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全国の保育園関係者注目! 「園バス置き去り防止安全装置」をHKSがリリース。「キー抜き取り連動式」を採用したのがポイントです

ステイタスディスプレーは、インジケーターランプで動作状態を確認できる

キー抜き取り連動式を採用

リアル展とオンライン展のハイブリッド開催となった「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」が、2023年5月24日から26日まで(オンライン展示は2023年5月17日~6月7日)神奈川県横浜市にあるパシフィコ横浜で499社の出展を集めて開催となった。行動制限が緩和されたこともあって3日間ともに盛況で、横浜でのリアル展には3日間でのべ6万3810名もの来場を集めた。

3月に販売が発表された安全装置をお披露目

「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」に出展した、静岡県富士宮市に本拠を置くHKS(エッチ・ケー・エス)のブースには、「HKS 送迎バス置き去り防止安全装置 MAMORUシリーズ」が展示されていた。

国土交通省のガイドラインに適合した送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置となるMAMORUシリーズ(降車時確認式 認定番号A-029/A-026/C-013/C-014)は、シンプルな操作でしっかりと安全を見守ることができる。異常時にはクラクション警報と緊急メールで通知、万が一のときに大切な命をいち早く救出できるというもの。

MAMORUの開発は2022年11月から、静岡・埼玉など10カ所以上の幼稚園にて実証走行を行ってきており、園からの意見や実際に運転するドライバーの声を取り入れながら、改良を重ねてきた商品だ。他社製品との違いは、キー抜き取り連動式を採用したこと。

エンジンをオフにした際に作動するエンジン停止連動式は、エンジンを停止するたびに車内の確認を行って確認ボタンを押す必要がある。しかし、給油時や掃除・整備時等、運転手がクルマから離れることなくエンジンを切る機会は多い。HKSのMAMORUシリーズは、送迎直後の完全にクルマから離れる際にキーを抜いて安全確認ボタンの操作をするだけ。

それぞれの状況に応じて、確認ボタンだけのシンプルな構成の降車時確認式「MAMORU」と確認ボタンに補助機能として人感センサーも付属しダブルで見守る併用式の「MAMORU Plus」、さらに通信型の360度ドライブレコーダーをつける「MAMORU & ROKUGA」の3タイプを用意。

緊急メール機能については、導入後24カ月は無料、それ以後は月額330円となる。ドライブレコーダーには月額1320円のWEBアプリの契約(30カ月以上)が必要となる。12V・24Vどちらの車両でも使用が可能で、対応車種は、プッシュスタート方式以外のトヨタ「ハイエース」/「コミューター」/「コースター」、日産「シビリアン」、日野「リエッセ」、三菱ふそう「ローザ」となる。

各社から置き去り防止安全装置が出てきているが、今後悲惨な事故のないように期待したい。

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