイントが一番帯電しやすいことが判明。アドパワーを貼る場所としてエアクリーナーボックス上部が一番最適というデータから検証実験を開始した。

 色々と条件を変えながら行ったテスト結果は、アドパワーを貼らない状態では約2000ボルト近くまで帯電した状態になることが判明。そして、アドパワーを貼ると、それが割合として50~90%まで静電気を抑制できるという実験結果を得たという。つまり、アドパワーは静電気を確実に抑制、放電させることで空気の流れそのものを改善させる高い効果が得られると、実証実験によって見える形で証明されたわけだ。

 この静電気抑制効果の狙いは、エンジン内部の燃焼効率を最適化し、アクセルレスポンスやスムーズな発進加速を得ることを目的にしたものではない。むしろ、それは効果の副産物であり、本来の目的は排出ガス削減にある。

 日本の自動車産業界では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて低炭素な合成燃料の開発が進められている。しかし、合成燃料の大規模生産を実現するにはハードルが高く、また課題が多い。そこで、エンジンの燃焼効率改善作用によって燃費の向上、排出ガスの削減に繋げようというのがアドパワーの狙いなのである。

 実は、アドパワー・ソリューションズでは、2019年、大気汚染が社会問題化するモンゴルで、首都ウランバートル市の市営バスに導入を開始。導入後、現地車両での排ガス測定試験では、黒煙(PM2.5)濃度が減少したというデータが報告されている。こうした観点からも、安価で取り付けが簡単なアドパワーは、今すぐ始められるCO₂対策グッズとしても注目すべきアイテムといえるだろう。

 ちなみに製品寿命については2年間とされている。だが、アドパワー・ソリューションズの話では、製品の性能は2年でゼロになるということではなく、この製品には2年間の保証を付けており、2年を目安に交換を推奨しているということであった。

 また、アドパワーの高い静電気除去技術は音響装置にも優れた効果を発揮してくれる。それを気づかせてくれたのが、日本レコーディングエンジニア協会副理事長であり、また、エイベックス・エンターテイメントチーフエンジニアの森元浩二さんだった。元々はクルマが好きで、たまたま目に入ったアドパワーを購入し、愛車に装着。静電抑制がこんなにも高い効果が得られるものかと驚いたらしい。そして、職業柄なのか、ふとこの原理は音響にも使えることを思い付く。そこでクルマ用のアドパワーを再び購入し貼ってみると、これが思っていた以上にクリアに聞こえることを発見。そのことに驚き、アドパワー・ソリューションズに連絡。そこから、森元浩二さん監修のもと、アドパワーソニックという形で製品を完成させた。

 もちろん、このアドパワーソニックは、レコーディングのプロだけが判別できる音域だけでなく、一般の人にも伝わる音の低域、高域、拡散度が増すアイテムとしてリリースされている。スピーカーに貼るだけで、空気への振動の変換スピードが素早くなり、臨場感のあるクリアなサウンドへと変換してくれる。オーディオ好きにとっては特に魅力的なアイテムだ。

■製品紹介
AdPower
・価格:2280円
・サイズ:27×75×1mm
・重さ:2g
・使用年限:2年
・普通乗用車用(ガソリン・ディーゼル共用)
・必要個数:排気量と馬力によります
特許第6176759号 燃焼装置用積層体および燃焼装置
特許第7142372号 積層体及び吸気装置

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