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ロータス「エミーラGT4」のデリバリー開始! トヨタ製V6エンジンは455馬力へとパワーアップ、お値段およそ3200万円から

ロータスエミーラGT4の走り

車両価格は17万9000ポンド(税金抜、輸送料別)

人気のGT4カテゴリーに新たなマシンが登場

ロータスは、新世代スポーツカーとして誕生した「エミーラ」をベースに、世界的に盛り上がりを見せるレースカテゴリーのGT4に適合させた「エミーラGT4」を開発。17万9000ポンド(約3200万円)+税金+輸送料で、2023年夏より全世界に納車開始となる。

当初の予定よりも大幅に強化されてデリバリー開始

エミーラGT4は世界中から注目を集めており、すでに多くのオーダーが入っているという。そのなかでも、イギリスをはじめとした主要ヨーロッパ諸国、中国、オーストラリア、アメリカからのオーダー向けに最初のモデルが出荷されるという。

開発を進めていくうえで、当初予定していた性能を上まわるパフォーマンスに仕立てられた。搭載されるエンジンは、ロータスがチューニングを施したトヨタ製V6エンジンの2GR-FE。ハロップのスーパーチャージャーを組み合わせ、ドライサンプ化してMotecで制御している。当初より出力は10%以上アップし、455bhpに。最大トルクは500Nmを誇る。

トランスミッションはヒューランド製パドルシフト付き6速シーケンシャルレーシングギアボックスとなり、素早いシフト操作が可能に。エアロダイナミクスも追求したことで、タイトコーナーの多いテクニカルコースから平均速度の高い高速サーキットまで対応する。さらに、競技仕様のブレーキシステムにオーリンズ製TT × ダンパー、冷却システムなどは連続周回を安心してこなせるよう強化された。

FIA公認の6点式ロールケージとシート(6点式ハーネスもセット)のほか、電子消火器システムも装備される。GT4カテゴリーへの参戦はもちろん、オプションを組み合わせることで、各地の非ホモロゲーションおよび専門レースなどにも参戦が可能だ。なお、このエミーラGT4はイギリス・ウェリングボローに新設された専用施設にて、共同で開発したRML社によってすべて手作業にて生産される。

2023年は、1948年にコーリン・チャップマンが製作したトライアルカーの初代ロータス「マーク1」誕生から75周年という記念すべき年。これまでF1はコンストラクターズタイトルを7回、ドライバーズタイトル6回のほか、インディ500でも勝利するなど輝かしい成績を残してきた。前身とも言える「エヴォーラGT4」はイギリスGT、ドバイ24時間、ヨーロッパGT、セパン12時間など数々のレースでチャンピオンに輝いている。

日本をはじめ多くの国で盛り上がりを見せるGT4カテゴリーに参戦可能なエミーラGT4。どのような走りを披露してくれるのか注目だ。

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