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初代「MR2」や「10ソアラ」などをレンタル可能! 旧車好きがこだわった「Vintage Club by KINTO」とは

Vintage Club by KINTOに展示されていた初代MR2

Vintage Club by KINTOのブースではサービスなどを紹介していた

手軽に旧車ライフを体験できる貴重なサービス

2022年4月からサービスをスタートし、旧車のレンタカーサービスを展開している「Vintage Club by KINTO」。一見すると、サブスクリプションサービスなどを提供しているKINTOが運営している、趣味性の高いニーズに向けたレンタカーサービスと思ってしまうかもしれません。しかし、「Club」と名前にあるように、物好きが集まってスタートした、まさにクラブのようなコミュニティなのです。

旧車をみんなで楽しむコミュニティ

「Vintage Club by KINTO」がスタートした際に掲げられたテーマであり、現在もホームページに掲げられている言葉は次のとおり。

「Vintage Club by KINTOはみなさんとKINTOが一緒に旧車を楽しむためのコミュニティ」

その表現にあるとおり、Vintage Club by KINTOのアカウントを通じ、SNS上での各ユーザーたちのコミュニケーションが積極的に行われており、ホームページ上では一般ユーザーがレンタルした旧車の試乗記などが掲載されています。

こうしてインターネットやSNSも積極的に活用した結果、若い層もコミュニティへ積極的に参加。もっとも多い年齢層は50代だそうですが、その次に多い年齢層は20代とのこと。

仕事で知り合ったクルマ好きが始めたプロジェクト

Vintage Club by KINTOの原点は、旧車好きのクラブ活動のようなものだったそうです。もともと別の仕事で関係していたKINTOと新明工業のメンバーたちは、コミュニケーションを取っていくにつれて各々が旧車好き、クルマ好きであることが判明。そんな面々で「旧車に関する仕事ができたら面白そう」と話が膨らみ、「新明工業でレストアし、KINTOでレンタカーサービスとして展開すればビジネスとして成立するのでは?」という結論に達したとのこと。

こうして発足したVintage Club by KINTOは、コミュニティと4台の旧車──「10ソアラ」、「セリカリフトバック」、「TE27レビン」、「70スープラ」でサービスがスタートしました。現在では初代「セリカ」、初代「MR2」、「KP61スターレット」が加わって7台体制となり、ノスタルジック2デイズの会場では実際にレンタカーとして使用されているMR2が展示されました。

カスタマイズポイントも会議で決定

関わっているメンバーはクルマ好きなだけあって、会議も楽しい時間になっているとのこと。次はどのようなクルマをラインアップに加えようか、話し合うだけでも大盛り上がり。また、車種によってオリジナルの純正状態に近づけてレストアするか、当時流行したカスタマイズを施してレストアするかといった部分も議論することもあるそう。

ちなみに展示されていたMR2は復刻されたウェッズスポーツRACINGのホイールが装着されていました。取材をして話を聞いているだけで、筆者も「会議に出席したい!」と思ってしまうほど、楽しい話し合いがされているようです。

また、レンタカーとしての運用開始後も、ちょっとずつ車両のカスタマイズやレストアが行われることもあるそうで、このMR2は最近グレードや車名、「SUPERCHARGER」などの純正のステッカー類が貼られたようです。リピーターの中には、そんなちょっとした進化の違いが見られるのを楽しみにしている人もいるのだとか。

より旧車ファンと一体になれるように

Vintage Club by KINTOは、今後もコミュニティとして旧車好きとのコミュニケーションを取りつつ、取り扱い車種も増やしていきたいとのこと。また、リアルイベントの開催や、さらに一体感が持てるような施策も計画していきたいそうです。

いきなり旧車をマイカーにするのはハードルが高いかもしれませんが、旧車好きならVintage Club by KINTOのホームページやSNSを見て、そのコミュニティに参加し旧車を楽しむところから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を読んで旧車を借りてみたいと思った方、ちなみに今回展示されていたMR2だとレンタル料は次のとおり。

・8時間:2万5000円
・24時間:3万円
・以降1日:2万5000円
※最長5日間まで

24時間レンタルして、伊勢志摩や飛騨高山へ1泊2日の小旅行ドライブがオススメである。

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