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受注ストップのトヨタ「ランドクルーザー300」が一部改良!?…セュキュリティ機能を向上! トヨタ初のスマートフォン連携の盗難防止機能を搭載

トヨタ ランドクルーザー300:一部改良は行ったものの、依然として受注ストップが続いている

セュキュリティ機能を向上した一部改良モデルを発表

トヨタは2025年3月に「ランドクルーザー300」の一部改良モデルを発表しました。ランドクルーザーといえば、現行型、旧型問わず高い人気を誇り、車両盗難の被害が最も多い車種です。そこで、今回の一部改良ではセュキュリティ機能の向上を中心に改良が行われています。

トヨタ初のスマートフォン連携の盗難防止機能を搭載

2021年8月に販売を開始したトヨタ「ランドクルーザー300」。人気の高さは日本国内に留まらず、グローバル市場に及んでおり、オーダー済の納車を優先しているため受注停止が長期に及んでいる。そのランドクルーザー300が、2025年3月に一部改良を実施した。一部改良は行ったものの、依然として受注ストップが続いている。

今回実施した一部改良の中で最も注目したいのが盗難防止機能の拡充だ。ランドクルーザーは現在日本で最も盗難されている車種となっている。そのためユーザーだけでなく製造しているトヨタもその対策が求められている状況だ。

盗難防止機能の拡充として、「マイカー始動ロック」をトヨタ車として初採用した。これは、「My TOYOTA+」アプリの操作によって車両の始動をロックできる機能であり、クルマを使用しない時間帯のセキュリティ向上に寄与するものである。

続いて、スマートキー測距システムを採用している。この機能はスマートキー所持者の位置を高精度に認識し、車両付近にいない場合にはスマートエントリー&スタートシステムによるドア解除およびエンジン始動を制限するもので、全グレードに標準装備されている。

さらに、これまで上級グレードに標準装備されていた指紋認証スタートスイッチが全グレードに標準装備された。そのほか、衝突被害軽減ブレーキ機能における自転車運転者への対応強化をはじめ、イベントデータレコーダーへの対応、サイバーセキュリティ対策、ディーゼルエンジン車の路上走行時排出ガス規制(RDE)への対応など、法規への適合も図られている。

全グレードに8インチのディスプレイオーディオを標準装備

メーターはオプティトロンメーターからインフォメーションディスプレイ内蔵のTFTカラーメーターに変更。GR-S、ZX、VXグレードには12.3インチ、AX、GXグレードには7インチを採用し、視認性の向上が図られている。

加えて、全グレードに8インチのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)を標準装備。さらにGXを除く全グレードにおいて、12.3インチのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)をメーカーオプションとして設定している。

法規対応を含めた一部改良であるが、中でも盗難防止機能の拡充は、ランドクルーザー300の納車を心待ちにしているユーザーにとって、これ以上ない朗報であるといえるだろう。車両本体価格は525万2500円(消費税込)〜となる。

AMWノミカタ

ランドクルーザー300は、販売開始直後から国内外で絶大な人気を誇り、現在でも日本市場では受注停止中だ。そんな中で一部改良することに疑問を感じるかもしれない。しかしランドクルーザーシリーズは現在最も車両盗難されるモデルゆえに、急いで対策を講じる必要があったと考えられる。

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