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三菱新型「トライトン」に早くも雪山仕様が登場!「SNOW SHREDDER CONCEPT」の立体的な4層UVプリントは点字技術の応用でした

ゴツいフロントプロテクションバーは参考出品

発売間近の新型トライトンのコンセプトカー「SNOW SHREDDER CONCEPT」

2024年2月15日に発売される三菱のピックアップトラック「トライトン」(6代目)。1月12日~14日に開催された東京オートサロン2024の三菱ブースには、その新型トライトンの市販モデルと、もう1台、スノーシーンでの冒険をイメージしたコンセプトカーが展示されていた。

スノーシーンでのユーティリティの高さをアピール

「トライトンSNOW SHREDDER CONCEPT(スノー シュレッダー コンセプト)」と名付けられたこのモデルは、ピックアップトラックとしての魅力を前面に打ち出した仕様になっている。

三菱のピックアップトラックの魅力とは、まず4WDでどんな道でも走れる。そしてオープンスペースのカーゴ部分の自由度にあるとのことで、人がクルマから降りたらすぐにスノーボードなどのレジャーツールにアクセスできて、そのまま遊びに行ける使い勝手の良さ、ユーティリティをアピール。

4WDのピックアップトラックというと、オーストラリアなどの荒野やマッドなイメージが強いが、今回三菱ではあえてスノーシーンを強調していた。

ボディのグラフィックもじつに凝っていて、一般的な土泥汚れを再現するウェザリングではなく、4層のUVプリントという手法で立体的に表現。ベースのシルバーの上に1枚プリントを貼って、その上から3層のクリア層をかけて、立体的なグラフィックを作り上げている(点字の技術を応用しているそうだ)。

いわゆる「スプラッシュ」にすると、汚く見えがちだが、このトライトンSNOW SHREDDER CONCEPTは「キレイに汚す」ことに成功していて、かなり新しい試みだ。搭載している、スノーボードの表面も同じ加工が施されていた。

アウトドアシーンでピックアップトラックが復権するかも!?

タイヤも一見、四駆用のオフロードタイヤに見えるが、じつはれっきとしたスタッドレスタイヤ(トーヨータイヤ)で、背面タイヤも追加で装着。ホワイトレターも後から加工して入れてある。

車名の「SNOW SHREDDER」は、アメリカ英語で「アクティブにスノーボードをする人」という意味。

これまで、スキー/スノーボードというと、圧倒的に「デリカD:5」などのミニバン、ワンボックス、ワゴンの出番だったが、トライトンが復活したことで、スノーシーン、マリンスポーツ、キャンプなど、アウトドアシーン全般で、ピックアップトラックのシェアが広がっていくかもしれない。

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