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スバル新型「クロストレック」はアウトドアに何人で行ける? 2〜3名なら十分な積載能力を持ってます!

スバル・クロストレックのフロントマスク

春~秋の季節なら4名乗車でも荷物をしっかりと積み込める

 スバル最新のクロスオーバーモデル「XV」あらため、世界共通のネーミングに変更されたクロストレックは、果たしてアウトドアに向いているのだろうか。答えは、速攻、YES! である。先代のXVもそうだが、2名乗車でのアウトドアには文句なしに適合する。

本格SUVに遜色ない走破性を備えている

 まずは走破性だ。スバル自慢のシンメトリカルAWD、本格的な最低地上高200mmのほか、脱出性能に優れるXモード、ヒルディセントコントロールなどを用意。アウトドアフィールドまでのアクセスに悪路、雪道があっても安心である。思い出せば先代XVのデビュー当時、軽井沢の山奥にあるスキー場の特設コースで、片側圧雪路や片側雲泥路というとんでもない坂道を走ったことがあるのだが、Xモードによっていとも簡単に登れ、下れた経験がある。しかも走り終えてタイヤをチェックすると、なんとサマータイヤだったのである。

 それはともかく、アウトドアフィールドへのアクセスという点では、オールシーズンタイヤの標準装着、最適化されたアプローチアングル/ディパーチャーアングル/ランプブレークオーバーアングルなどを含め、フォレスターなどの本格SUVに遜色ない走破性を備えていることは、XVをさらに磨いた後継車ということからも、保証されたも同然だろう。もちろん、雪道ではスタッドレスタイヤ+チェーン携帯は必須だ。

 冬のアウトドアやキャンプへのドライブでも、ステアリングヒーター、前席シートヒーターが標準装備されているから、ポカポカで心強い。無論、高い走破性や快適性に加え、アイサイトによってアウトドアフィールドへのロングドライブが安心・安全であることは言うまでもない。

2〜3名でキャンプに行くならクロストレックでも十二分

 では、アウトドアで必要な荷物の積載性はどうか。XVの各種サイズは、全長4480mm×全幅1800 mm×全高1575mm、ホイールベース2670mm、室内長1930 mm×室内幅1505 mm×室内高1200mmである。例えばフォレスターは、全長4640 mm×全幅1815 mm×全高1715~1730mm、ホイールベース2670mm、室内長2140 mm×室内幅1545 mm×室内高1275mmであるため、ラゲッジルームの積載性でもフォレスターには敵わない。

 具体的には、クロストレックの荷室容量は315L。VDA方式で先代XV e-BOXERの340Lからは減少しているが、細部の工夫で使い勝手的には同等のようだ。そして最大荷室幅は1042mm、荷室高が708mm。フォレスターは荷室容量509L、最大荷室幅1300mm、荷室高884mmであり、純粋なラゲッジルームの荷物の積載性ではフォレスターが圧倒するのは間違いない。

 だが、アウトドアやキャンプに出かけるのが2名~3名ならば、クロストレックでも十二分な荷物の積載性が確保される。とくに、5:5分割の後席を両側もしくは片側を倒したときのフラット度も文句なしであり、ラゲッジルームの容量拡大性もまた、優秀なのである(スバルのステーションワゴン造りの伝統からか)。

 もちろん、アウトドア、キャンプ用品をコンパクトにまとめやすい春~秋の季節なら、4名乗車でも荷物をしっかりと積み込めるはずである。ならばルーフレールを利用して、ルーフボックスを追加すればいい。欲を言えば、アウトドアテイスト溢れるアースカラー系のボディカラーがあるとなおいいのだが……。

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